カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
菊池教会の電話:0968-25-2381

C年 年間第二十主日

2013年08月13日 | 神父様からメッセージ(C年)
昇天を祝い、天におられるマリア様、聖人達、皆のそれぞれの先祖を思って祈ります。このような天国はわたし達の心にまで及んでおり、わたし達もその天国に属しています。実は天国がわたし達の人生の目標になっています。その天国とは神様が住んでおられるところであり、神様に愛された者も住んでおり、神様を愛する人も永遠に住んで生きています。そして、そこに住む皆が大きな喜びに満たされています。皆が身近に兄弟姉妹のように生き、その中に神様に上げられたマリア様と聖人達もわたし達を愛情で包み、見守っていてくださいます。天国に神様から上げられたマリア様がわたし達の希望、理想と一緒にわたし達の苦しみと悲しみも、神様の前で、それを大きな喜びに変えてくださいます。さてある時、聖ヨハネ、マリア、ビアネイ司祭がフランスの小道を歩いていると少年に会いました。「ちょっと、すみませんがアルス市に行く道を教えてくれませんか」と司祭は頼みました。「はい!」と喜んで少年が答えました。それで、司祭も同じ情熱と喜びで「さあ、わたしが恩返しに天国に行ける道を教えてあげますよ!」と言いました。今日、聖母の被昇天にあたり、マリア様が同じ道をわたし達に教えてくださいます。
「ルカによる福音書」1・39-56 
当福音書の個所は神様が小さなものを通して素晴らしいことを成し遂げられたことを語っています。人間の救いの為に神様がなさったことを、身近に見られたマリア様が感謝と喜びで満ちた歌を歌います。マリア様が自分のいとこエリサベットを訪ねた時に神様の思いを確認することが出来ました。つまり、神様が人間の弱さを通してご自分の心の通り、偉大な思いと行いを見事に成し遂げ、清い心を持った人に表しているのです。神様の存在と働きは小さなしるしを通して皆の人生の中に起こります。それに気づき、天使の声によって確認されたマリア様と同じように、わたし達の大きな喜びのもとになっています。神様が皆の人生に関わっています。聖母被昇天のミサの典礼では、イエス様の教会もマリア様と同じように神様の働きに気付き、それを確認し感謝と喜びの歌をささげます。マリア様は日常の出来事を深く読み取って、その中に神様の働きのしるしを見出し、それを理解して大きな喜びで抱かれていました。福音書の中で記録されたマリア様の歌は、マリア様ご自身と教会の皆の喜びに満ちた感謝が豊かに表現されています。マリア様と同じように教会も現在の世界の中で、神様の存在とその救いの働きを人に示す役割を持っています。またキリスト信者を通して、神様が人類の為に神秘的な救いの計画を気付かせて確認させる任務を与えています。それを受け取って、気付き、理解する人々はマリア様と同じように喜びと感謝で、弱い自分の人生を神様に高められて歌うことが出来ます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。