mo-diary

酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

水郷柳川「白秋祭」

2019年11月06日 | まち歩き

福岡の柳川市で毎年11月2日、北原白秋の命日を偲んで行われる水上パレード「白秋祭」に行ってきました。

水郷の街として全国的に有名な柳川は「水郷柳川」と言われますが、当日のアナウンスを聞くまで「すいごう」と思い込んでいましたが、「すいきょう」なんですね。

水上パレードのイメージです。

(ネットより拝借。)

夕方18時、70艘を超える「どんこ船」が一斉に出航、水上パレードが始まります。

 

当日は船を1艘貸し切って楽しみます。

集合時刻は17時、私はせっかくなので早めに柳川に入って散策することにしました。

(西鉄柳川駅、立派。)

さっそく、歩いて10分強の「三柱神社」へ。

三柱神社は2005年に放火により回廊と拝殿などが全焼、楼門も一部焼失し、現在復興途上です。

おそらく楼門の柱と思われる木組みがありました。

三柱神社の秋の例大祭「おにぎえ」が終わったところ。

「おにぎえ」は「大賑わい」から来ているとか。

山車から大きく身を乗り出した踊り手が、お囃子とともに独特の踊りを繰り広げる「どろつくどん」が名物とのことです。

(ネットより拝借。)

誰もいない境内、お参りさせていただきました。

三柱神社には、祭神として戸次道雪、立花宗茂、誾千代が祀られています。

立花宗茂は初代柳川藩主、誾千代(ぎんちよ)は正室、戸次(べっき)道雪は誾千代の父(宗茂の岳父)。

この御三方を祭神としていることから「三柱」神社と称し、それぞれ、蘇生・繁栄の神(宗茂)、開拓・先導の神(道雪)、慈愛の神(誾千代)。

御朱印をいただきました。

今後の復興をお祈り申し上げます。

 

散策途中、本日の集合場所を通りました。

まだ出航時刻には早いので、お客さんは誰もいません。

水郷沿いに歩いて行くと、「柳川古文書館」という立派な建物がありました。

水郷に架かる小さな橋から、「これは記念写真スポットだな」と明らかに分かる所を発見。

(後程、予想通り、記念写真をいただきました。(笑))

水郷から離れて幹線道路を歩いていると、「柳川市役所」がありました。

ここからもうしばらく歩くと、「山王さん」と呼ばれる「日吉神社」に到着します。

11月中旬の「菊花祭」の直前だからでしょうか、菊の鉢がお出迎え。

境内には、盆栽と菊の鉢がずらり。

(「最優秀賞」の作品。)

予約をすると特別な御朱印を御朱印帳に書いていただけるそうですが、私は❝飛び込み❞ですので、紙の御朱印をいただきました。

(お忙しいところ、作業の手を止めてご対応いただき、ありがとうございました。)

 

さて、そろそろ集合場所へ向かわないと間に合わない時間です。

(日吉神社近くの眼医者さんがあまりにも立派だったので撮りました。)

自動販売機にこのプリント。

「立花宗茂と誾千代」をNHKの大河ドラマに招致しようという運動を展開しているようです。

「復活の武将」、「九州が舞台」、、、魅力的なキーワードです。

 

水郷では着々とその時の準備が進んでいます。

(水上パレードの最初の見せ場となる舞台。)

陽もかなり傾いてきました。

集合場所はすぐ近くですが、散策前に通った時と一転、車は大渋滞、お客さんは大混雑。

私たちも無事全員そろったので、さっそく船に乗り込みます。

出航までは30分弱ありますが、まだ熱々の鰻の「せいろ蒸し」をいただきます!

(美味しい!)

オードブル盛り合わせや各種お酒、お尻が痛くならないように座布団など、準備をしていただいたみなさんに感謝です。

各船には団体名を書いた行灯が乗せられていて、雰囲気を醸し出しています。

(「あさかい」。(笑))

水郷沿いから、乗船メンバーのご家族が声援を飛ばしてくれるというサプライズもあって、水上パレードはスタートから大盛り上がりです。

先程通った舞台では、「この道」の合唱。

(心が豊かになる名曲です。)

この「白秋祭」、美味しい料理とお酒をいただきながら水郷めぐりをすることだけが楽しみではなく、水郷沿いには近所の子どもたちやその家族が手持ち花火で、「こんばんわぁ、いってらっしゃ~い。」などと元気に声をかけてくれます。

子どもたちやそのご家族とのコミュニケーションも、この祭りの醍醐味だと思いました。

水郷の途中には、こんな提灯のトンネルがあったり、、、

地域の方が演奏する大正琴や和太鼓、地元高校生の吹奏楽など、要所要所でおもてなしが繰り広げられます。

トイレタイム(短時間の上陸)もありますので、安心です。(笑)

終盤には、三柱神社の「どろつくどん」の山車が出ていて、船の名前「あさかい」をマイクで呼びかけいただき、みんなで万歳三唱で盛り上がります。

(暗くてピントが合っていませんが、「どろつくどん」の山車です。)

そして、最後の最後、「かんぽの宿」の前で、船が再び集結し停船、いよいよ最大のパフォーマンス、打ち上げ花火です。

コンパクトデジカメで花火を撮るのは難しい、、、写真では伝わりませんが、すごくきれいでした!

21時頃、「白秋祭水上パレード」は終了。

乗船メンバーに地元の方がいて、混み合わない下船場所へ誘導してもらいました。

この後、車で西鉄柳川駅まで送っていただき、天神へ。

 

昔、福岡勤務をしている時に妻と水郷めぐりをしたことがありますが、夜のイベント「白秋祭」もすごく良かったです。

日本人の心に、じ~んとしみてくる、素晴らしい地域の文化だと感動しました。

今回段取りや当日の準備をしていただいたみなさん、ありがとうございました!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 青島(宮崎)再訪 | トップ | 「お試しグルメ 鴨鍋」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

まち歩き」カテゴリの最新記事