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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

2019夏休み/産山・天草旅行〔2日目〕

2019年08月13日 | 旅行記

2日目。

「やまなみ」の朝食は8時と決まっています。

それまでは、もちろん、部屋の温泉に何度か浸かってすっきり目を覚まします。

(朝からセミと小鳥の鳴き声を聞きながら温泉に浸る。)

朝食です。

お米は自家製米で、❝米炊き仙人❞さんが炊いたもの。

こちらは、産山村産の蒸し野菜。

野菜はもちろんですが、手前の厚揚げの美味しいこと。豆から全て自家製なのでしょうね。

これほど健康的な朝食は久々です。

中庭に一角に雄雌ペアの鶏がいました。

かなり小ぶりで、卵用なのか食用なのか、はたまたペットなのか、分からずじまいでした。

出発です。

産山村の「やまなみ」、私たち夫婦には大ヒットで、再訪を実現したいと思える満足感でした。

これで産山村を出ることになりますが、面白いパンフが置いてあったので1部いただきました。

ヒゴタイとあか牛がデザインされていて、中は、、、牛!

誇張なく牛の形にマップが描けるのが面白い。

 

さて、計画では、阿蘇の草千里ヶ浜に立ち寄って、宇土・宇城に入り、天草に渡る、ですが、昨日見た阿蘇の灰でしょうか、草千里ヶ浜への途中、この状態。

(人生初の降灰経験。)

翌日の新聞で知りましたが、火山灰がかなり降ったようです。

私たちの車も、カーナビに目的地を入力しようと一時停車し、再度出発しようとした、ほんの5分ほどで、フロントガラスには灰が静かに降り積もり、発進と同時に風で吹き飛びました。

分岐に来る頃には見通しも良くなっていましたが、これ以上、中岳方向に進むのはやめておくことにしました。

(ロープーウェーもシャトルバスも運休中。)

今日は走る距離が長いのと、旅館に早めに入ってゆっくりするのもいいだろうということで、草千里ヶ浜はカットしました。

 

「道の駅 うき」に12時頃に到着。

(もう天草は近い。)

 宇城は、メロンの産地のようです。

野菜も立派で安かったです。

今日帰るなら買うのですが、まだまだ旅は続きますので、簡単な昼食だけ購入。

(左の「熊本の晩柑」という天然水は九州限定の品。めちゃウマでした。)

棚にこれが並んでいたので、迷わず購入。(笑)

(「いきなり団子」。夫婦ともに大好きです。)

「宇城彩館」に隣接している❝インフォメーションセンター❞で涼みながら買った品をいただきました。

このインフォメーションセンターのコンクリートの❝軒先❞が余程いいのか、ツバメの巣だらけでした。

ほとんどの巣がもう空き家でしたが、こちらはまだ大きな雛たちが親鳥の帰りを待っていました。

 

次は、宇土の「西岡神宮」が目的地ですが、「宇土城跡」に寄ってみました。

(国指定史跡なのに、、、。)

あまりの草むらに何だか物悲しいものを感じます。

すぐ近くの「西岡神宮」。

西岡神宮は、元明天皇が宇土の地の総鎮護として和銅6年(713年)に創建したのが始まりで、当初は春日大神(一之宮)と住吉大神(三之宮)をお祀りしていたが、承久3年(1048年)、藤原道隆が八幡宮(二之宮)を合わせて祀ったので、「三宮大明神」と称することとなり、現在でも「三宮さん」の名で親しまれているそうです。

ちなみに、天正16年(1588年)、宇土を治めていた小西行長により社殿が焼き討ちされたが、その後、慶長6年(1601年)、新たに治めることとなった加藤清正により、現在の地に再興され、さらに後の肥後藩主細川氏代々の保護を受け、現代の形になったそうです。

面白いと言うと叱られますが、面白いものがいくつかあります。

「五色鳥居」。

「人として守るべき、めざすべき心のあり方である徳を五色の鳥居に願いを込め、人が正しく歩む道として表現しています。」とのことです。

くぐっておきました。(笑)

「日本一大きいおみくじ」。

「おみくじの(中略)長い歴史と重みを感じながら吉凶の運勢を占っていただくため」作ったそうです。

妻が挑戦しましたが、おみくじの❝棒❞の番号を一人で確認できず、お手伝いしました。(笑)

この日本一大きいおみくじの前の巨大絵馬も結構なインパクトでした。

(開運!)

ということで、お参りの後、御朱印をいただきました。

西岡神宮、歴史とともに新しい挑戦を感じる神社でした。

 

近くにある「粟島神社」にも立ち寄りました。

浜戸川という大きな河川の岸にこの大鳥居があります。

車でくぐっていいものか一瞬迷いますが、遠慮なくくぐらせていただきました。(笑)

大鳥居とは対照的に、拝殿前の鳥居は小ぢんまり。

それだけではなく、「ミニ鳥居」がたくさんあります。

このミニ鳥居には由来があります。

農耕を人力に頼っていた昔、農作業で体調を崩す人、特に足腰の痛みに悩まされる人が多かったそうで、そうした人たちがこのミニ鳥居をくぐると、腰が伸びて足腰の痛みも和らぐという効用があり、「腰延べ鳥居」とも言われたそうです、なるほど。

写真右上が初代のミニ鳥居、文化11年(1814年)に奉納されたものだそうです。

御朱印をいただきました。

金字は「令和記念」バージョンで、お納めは500円となります。(通常300円。)

 

次は、2015年に世界文化遺産に登録された「三角西港」へ。

道中、「道の駅 宇土マリーナ」にトイレ休憩で立ち寄り、売店の「おこしき館」でこれを買いました。

やや衝動買いですが、このあたりの網田漁協の海苔を使っているそうなので。

 

「三角西港」です。

暑さのせいもあるかもしれませんが、ここも空いています。

とてもよく整備された、美しい観光地です。

記念碑と「浦島屋」。

(浦島屋は、小泉八雲も立ち寄った旅館だそうです。)

国登録有形文化財「龍驤館」(りゅうじょうかん)は資料館になっていて、三角西港のことを勉強できます。

「明治三大築港」のひとつ、三角西港は、オランダ人水理工師ムルドルさんの設計と、日本人石工の技術が融合した港で、明治20年(1887年)に開港。

三池炭鉱の石炭の輸出港として栄えましたが、炭鉱近くの三池港が開港すると、次第にその務めを終えていったそうです。

ちなみに、「明治三大築港」の残りの2つはこちら。

三角西港の代表的景色、「石積埠頭」。

この丸みを帯びた美しい石積みに当時の技術が凝縮されているそうです。

この石積埠頭は国重要文化財「排水路」の出入口。

排水路は、満潮時海水を引き込み、干潮時に排水する仕組みで、道路側溝を洗い流す天然の下水道の役割を果たしていたそうです。

「ムルドルハウス」はお土産物屋さん。

なかなかの充実ぶりで、前日の「ヒゴタイ公園」の売店に続き、くまモングッズの良品を妻が購入。

(弁当箱。レンジ対応。)

この他にも数点を❝大人買い❞。(笑)

私はレジ横のこちらに目が釘付けになりました。

道の駅の「おこしき館」の「おこしきのり天」と同じようなお値段ですが、買う勇気はありませんでした。(笑)

三角西港を出発。

三角と天草の大矢野を結ぶ「天門橋」を渡れば、いよいよ天草に入ります。

ほどなく、人気の観光スポット「あまくさ村」を通過します。

(ちくわが名産品のひとつ。)

時間が合えば、「シークルーズ」社の「天草五橋クルージング」をしようと思い、現地で確認。

本日最後のクルーズ、16:20に乗れますが、青空も曇ってきたことから、翌日にして、今日は旅館に早めに入ることに。

その前に、隣接の観光地、「天草パールセンター」に恐る恐る入ってみました。

昭和テイストのパールセンター、天草などの良質の真珠を売っていますが、ぐるっと見物してお店を出ました。

 

本日の旅館、「ホテル竜宮 天使の梯子」。

(「天使の梯子」のチェックインはフロントとは別でした。)

広々とした部屋。

(左奥が寝室。)

テラスに露天風呂があります。

温泉は自分たちでその都度入れるようになっています。

(かなり熱い源泉なので、水を同時に入れないと、とても浸かれません。)

泉質はナトリウム塩化物泉、44度の高温(もっと熱いように感じました)で、平成10年に掘り当てた源泉だそうです。(それまでは昭和56年に掘り当てた36度の源泉だったそうです。36度だとちょっとぬる過ぎですね。)

部屋風呂からの景色はこんな感じ。

(「天草松島」の絶景。)

部屋にあるコーヒーセットが、今回の旅行で訪ねようと計画している「高浜焼寿芳窯」の海松紋(みるもん)。

海松紋は、江戸時代中期に描かれていた海藻模様で、寿芳窯では「復刻シリーズ」として出しているようです。

夕食は、鉄板焼きでカウンターの席にしました。

前菜から始まるコースは、どれも天草の食材を使った逸品。

(右下、夏野菜も最高に美味しいです。)

メインは、海鮮:アワビ・イセエビ、肉:あか牛の鉄板焼き。

言うことなし!

〆は4品から選びますが、私は炙り寿司3種、妻は鯛茶漬け。

(炙り寿司のひとつはあか牛。)

デザートでは「寿芳窯」の海松紋が登場。

ちなみに、天草下島で採掘される「天草陶石」は、江戸時代、平賀源内によって「天下無双の土」と絶賛された陶石で、現在、国内最高品質の白磁原料として知られ、有田や瀬戸などの高級磁器の原料として利用されています。

明日の「高浜焼寿芳窯」への訪問が楽しみです。

 

さて、お腹がこなれてから、別棟「海ほたる」にある岩盤浴に行ってみました。

(写真左はネットより拝借。)

私は初めての岩盤浴です。

元々熱い風呂や長風呂が苦手で、サウナにも興味がない私でしたが、岩盤浴で驚くほど汗をかいてスッキリ。

部屋に帰って、夜の天草松島を眺めながら(夜は何も見えません(笑))、温泉に浸かってリラックス。

 

2日目も〆は温泉、いい1日でした。

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2 コメント

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Unknown (迫田)
2019-08-13 07:21:10
おはようございます。
迫田です。
お盆休みで、妻の実家の天草に来てます。
高浜焼、内田皿山、丸尾等素敵な窯があります。
天草の旅楽しまれて下さい。
暑いので、運転お気をつけ下さい。
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Unknown (mo)
2019-08-13 08:59:43
ありがとうございます。
ご実家が天草なんですね。
既に一昨日博多に戻ってきましたが、天草の旅、最高でした。
福岡はもちろん、沖縄にもない空の青さと海の美しさに感動しました。
食べ物も豊かで美味しいものばかりでした。
本当は牛深まで行ってみたかったのですが、時間の都合で今回は行きませんでした。
台風10号の進路と影響が気になりますが、お盆休みをゆっくり過ごされてくださいませ。
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