都心の渓谷。
前々から歩いてみたいと思っていた「等々力渓谷」。
三連休の最終日、雨が降り出す前に散歩がてら行ってきました。
東急大井町線、等々力駅。
渓谷は駅からすぐとのことですが、これだけ案内が大きいと安心です。
改札を出ると、また案内。
(間違うはずがない。)
出ると、またまた親切な矢印あり。
ダメ押しで「ここを曲がれ」の道路のタイル。
ということで、迷わず(笑)、渓谷入口に到着。
この階段を降りると、すぐに赤い橋を見上げることになります。
これ、「ゴルフ橋」というそうです。
近くにある案内板を見てみます。
(このような案内板もいたる所にあります。)
ですが、「ゴルフ場」はどこにもないような、、、
帰宅後調べてみると、この「ゴルフ橋」の由来は次のよう。
「等々力の地にゴルフ場ができたのは1931年6月。1939年10月、ゴルフ場は廃止され、ゴルフ場の施設は空襲で焼失した、、、」
この戦前のゴルフ場の名残りがこの橋のようです。
さて、少し歩いて振り返ると、渓谷はこんな感じです。
(もはや世田谷区、しかも駅から3分の所とは思えない。)
谷沢川の片岸が遊歩道ですが、途中、川を渡って反対側の岸を歩きます。
(その橋の上から。)
管理は“緩い”みたいで、ピッツァ屋の看板が置いてありました。
上を走る道路は、環八。
遊歩道は一本道ですが、親切に案内があります。
(「等々力不動尊」をゴールとします。)
写真の橋を渡って、「等々力渓谷3号横穴古墳」を見学。
(タイル絵は当時の想像図。左の階段を数段行くと横穴があります。)
横穴の口がふさがれているので、想像図で想像するしかありませんが、昔(縄文・弥生?)の農民のお墓だそうです。
昭和48年に発見、奥行きが13m、内部から土器などの副葬品と、3体の人骨が出土したそうです。
再び遊歩道に復帰して歩いていると、ほどなくゴールらしきポイントに到着。
(この橋を渡って、左が滝、右の急階段が不動尊への道。)
滝といっても、湧水が流れ落ちている、という趣き。
龍(?)の口からとめどなく湧水が流れています。
「等々力」という地名の由来は、「この不動の滝の落ちる音があたり一帯に轟(とどろ)いていたから」とも伝えられています。
等々力不動尊に到着。
(イチョウの落ち葉で境内は黄色く色付いています。)
今にも降り出しそうな曇天で、七五三の人出はありません。
不動尊に一礼して復路へ。
不動尊への階段近くには、「日本庭園」の入口があります。
小高い丘を一周する回遊式の庭園です。
門をくぐって見上げると、だいたい雰囲気は分かったので、入らず。
さて、引き返しましょう。
谷沢川の水は澄んでいます。
(う~ん、魚はいない。)
ただ、樹の種類か、紅葉は全然していませんでした。
勝手に思うおススメの季節は、新緑の季節か、真夏に涼を求めて、ってところでしょうか。
遊歩道の届いていない所で、水鳥が休んでいました。
(光学ズームなので画像粗いですね。)
ゴルフ橋のふもとの階段を昇って、俗世間に復帰。
あっという間に等々力駅に帰ってきました。
渓谷を歩いたというよりは、散歩という表現がぴったり。
ロングで歩くなら、等々力渓谷から多摩川に抜けて世田谷方面へ歴史を巡る散策とかがいいかも。
ともかく、雨が降る前にマイナスイオンたっぷりの約1時間の散歩、いいリフレッシュとなりました。
さぁ、明日からは日常復帰ですが、もう年末まですぐですね。
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