【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

散歩道で:フクラスズメの幼虫とナナホシテントウの幼虫

2021-09-22 | 

フクラスズメ(ヤガ科)の幼虫

 
黒地に白のはしご模様。頭と尻はオレンジ色。体長6センチほどの立派な毛虫。
これはフクラスズメという蛾の幼虫。カラムシの葉を食べている。
身体の側面には白とクリーム色の2本線が走り、鮮やかな赤の斑点が8つ並んでいる。毒々しい色彩だが毒はない。(触ったりは、ようしません)
頭と尻の色が二通りのフクラスズメの幼虫が居ました。
新・蛾像掲示板⇒こちらに投稿 
質問:このフクラスズメの幼虫で頭と尻がオレンジ色と黒色の幼虫がいました。その違いは何なんでしょうか?
akaitori さんよりお返事いただきました: 基本、黒色で、脱皮直後は赤いように思います。
ありがとうございました。



草の茎なんかで触ると上半身を左右に激しく揺さぶる。威嚇のつもりか?
いいえ、鳥などの天敵に襲われないための行動のようです。

フクラスズメの成虫はどんな姿なんやろか?
食草カラムシの群生地が散歩道にある、一匹、持ち帰ってみた、毎日新鮮なカラムシの葉っぱをごちそうするからね。。
それからは毎朝、散歩のとき、カラムシの葉っぱをちぎってきて虫かごに居るフクラスズメに与えてた、なのにある日姿が見えない、葉っぱをそぉ~~っとどけてみたけど居ない・・・

カラムシ ( 苧 、枲、苎、)イラクサ科
南アジア から 日本 を含む 東アジア 地域まで広く分布し、古くから 植物繊維 をとるために栽培されたため、文献上の別名が多く、 紵 (お)、 苧麻 (ちょま)、 青苧 (あおそ)、 山紵 (やまお)、 真麻 (まお)、 苧麻 (まお)などがある。
苧麻(ちょま)を育て、機で織る暮らし。奥会津・昭和村を訪ねて⇒こちら


ナナホシテントウ (七星天道) コウチュウ目 テントウムシ科


和名 のとおり、赤色の翅に7つの黒い紋がある。
草の葉や茎にアブラムシがびっしり付いているのを見ると、ちょっとキモイ、が、アブラムシはテントウムシの大好物。


真っ黒になるほどアブラムシにとりつかれているカラスノエンドウ(2019-5-19)

カラムシの葉の上に、ナナホシテントウの幼虫がいました。


ナナホシテントウの幼虫はこんな姿をしています。こんなに細長い幼虫が、あの真ん丸の成虫に変身するわけですから、不思議、とはいえ、イモムシがチョウチョウになるように、昆虫の世界では「大変身」はごくごく当たり前のことこちら

♪ 別の葉の上で、ナナホシテントウのサナギを見つけました。


細長かった幼虫がサナギになると、こんな風に形が丸くなります。
テントウムシを漢字で書くと「天道虫」。飛び立つ時、太陽に向かって飛び立つことから名前が付いたといわれますが、太陽とテントウムシは形がともに真ん丸というだけでなく、明るくて健康的なイメージもピッタリです。
 太陽と結びつけた「天道虫」というネーミング。だれが付けたか知りませんが、実によくできているなーと、いつも感心します。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
里山の風さん こんにちは~ (わんちゃん)
2021-09-27 14:24:58
いつも深堀ありがとうございます。
今回は里山の風さんのある一面を伺い知り得てホッコリです。
おじんギャグもなかなかのモンですね、
とは失礼しました。
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「変態」は「虫のしらせ」ではない!! (里山の風)
2021-09-26 23:23:27
今日(9月26日)は伊勢湾台風被害発生から62年目になります、当時の三重県の私の自宅も床上浸水した記憶が蘇ります。当日、「虫のしらせ」(悪い予感で)、家族が、たまたま、早く自宅に帰った、土曜日夜中前の出来事でした。台風の惨禍については、古い過去のことですが、現在に至っても、日本のあちこちで台風等による風水害被害は多発しています。
今日のテーマは虫のお話です。
秋の虫被害といえば、桜の木に大発生する「モンクロシャチホコ」、キャベツなど野菜類に発生するチョウ目の幼虫(アオムシ)、アブラムシなど、よく見かけたり、聞いたりします。
フクラスズメは里山の会グループの植物調査(9月24日)で、カラムシ(イラクサ科)の見事な食害(葉の食い後)を発見しました。、ケムシも写真に撮りました。このフクラスズメの成虫(蛾)の姿は、頭の姿、形がNHKダーウンが来た番組の「ヒゲじい」の頭の容姿に似ているので、面白い!!・・・ケムシ(幼虫)から大変身(変態)です。
テントウムシは梅の木にアブラムシが沢山発生し、テントウムシが2~3匹見つけたことがあります(3月ごろ、自宅の梅の幼木)
カラムシについて、福島県奥会津のカラムシ(麻の一種、チョマ)の繊維から極上の麻織物に大変身するとは知りませんでした。
フクラスズメ、ナナホシテントウムシは、完全変態(卵・幼虫・蛹・成虫)する昆虫ですが、フクラスズメは樹液など植物食、ナナホシテントウムシは幼虫から肉食(アブラムシ)で、共食いもする恐ろしいイメージがありますが、英語ではLadyBugと呼ばれ、外国でも、テントウムシが体に止まると、「幸福が訪れる」、「病気が治る」などと、好かれる昆虫です。また、アブラムシを退治することで、農家にとっては、益虫として受け止められている。
次に「虫のしらせ」のことですが、調べてみますと、道教の「三し(さんし)、三虫(さんちゅう)」という(60日に一度、人間の体から虫が抜け出し、「悪いことをしたらそれを天帝に告げ口する虫がいる」との教えに由来すりという。平安時代からこの言葉は使用されていたとのことです。
昆虫は数億年まえから、進化の過程で変態(蛹などに)したとされている。このことは「虫のしらせ」ではなく、遺伝子レベルの進化の賜物です、
仮に、人間が変態(ヘンタイ)すれば、新聞やテレビニュースの話題になるので、進化しなでください。!!!
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