旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

厳しい1年

2011-12-30 23:19:37 | できごと

苛酷なまでの1年でした。東日本大震災。地震、津波、原発事故。

身近な人では、準備も含めて約10年仕えた元涌谷町長本間八郎さんが亡くなられました。7月29日のことでした。人を大切にして町民の生命と財産を守ることを小自治体の政治に生かせた稀有の人だったと思います。

11月10日には鴨下重彦先生を天に送りました。学問に対する姿勢のみならず、誠実、謙虚を生き方で示された学者であり、医師であり、信徒でありました。

そうした中で、うれしいことがちりばめられるのも人生なのでしょう。

3月15日に、20年来の悲願であった「プライマリ-ケア連合学会が日本医学会への加盟」が認められました。プライマリ-ケア学が日本の中で「医の学問」として認められた画期的な出来事でした。昨年4月に3学会を合併させたことが原動力となりました。

12月19には、個人に生存科学武見記念賞をいただきました。身に余る賞ですが、受賞をエネルギーとしてプライマリ-ケア医学を実践の学として世に示していきたいと決意を新たにしています。

支えてくださった皆様に感謝しています。

さて、明日は1年の計の準備をしましょう。部屋の掃除も。