旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

あたりまえのことを新しく

2011-12-04 23:15:19 | 地域協働

京極町では今週から12回にわたってまちづくり懇談会が行われるので、資料を準備しました。

1.やさしい外来診療
 高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロール、中性脂肪などの変化)、腰痛、膝痛などを定期的にみていく再来診療。食事、排泄、睡眠、運動などについて一緒に考え、工夫を提案します。
 突発的な症状(発熱、痛みなど)が出た場合の対応。子どもからお年寄りまで診察します。必要に応じて他の医療機関へ紹介します。
 心身の健康に関するどのようなことでも相談にのります。できる限りわかりやすい説明をこころがけます。
2.補助的な入院診療
 入院ベッド数が43床から19床に少なくなります。肺炎などの感染症、心不全などの循環障害、食事がとれないなどの消化管障害、がんなどによる疼痛障害の際に入院していただきます。長期になる場合は在宅、または福祉施設での療養をお勧めする場合もあります。力及ばず看取りになるかもしれません。
3.在宅医療の充実
  家族による介護力が低下していますが、訪問サービスを充実させて、家で過ごしたいという方のお気持ちを大切にする医療を進めます。在宅療養を支援する体制を取っているグリーン病院や倶知安町内の先生方とも連携を取ります。
 福祉・介護部門とも協力し合います。
4.予防医学
 健診ばかりでなく、普段の外来や健康教室などで皆さんと健康学習を進めます。なかでも心の健康づくりが一番たいせつです。お年寄りのための介護予防もありますが、子どもたちのたくましい心と体づくりにも取り組みます。
5.医師の数と医業経営
 「入る(収入)を量りて出ずる(支出)を制す」が経営の原則です。まずは町民の皆さんがどの程度地元医療機関を利用してくれるかが問題です。利用者が増えれば、医師も2,3名に増やして対応いたします。これからの医療は町民の皆さんと職員との共同作業がたいせつです。