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瀬戸内国際芸術祭2013 春 大島

2013-04-20 | 瀬戸内国際芸術祭

淡路島で震度6弱の地震があった先週の土曜日、瀬戸内国際芸術祭へと出かけました
朝一番の飛行機に搭乗するため、早朝 支度をしている最中にその一報が入り・・
飛行機は? 芸術祭はやってるの?と心配しましたが、地震の影響はありませんでした

高松に着いて、前回行けなかった大島にまず渡りました  厚生労働省の官用船なので無料です
大島は、1907年に「らい予防ニ関スル件」が成立してから1996年に「らい予防法」が廃止されるまで
国の、人権を抑圧するような政策によって隔離されていたハンセン病患者の療養施設だった島です
現在は、島全体がハンセン病回復者の療養施設 国立療養所 大島青松園 として入所者の日常生活の介助・療養生活の支援と、ハンセン病を正しく理解するための活動が行われています
ハンセン病の詳しい説明は 厚生労働省のサイト でどうぞ

無知・無理解ゆえに辛い思いをした入所者の生活を垣間見る
【瑠璃色の舟】

かつては園外への逃亡を防ぐために入所者は舟を持つことを許されませんでしたが
入所者有志で1931年に漁友会を結成し、園の許可を得て漁に出るようになりました
大島で唯一残る木造の手漕ぎ舟は、2011年に東の浜にある船小屋から発掘されました
← 入所者の蔵書







海に打ち捨てられていたコンクリートの 解剖台

【風の舞】
天上天下瞑想的空間
島の北西部の丘の上にある火葬場前広場を風の舞と言います
"天上"は無限の宇宙を、"天下てんげ"は地球の万物を表現しており
瞑想的空間の中で大いなる自然と交感し
生命の根源を考えられるような"場"の創造を目的としています
故郷を離れ、この島で生涯を終えた人々の魂の復権と
その魂が風に乗って解き放たれることを願って名付けられました

                                        

やさしい美術プロジェクトは国立療養所大島青松園で入所者の人々と交流を深めながら活動しています
カフェ・シヨルでは大島でとれた新鮮な野菜や果物をふんだんに使った料理が、大島の土で焼いた器で味わえます

【カフェ・シヨル】

田島 征三 青空の水族館
入所者が暮らしていた建物に作品を展示
陸の上に海底の世界が繰り広げられる「空間絵本」
【泣きつづける人魚】

【さかなのさんぽ】
写真は左から右へとご覧ください

※ マウスオンもあります

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・瀬戸内国際芸術祭2013 春・大島