大池と呼ばれる池越しからの薬師寺伽藍を、最初にとらえたのは入江泰吉氏の 『宵月薬師寺伽藍』 以来30年近く、この構図はすっかり西の京の定番の風景となってしまいました しかし、この度 薬師寺は平成31年(2019)まで東塔の解体修理が予定されてはおり 昨秋訪れた際には、東塔は既にすっぽりと覆いで囲われていました それがまた平城遷都1300年祭の期間中、足場や覆いは外されて外観が見えるようになりました 黄砂の影響で伽藍が霞んでいても、この機会を逃すと次に写せるのは10年後ですから たとえ どんな状態でも記念に写しておこうとシャッターを切りました 入江さんのように、もっとひいて写したかったのですが、長い年月の間には街の灯りも増え それらを避けて撮ろうとすると、ここまで寄らざるを得ませんでした |
10.05奈良旅行・NIGHT BIRD |