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想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

XXすれば、自ずとYYになる→想いという抽象は手立てや手続きという具象に変えてこそ実現する

2021年08月01日 | エッセイ
コロナ2年8月1日
 人は幸せになりたい。お金持ちになりたい。思いやりのある人になりたい。家を建てたい。と、なりたい病になっています。しかし、このなりたいというXXの想いだけでは、YYはそう簡単には実現しません。
 大切なことは、こうなりたいならば、そのことだけ想っていても、いつまでも実現されないのです。それは、直接想うだけでなく、こうすれば、そうなるはずだというロジックが大切なのです。そのロジック通りにやれば、誰がやってもそうなるのです。それは、究極的には自然現象だからです。
 現代人は何でも効率優先で早くやりたがります。しかし、早くできればその夢も早く冷めます。その実現にはそのロジックを無視しては絶対実現しません。それは自然界普遍の原理だからです。というと憲法の人類普遍の原理を想いだすでしょう。その普遍です。
 例えば、自然を見ていると実にそのロジックがよく分かります。それだから、「自然は最高の師である。」と言えるんです。私の生涯の師匠でもあります。
 風の流れを起こしたいと想えば、気圧差を作ることです。そうすれば、必ず空気は気圧の高い方から、低い方に流れていきます。それが風なんです。しかし、その前提には空気がなければいけません。真空では風は起きないのです。  
 風がないな、風が吹いてほしいな、と想っていても風はおきません。想いだけでは実現しないのです。
 しかし、気圧差を作れば必ず風は気圧の高い方から、低い方に流れ出すのです。そして、それは、気圧差がなくなるまで続きます。気圧差がなくなり、凪が現れ、その後、また、気温の変化も起き、また、その為に気圧差ができ、高温では空気が膨張し、気圧は低くなり、低温では空気が圧縮され気圧が高くなるのです。不思議といえば不思議なんですが、当たり前といえば当たり前の自然法則です。それが、自然であり、文字通り、自ずと然るべきことなんです。だから、自然と書きます。
 その自然を操っているそのものを、私は神(自然の摂理)として、信仰にしています。
 毎日起こる落雷や集中豪雨でおこる洪水、森羅万象の出来事など、すべて、それは神の意志そのものでもあるのです。その実現の物理現象を客観的な筋立てでまとめたものが、原理です。
 そして、人間界で起こるすべての社会現象も、つまるところ、このような物理的な現象の上に社会現象として表れてくるのです。
 ですから、今まで「あなたは文系か理系か。」との質問は私に取っても無意味になります。今まで、とかく、色々なことを分けて考えてきましたが、これからは、これらを総合止揚して考えていかないと現在社会も理解できない時代になりました。
 いわゆるすべてをつなぎ目で区切るのでなく、シームレスにつないで考えるのです。だから、私は文系だ理系だといって分ける考えには反対です。それは差別を生む源泉となります。すべては陰陽始め男女、国際社会など繋がっているのです。陰と陽の間にもグレーがあり、男女の間にもグレーなゾーンがあるのです。違いに目をむけるのでなく、同質に目を向けるのです。それが、相互理解に繋がります。
 所で、ここでいう金持ちになりたい、幸せになりたい、人から良く思われたいなどの社会的な欲求は自然現象と一見違うように想われていますが、よくよく根底を考えてみますと、やはり根底には物理現象で繋がっているのです。そのことに気づくことが大切です。
 昔、まだ、30代前半の教師をやっていた頃、私は中高の社会科と小学校の免許を持って教職生活をしていました。当時は高校で電気を専攻していた関連もあり、小学校教諭として教育機器の活用を中心に研修を進めていました。ある日、教育センターの指導主事をやっていたYさんと話をしているうちに、私は「世の中は、すべて社会現象であるから、中高の免許は社会科の免許を取った。」と話したところ、センターで研究員をやっていた彼は「すべては物理現象じゃない。」と、いっていたのが今でも印象に残っています。
 当時の私は、あっ彼にはやられたなと想ったことがありました。そうです。社会現象もその根本は物理現象の上に成り立っているのだなと、あらためて想った事を追想しています。
 私は何でも根本に遡って考えることが好きですが、なぜ、そのことに想いが行かなかったかと今でも反省をしております。ナチュラリストで、エセンシャリストの私としては浅はかだったなと想います。
 さて、これらのなりたいを具体化させる方法についてはまた、別な所でまとめてみたいです。
 
コメント
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