今回は日本の保険制度について想っていることを述べてみます。 日本には冠たる保険制度があり、医療には困らないですね。という、話を海外からよく聞くことがあります。いいことばかりでしょうか、常日頃から想っていることを、述べてみたいと想います。便利な制度があるせいで、患者は軽い病気でもかかるようになり、医療費を無駄にしてしまう傾向がきぐされます。医者は過剰に薬を出し、その多くが無駄にすてられています。 治療費を事前に保険として、負担していることを忘れ、薬を簡単に多用することにより、本来、誰にも備わっていたはずの自然治癒力が損なわれていくことに、だんだん気づかないようになっていないでしょうか。どうも、日本人の薬好きの背景には保険を使えば、コストがかからないという安易な考え方が根底にないのでしょうか。かねがね気になっているところであります。
そのため、安易な薬の多用は免疫力も衰えさせ、いざというとき、薬の効果が薄れていくということになりかねません。そのことに気づかない人がどんどん増えている感じがします。
医療制度は、このことをもっと、考えていかないと補助手段であるはずの薬が返って将来大きな副作用となって降りかかって来るような気がしてなりません。支援学校でも他動で授業に困るからと、おとなしくなる薬を使たり、眠れないとすぐ、睡眠薬を使うことがあるようです。やれ、血圧が高いといって、その原因をのぞくことを考えずに数値だけ低下させる薬を服用し生物が持っている本来の生きる力が医療により逆に弱められているように想います。
清原選手の薬物使用の問題も始めは軽い気持ちでやっていたのが、薬の為の薬の悪循環に陥って行ったのは明らかなことでしょう。そういう安易な考え方の中に保険制度が組み込まれているとしたら、大変なことです。
薬物乱用は人間には本来自然治癒能力あるということを忘れているのではないでしょうか。保険で便利だからと異物である薬を安易に使うこととよくにていると思いました。 やはり、子どもの頃から、安易に薬は多用しないで、本来生物は自然治癒能力を十分備えて誕生していると言うことを酸っぱいほど、教育されてくるのがいいと思いました。
さて、以前、コミュニティセンターに勤めていた頃、男性のトイレをのぞくと、タイルの下に沢山の結晶のような白いものが落ちていることがよくありました。これを見て、私はいかに高齢者が薬漬けになっているということがよく分かりました。病気をしたら薬を飲むという短絡的な回路をもう一度見直して、なぜ、病気になったかという過程を反省して、生活改善をすることによりよくなることは無いだろうかと自問自答することが大切だと思いました。脚力が弱ったから、ほら、グルコサミンとか、コンドロイチンなどという、宣伝に惑わされないで、短絡的気に薬を飲むと言う行為から、ちょっと、待ってみると、最近は運動してないな、これが原因かもと、考えて、もっと、運動をして脚力をつていかないと、薬にすぐ頼っていては、だめだと思います。
本当に薬が必要で飲んでいるのだろうか。疑問に思ってしまいます。
保険制度が悪いといっているのではありません。世界に冠たる日本の保険制度です。この互助組織はすばらしいですが、これをどう、運用、利用したらいいかの面で医者や薬業界の利益至上主義に載せられていないかをもっと、自覚して欲しいと思います。利用する良心みたいなものが大切です。どんな立派な制度を作ってみても、利用する本人がしっかりしていないと、返って自助努力をそこなってしまいます。本当はもっと、もっと、保険料も安くできるはずです。過剰医療といわれて久しく、使う側の良心が問われていると思います。
以前、目医者に行って、驚いたことがありました。目の周りが腫れたので、そこを見てもらいたいといって通院したのですが、まず、視力を計る。何の為に計るともいわずに看護師さんが、訳もなくやっている感じでしだ。その説明も後で、ある訳でなし、これには参ってしましました。素人でもその医療が無駄だと分かりました。 本来なら、まず、医者が患者を診察し原因を探る方策として、視力を計るなら分かります。順序が逆になっていて、最初から、訳もなく視力検査をするのでは、何の為の検査かわかりません。患者ももっと、賢くならなければいけません。これで、保険の請求ポイントがあがる仕組みになっています。この視力検査は、眼科ではどの病院もやっていますが、過剰医療の一因だと思います。この辺にもメスを入れてほしいものです。薬価改定ばかりでなく、その辺にも問題がありあそうです。
風邪なども西洋ではやたらに医者に行かないということを聞いたことがあります。命に関わる重大な病気でなくても、日本人はすぐ、病院に行きます。本来の人間が持っている自然治癒力の偉大さに気がついていないみたいです。医者も訳も分からなくても、病名をつけます。その為の、薬が処方されます。この繰り返しで日本の医療費は増大の一途をたどっています。
ばい菌があるから病気になるのではなく、人間の体のバランスが崩れたときに、病原菌にふれると体調を崩すのです。その本来の考え方が、どこかにいってしまい、風邪を引く→病院に行くが短絡的になされていることを反省する必要があります。そうすれば、もっと、医療費は減るはずです。医療は最後の砦だと思ってもっと、思慮深く利用することが今、日本国民に求められています。
日本の医療も、やっと、健康寿命をいうようになりました。いい傾向になってきたと思います。現実は、高齢者の増加により、益々の社会保障費の増大に頭を悩ましている官僚の発想でしょう。でも、いいことなので、実践していきたいです。 当たり前のことが、やっと日の目をみたようなものとなりました。健康であってこそ本来の長寿になるのです。
薬を飲んだり医者にかかることを考える前に、自分の体の管理をしっかるする術を学ぶべきです。
私はかねがね、すべてのものは、水の流れのように流れてとどまることを知らないことがすべてだと思っています。世界も地球も人間の体も体液がさらさら流れるような状況を自ら作り出すことが健康につながることだと思います。
日本に革命が起こらないのも、どうにか、下から上、上から下、そして、横にも色々な考えが流れているからでしょう。どこか、滞るところがあると、物質は必ずそこで、熱を発します。人間でいえば、病気の状態です。自然でいえば、なにか、マグマでもたまってきているのでしょう。電線でいえば、抵抗が強いほど熱を帯びます。そこで、一旦滞って熱が出るのです。その熱がでることにより、その状態を解決しようとする力が働きます。その状態を人間では病気といっているのです。
物質には究極に超伝導という現象があります。ですので、最終的には人間にもそのような状況下になる人もいるのでしょう。その人こそ、天寿を全うする人です。
本来の人間の持っている体液を流そうとする自然治癒力が発揮できるような環境を作る必要が体の中でもあります。ほどほどに、体を動かす、頭を使う、神経を使う、周りに気遣う。どれもが、神経や肉体を動かすことにつながります。健全な精神に健全な肉体が宿ります。 そういう、私もいつ、医療のお世話になるかもしれません。そのときは、よろしくお願い致します。