この時期になると、毎年石蕗(つわぶき)の花がさきます。漢字の名前も情緒がありますが、ひらがなで書く「つわぶき」も、いい感じです。この時期の黄色が暮れかかった秋にひときわ清涼感を与えてくれます。
私はどちからというと、原色よりもパステルカラーが好きです。そして、はっきりくっきりよりファージーが好きです。そこにはゆとりがあります。心の広さを感じます。
ところで、私が喫茶店をやるとすれば、山野草を飾り、クラシック音楽やバロック音楽をかけながらコーヒーを飲む。そんな喫茶店が浮かんで来ます。
NHKFMに「日曜喫茶室」と、いう番組があります。著名人を招いておしゃべりあり、飲み物あり、音楽ありの番組です。よく、ドライブしながら息抜きで聞いています。そんなすてきな喫茶店でももてたら楽しいですね。そこへ行けば気のあった人と出会え、気のあった音楽が聴け、心の癒しになる。そんな喫茶店がいいですね。
クラシックもいいけど、日本的な雅な琴の音もいいです。六段の曲が流れ、茶道をたしなむ、和洋折衷でどちらもうまく解け合った喫茶店、想っただけですてきなことですね。
そこには空間があり、情趣があり、癒しがあり、悠久の時間が流れている。時はあたかも止まっているのではないかと錯覚すらする空間、そんなのユートピアかな。
そこに行くと本物に出会える。そんなお店も実現できないことはない気がする。
東洋と西洋がそこには見事に調和する。人間と他生物が共存する。そんな素敵な場があったらいいですね。
来年の初夢をもう見てしまいました。とにかく、たのしいことを見つけて永遠(とわ)の歩みを進めて行こう。人生は前向きに、そして、自分で切り開き作っていくのだ。その後に道ができる。
※携帯のカメラで写しているので、黄色が上手にでません。もっと、いいカメラがほしいです。残念です。
下のはコミュニティセンターに飾りました。それを見て「私も山野草をやっているんですよ。」と、いうお話を聞くと正直うれしくなります。
この時期、ぎぼうしの花も素朴でいいです。
「われもこう」の花も咲いています。名前の響きもなんとも優雅でいいです。当時の人のネーミングのセンスがすばらしいです。平安の時代に戻ったような気がします。紫式部でも出てきそうです。