読んで、観て、呑む。 ~閑古堂雑記~

宮崎の某書店に勤める閑古堂が、本と雑誌、映画やドキュメンタリー、お酒の話などを、つらつらと綴ってまいります。

蔵書管理アプリを使ってみました。現在の蔵書は2222冊+α

2019-09-16 13:28:02 | 本のお噂
愛用しているiPadに、しばらく前から蔵書管理アプリをダウンロードして使い始めました。いくつかあった中からわたしが選んだのは「蔵書マネージャー」というアプリです。

書籍の裏表紙に印刷されているバーコードの上の段をカメラで読み取らせると、出版データベースからその本の基本データが表紙画像とともに呼び出されてきて、それを蔵書として登録するというものです(ただし、バーコードがついていない古い本などは、手入力によって登録することになります。また、表紙画像がない場合は、カメラで表紙を撮影してアップします)。登録したデータには、その本を購入したり読了したりした日付を入れ込んだり、メモ欄に内容紹介や感想などを記入することもできますし、登録データの修正や補足も好きなようにすることも可能です。


これまでの蔵書管理は、購入した都度ノートに書き入れるという形で行っていたのですが、このアプリはバーコードを読み取らせるだけで、手持ちの本のデータがどんどん入っていくのですから、なかなか便利です。やっていると妙に楽しくって、なんだかちょっと図書館の司書気分(笑)。





また、書物ほど数が多くはないのですが、DVDやBlu-rayのソフトも160点近く、いっしょに登録いたしました(こちらのほうはバーコードの読み取りはできないので、一から手入力することになります)。


ここ2週間ほどはずっと、この蔵書登録作業を少しずつ続けていて、おととい(9月14日)の時点で、ひとまずの目標であった2222冊に到達いたしました。

・・・いえ、ゾロ目の数を目標にしたことにたいした意味はございませんで。1週間ほど前に登録を終えたとき、偶然にも1111冊となっていたもので、そんなら次の目標は2222冊だあ!ということにしただけの話です(苦笑)。
とはいえ、これで手持ちの本の多くは登録できましたので、いまのところ手元にある本は2222冊+αということろで確定できそうであります。

アプリによる蔵書登録の目的は二つで、まずは手持ちの本などの冊数を確定させること。そしてもう一つは、手元に残すものと処分するものとを明確にする、ということです。
まあ、買った本などをすべて手元に置いておければそれに越したことはないのですが、そういうことができるような恵まれた環境にはおりませんので、ある程度のところであきらめる必要があるというわけで。それに、もうこの先一生読まないであろう本をずーっと手元に置き続けることに、さほど意味があるとも思えませんからね。
ともあれ、残すものとともに思い切って処分するものも確定させることができて、ほんのちょっと身軽になったような気がいたします。・・・でも、ほどなくしてまた増えてきたりして。

登録した本などのデータの確認と修正のため、出版社やネット書店のサイトを頻繁に参照したのですが、その過程でわかったのは、すでに品切れや絶版となってしまった本が、想像していた以上に多かったということでした。それも、ずっと前に出ていた古い本ならいざ知らず、まだ刊行されてから10年も経っていない本ですら、もう品切れ・絶版となっているのが多いという現実には、ただただため息をつかざるを得ません。まこと、書物の寿命も短くなったものです。やはり、気になる本に出会ったときには、極力買って手元に置くほうがいいと、あらためて思いました。
今回の蔵書登録で、自分の手元にある品切れ・絶版となっている本にも、まだまだ読まれていい内容のものや、見直してみると面白そうなものを、いろいろと発掘することができました。気が向いたときにでも、そういう書物を「蔵出し」という形でご紹介していこうかな、と思っております。

・・・それにしても、ここんところずっと蔵書登録にかまけていて、肝心の本を読む時間がかなり減っておったな(汗)。蔵書登録もひと段落したことだし、これからは本を読んでいくことに時間を使わなくっちゃ。

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