先日、耐震を含めたリフォームのご相談があり、
現場を拝見することにしました。
床下収納庫があれば、そこから床下の状況を観ます。
なければ、このように和室の床を大工さんにカットしてもらい
覗くことになります。
▲カットしてもらいました。
▲古い木屑がたくさんあります。
▲床下を覗いてみると…
天井裏も当然、拝見します。
以前、住宅リフォームのご相談にいらした方は、
リフォーム会社から5社の見積もりを取っていました。
内容がそれぞれ違うので、どこに頼めば良いのかわからず
ミタス一級建築士事務所にお越しになりました。
現場を拝見したとき、やはり床下や天井裏を拝見したら
「一級建築士の人が何人も現場へ来ましたが、
床下や天井裏を見た人はいませんでした。」
と言われましたが、
床下や天井裏を観ることで、多くの情報を得ることができるのです。
その住宅の状態、レベル、信頼性、どのような補強が必要か…
などの構造的な面は、かなりわかります。
▲▼天井裏です。
本当は、壁の中も見れれば一番良いのですが、
これは解体するまでは予測するしかありませんが、
その予測にも床下や天井裏を観ることが必要です。
但し、念のため申し上げておきますが、
「床下や天井裏を、耐震のために補強します」と
これだけの工事は役に立ちません。
あくまで壁の補強が優先しなければ意味がありません。
そういった業者は
リフォーム詐欺の疑いがありますから注意してくださいね。
耐震補強は当然ながら、構造体が絡むリフォームは、
新築よりはるかに難しいのですが、
ほとんど知識のない素人同然の担当者が、見よう見まねで行っている
危うい市場なのです。
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こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
何となく役立つか、楽しめる内容になることを願いながら書いています。
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