一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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珪藻土壁紙の情報

2007年02月28日 11時36分21秒 | 住宅の材料を考える
こんにちは、清水です。

珪藻土壁紙についての情報です。

今までも珪藻土や漆喰を貼ったクロスはありました。メリットは、簡単に貼れることですが、現実にはクロス屋さんは、かなり嫌がります。

「張りにくい、難しい」
極めつけは「クレームが来ても責任もてない…。」
さらには、左官屋さんに本物を塗ってもらった方が安いという高すぎる見積り。
とどめは、「できません。」

ということで私は結局実現したことは無いのですが、「ケイソウくんクロス」という商品は、柔らかくて張り易そうです。必要な方はインターネットで調べてみてください。工事を行う職人さんも紹介してくれると営業担当の方は言っていました。

でも、実際の珪藻土の方が機能としては良いことは間違いありません。

ここのメーカーは通常の塗り壁材も販売していて、珪藻土もあります。事務所で実験して見せたことは、火を使って自社の珪藻土と他社の珪藻土を燃やしました。

樹脂が入っているか多い他社は燃え方が違います。樹脂が入っていないというこのメーカー、㈱ワンウイルの方は、確かに焦げ方が違います。全く入っていないかどうかは、この実験だけではわかりません。ちなみに、サメジマの珪藻土との違いは、サメジマは粘土をつなぎに使い、この会社は漆喰をつなぎに使っているとのことで、どちらも本物だとは言っていました。

健康のために珪藻土をお使いになる方は参考にしてください。ですが、あまり過信し過ぎないでビニルクロスよりは、マシだという程度の期待でお使い頂ければ、価格が高いことは別にして、逆に満足度があがるでしょう。


ミタス 一級建築士事務所 清水煬二




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