一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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珪藻土体験で塗り方実習

2006年11月02日 08時30分27秒 | 住宅ノウハウ・実例
こんにちは、ミタス 一級建築士事務所の清水煬二です。

昨日2006年11月1日は、珪藻土の塗り体験に参加しました。といっても、お客様がチャレンジなさるので、その練習に立ち会ったのです。

ここの珪藻土の塗り厚は2ミリが標準とのことですが、2ミリというと実際にはかなり厚く感じます。

壁の仕上げを何にするか、実は非常に迷うところです。塗り壁ですと工事の値段が高くなり、クラック(ヒビ)の心配があります。ビニルクロスは、水廻りの特別な場所以外は、健康上原則として使わないようにしています。最終的には、紙(ケナフ)のクロスを標準としていますが、本当は、北米のようにドライウォールという、石膏ボードに塗装仕上げとしたいのですが、日本ではまたこれが値段が高く、クラックの恐れがさらにあるので、こだわりが無い場合、同じ値段を払うならばと塗り壁にしてしまうケースがほとんどです。

そのためグレードが高くてご要望があれば漆喰仕上げ、通常はケナフクロス貼りです。珪藻土をどうして使わないかですが、これは健康に良いとか機能性が高いという宣伝が強過ぎて、私はまだ信じていないのです。。。

というのも、様々な面から情報が入ってきて、どれが本当の情報か、まだわからない状態です。メーカーによってもかなり差があるというのも事実のようです。ですから、肯定も否定もしませんが、私から薦めることはしていません。

魅力を感じて、どうしてもとご指定があれば、今のところビニルクロスよりは良いだろうと目をつぶって使うことになりますが、本当は避けたい気持ちが強いのです。






▲この壁に塗って、体験です。無料ということでしたが、材料費は3千円取られます。自分でするなら、この体験でテクニックを教えてもらうべきです。







ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
http://www.mitasu.com/
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