一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

住宅の設計監理スタッフ募集!

2008年02月18日 18時56分04秒 | 建築家の日記
みなさん、こんばんは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

スタッフ募集の広告を出しました。
スタッフに興味のある方だけお読み下さい。


ミタス一級建築士事務所の思想を理解できて、設計と監理の両方できる人を育てたいと考えています。簡単に言えば私の右腕になれる人です。一人前になって独立していっても構いません。最初から右腕になれる人なら、なお良いですが、住宅に対する考え方の食い違いが多分あるでしょう。スキルがあればうれしいですが、考え方を一番重視します。


目先の仕事をまじめに一生懸命する人はたくさんいます。大半がそういう人でしょう。でも、ミタス一級建築士事務所では、それだけではダメなのです。

本当に良質な住宅を求める人に提供していくには、何が必要でしょう?

まず、そういう想いです。私が高校2年生のときに「快適な住宅を設計する建築家になりたい。」と志したように、そういう想いが必要です。

知識も経験も必要ですが、目先の仕事を一生懸命こなしていくだけでは、なぜいけないのでしょう?

いつも私がスタッフに言っている「向上心」とは具体的な例でいうとどんなことになって現れるのでしょうか?

例えば、仕事を目一杯してへとへとになって帰宅する。バタンキュウで次の日はがんばって起きて仕事へ行く。

そういう頑張った毎日を送っている人でも、建築士の資格をもっていないなら、どこで勉強するのでしょう?建築士の資格を持っている人でも、どうやって自分自身をさらに向上させていくのでしょうか?毎日の仕事だけでは、どんなに頑張っても井の中の蛙で終わってしまいます。

休日や早く帰っていても、本当の意味で向上心や目標の無い人は時間を浪費します。


私は、一級建築士の資格を取ろうと思ったときには、終電で帰ったり、休日無しで毎日仕事をしていたときでも、気力を振り絞って問題集を毎晩開いて知識を詰めていきました。現場で現場監督として先輩や後輩と同じマンションの一室で寝泊りしているときでも、皆の邪魔にならないように玄関へ卓上スタンドを持っていって夜に勉強していました。

インテリアコーディネーターは、昼食の外食時に、食事の行き帰りの歩きながらと食事中も問題集から目を離すことなく一週間勉強して資格を取りました。

宅建主任は、試験直前の秋の連休に加えて休みを取り、一週間前からの勉強で取得しました。

住環境福祉コーディネーター2級は、試験前日の夜10時から徹夜し、当日の電車の中はもちろん、会場まで歩きながら、試験会場に付いて試験用紙が配られる直前まで、テキストを読んで取得しました。

必要だと思う資格は取った今でも、私が講習会やセミナーに忙しくても時間とお金を掛けて参加するのは、もっと自身が向上して仕事に生かしていきたいからです。


海外の研修は、その費用負担や仕事がストップすることを考えると、今の私には過剰な負担です。それでも何とか続けて行っているのは、もっと見聞を広げて向上していきたいからです。ですから観光などは一切しませんし、時間が惜しいので食事もまともにとらなくても平気なのです。

目先の仕事だけで毎日が終わっていたら、どんなに頑張っても理想の住宅ができるはずはありません。どんな環境や立場にいても、無理にでもインプットし続ける時間を取らないとダメですし、できるはずです。

なぜもっと向上して行きたいかというと、最初に戻ります。
「本当に良質な住宅、快適な住宅を設計するだけでなく、現実に提供したいからです。」

書籍やテキストに書いてあることだけでは不足です。その分野のエキスパートに教えを乞うだけでも不足です。次は未知の領域に入っていかなければならないからです。まだ正解や答えが無いものを求めていかなくてはなりません。

設計だけではどんなに素晴らしくても、しっかりとした監理が無ければ本当の良質な住宅は提供できません。そのため監理も同じように重視します。監理をするには、職人さんと対話も必要ですし、説得できるだけの現場の知識や職人さんの考え方がわかっていないと職人さんは納得しません。

では、設計した建築士がしっかり監理してくれれば大丈夫でしょうか?
住宅の本当に良質な設計ができて、しっかり監理もできる建築士がこの日本にたくさんいるでしょうか?


常に向上していきながら、それを求められる人のために労力を惜しまず設計も現場も大切にしていく人との縁を求めています。(^^)ゞ

その人が一人前になって独立していった後でも、同じ考え方の輪が広がり、必要なときには助け合って進めていければと考えています。

まだまだミタス一級建築士事務所は無理をせず、こじんまりと私が先頭で走っていきますが、アシスタントから右腕、そしてすべて任せて、私は私にしかできない仕事を掘り下げて拡大して行きたいと考えています。


現在のスタッフは、頑張ってくれていますし向上心もありますが、私の右腕になれる人は、監理にも強くならないといけません。監理という面での指導は、まだ始め出したばかりです。


スタッフへの基本的なスタンスや考え方の間違いに対しては厳しいですが、それ以外は非常に甘いです。週休2日を実行していて有給もありますし、夜になると常識的な時間に早く帰れと毎日言っているとはいえ、こんな厳しく自分勝手な思い込みの私でも、志を同じくする多くの方とご縁があることを気長に願っています。




横浜市 住宅設計事務所

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