一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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中古のログハウス購入

2008年03月11日 13時11分16秒 | 建築家の日記
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

「リゾート地の中古のログハウスを購入する場合の、コツのようなものを教えて下さい。」

とのご質問を先日受けました。個別性のあるものは、直接メール返信するとして、一般論の部分をここで回答しておきましょう。


ログハウスは、通常の家のように壁の中の構造体がどうなっているか見えないというケースと異なり、躯体が見えている場合が多いので、その部分のチェックはやりやすいですね。無垢の木ですから、割れは多少ありますが、積んでいる木と木の隙間などの有無などもご自身で、注意深く観ればわかるでしょう。

大切なのは、売主に遠慮して、簡単にしか見ないことです。瑕疵保証が3ヶ月付いているとか、6ヶ月付いているというのは、契約してしまえば当てにはできません。


木の質や太さなどは、ログハウスのホームページをいろいろ読めばわかってくるでしょう。

購入時に気を付けたいのが、リゾート地では傾斜地も多く、さらに基礎を簡易に造っている場合があります。中古で年数が経っていれば、基礎の部分に関して何か不具合の兆候を確認できることもあります。

床の傾斜となって現れたり、基礎のヒビとなって現れたり、簡易な基礎部分では束と呼ばれるものが浮いていたり…。

ログハウスと言えども、家ですから観るべき基本は同じです。

水に関しても、給水、給湯、排水などの漏水関係のチェックと、雨漏れなどのチェックも当然必要です。

建具や可動するものがあれば、それらの可動チェックや設備の作動をチェックしなければなりません。


寒冷地特有のチェック事項もありますが、細かくなるので省きます。


いずれにしろ、山の中でログハウスに永住というのは、不便で大変な面は別にして、楽しそうですね。





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