一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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擁壁のトラブル相談

2009年09月23日 20時01分18秒 | 住宅検査・トラブル相談
▲例えば、この擁壁の敷地で、合法的に住宅を建て替えるには、
     余分な費用が掛かるでしょう。


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

本日で、5連休は終わりですね。

私は、都内の現場を確認して、お客様と打ち合わせをしてきました。

さて、擁壁のトラブル相談がメールできました。



「土地を購入したが、
 隣の土地の擁壁の基礎が自分の敷地内の地面の中に出ていて
 敷地内に思ったように建てられない。」

という相談内容です。

その他についてどういう状況か、
詳しい説明が無いので不明ですが

もし、開発して何軒か同時に土地の分譲していた場合で
隣地の土地が売れていないのであれば、
その件を売主に伝えて、対応してもらうことは可能でしょう。

但し、擁壁の高さが高い場合は、それを壊してやり直すには
費用が掛かるので、土地の利用が少なくなる分について
金額で精算という方法になる可能性が高いでしょう。

されに、隣地が売れていたり、売主と関係ない分譲であったり、
すでに家が建っていた場合や

自分の土地が狭くなって、思うように家が建てなれない場合

契約を白紙にして全額返金してもらうことが
法律的には可能になるでしょう。

但し、裁判官ではないので、私が決めることではありませんし、
弁護士さんや裁判官でも、意見が分かれるところですから
ここで断言できることではありません。


今回のトラブル内容は、建築の技術的な内容よりも
弁護士さんの領域の法律的な内容になりますから、
弁護士会や無料弁護士相談に行かれた方が良いでしょう。




今回の場合とは別の話ですが

中古で許可を取っていない擁壁の土地を購入する場合
擁壁のやり直しの費用を覚悟しないといけない場合があります。
隣地が建っている場合、費用だけでなく工事が可能かどうか
という問題も絡んできます。


土地を購入する前に相談や現地確認をできるだけ行っていますが
遠方の方などは、不動産屋さんの話だけでなく
できれば、第三者の建築士の意見も聞いた方が良いでしょう。


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