一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

伝説のヒーローに会いました!

2008年03月24日 15時52分48秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲右にいる人が、伝説のヒーロー、ミヒャエル・パクシース氏です。




本日のドイツエコバウツアー(17)では、伝説のヒーローのお話です。

ドイツのエッカーンフェルデ市は、環境保護という面で世界的に有名になっていて、日本からもたくさん役所から見学に行っているそうです。

有名になった背景には、この伝説のヒーローと呼ばれているミヒャエル・パクシース氏の存在があります。





▲この緑の多い、小さな小道の向こうに何があるでしょう??






▲この二つのショップがあります。この採算が合わなさそうな場所に、地域住民、
特にお年寄りのためにアイデアを駆使してこれらチェーン店の誘致を成功させたのも、
役人であるミヒャエル・パクシース氏でした。


自然との調和を考えながら開発された住宅地







▲自然保護を優先し環境を守りながら、住宅地を造っていく。
そのための工夫や様々なアイデアを出して、
ほとんどすべてを市議会に認めさせたのも、彼なのです。


そして、隣接した場所に大開発が控えていましたが、
それも自然保護のために開発をストップさせ、撤廃させました。

さらに、伝説のヒーローと呼ばれるまで有名になったのが、


▲この家庭菜園に囲まれた道を過ぎて、さらに森の道へと入っていくと…



▲この沼があるのです。この沼を造るのに予算は全く無かったのです。
そのため彼がひとりで、バケツ1個で造り上げたのです!!
このことが、生きているのに…(^^)ゞ 
伝説のヒーローと呼ばれるようになった所以です。




この話は有名で、日本の雑誌や書籍などでも出ているようです。掛かった費用はバケツ1個の値段だけで400円だったとのことでした。

彼が、バケツで水を運んだのでありません。(^^)ゞ
一休さんを超える素晴らしいアイデアでしたが、作業は簡単なものでした。後は待つだけで…。こうなったのです。


現在は白鳥などの水鳥も何羽かいます。
憩いの場であり観光地ともなり、この沼はビオトープとしての役割も果たしているのです。



このミヒャエル・パクシース氏は、実は私と同じ生まれ年でした!

「何月生まれ?」と聞くと確か「9月生まれ」と答えたと思います。
「オオ~!同期!同期!」(笑)

さらに、ミヒャエル・パクシース氏の紹介写真は、すべてギターを持っていたり歌っている写真ばかりでした。その理由を聞いてみると、


「もともとは、歌が好きで歌手なんだ。でも、食べていけないから役人の仕事をしているんだ。」とのことでした。

えっ?私がドイツ語で聞いたのかって?

いえいえ、通訳のグリムさんに聞いてもらったのです!(^^)ゞ
グリムさんの話では、グリムさんもCDを聞いたことがあり、
歌の中には環境保護をテーマにした歌もあるそうです。

素敵な歌声だとのことでした。ちなみに通訳のグリムさんは、ドイツに永住している日本女性です。





▲ミヒャエル・パクシースと最初に会ったのは、ここで夕食?のサンドイッチを頼んで
食べている最中でした。一番上の写真は、この店先のテーブルの前でした。
その後、座ってもらい話を聞いていましたが、英語で話をしてもらっているときは、
わかりやすかったです。ドイツ語は、全くわかりません!



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