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一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

家相や風水と注文住宅(1)

2006年12月25日 14時08分54秒 | 建築家の日記
メリークリスマス! \(^o^)/

先日2006年12月22日に風水や家相という言葉を使いましたので、これを機会に私の考えを何回かに分けて述べていきましょう。


実は、家相や風水は随分たくさんの本を買い込んで研究したことがあります。大きな「家相方位盤」も持っています。(^^;)

何十冊もの本、家相の専門家を含めた様々な人の意見や考え方をお聞きしたうえで、私の経験を通して長い時間を掛けて自分なりの結論を出しています。

結論としては、風水や家相の本は無視すべき内容が非常に多いということですが、私なりの皆さんにも納得して頂けるのではないかという家相や風水的な…設計哲学も持つことができました。

例えば、「家族が幸せで繁栄する家にするには、朝日を浴びながら家族が一緒に朝食を採る家の方が良い」というような考えをミタス一級建築士事務所ではもっています。

できればこれを織り込むために、皆さんのご希望を加味しながらプランを工夫するのです。このことは風水や家相の意味の無い方位より優先させることになります。現代版のミタス一級建築士事務所にとっての風水や家相と思ってください。

何がなんでもということはなく、様々な要素の組み合わせですからそれらに縛られることは避けています。

こだわっている方もそうでない方も設計をお受けしていますが、本当に細部までこだわっている方の場合は、現在の限られた土地の中でのプランニングや間取りですと、ミタス一級建築士事務所の哲学に合わない設計をしなければ成り立たない場合が多くなってきます。

後に詳術しますが、家相の書籍や先生によっても述べていることは異なり、矛盾点も多いのです。どうしても細部にまでこだわる方の場合は、その旨をお話して気にいったプランをご自身で描いて頂いて、ミタス一級建築士事務所はそれを実現するようにお手伝いをすることにしています。

次回は、多くの家相や風水の本のどこがおかしいかについても、述べていきましょう。


ミタス一級建築士事務所 清水煬二



神奈川県横浜市 住宅設計 注文住宅の ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
http://www.mitasu.com/



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クリスマスイブに暖炉と住宅リフォーム

2006年12月24日 12時29分48秒 | 建築家の日記
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。午前の打ち合わせが終わり、午後の打ち合わせが間もなくですが、クリスマスイブですので、暖炉の話を…。


住宅リフォームがほぼ完成し、先日暖炉の設置を完了いたしました。暖炉屋さんが最初の火を入れるのに「清水さんも来てね」と、ご年配の上品で明るい施主に言われて喜んで行ってきました。

暖炉の廻りの仕上げは床も壁も石にしましたが、部屋の床材は檜の無垢材、天井は杉材、壁は珪藻土という仕上げです。立地も良く、お庭も広いので別荘気分のリビングです。

暖炉の人気が高まっていて、御殿場から来た業者さんはかなり忙しい毎日のようです。
バンクーバーの高級住宅地でも、暖炉がよくありました。本物の薪を前において雰囲気を作っていますが、実際は電気ストーブ式でというパターンもよく見ました。

薪の量も沢山いりますし、火種を消すと、また暖めるまでに時間が掛かり効率が落ちるとのこと。良く乾燥した薪を用意したり、煙突の掃除などのメンテナンスも必要です。使う方の手間は想像以上に掛かります。



ですが、本物の炎が目の前でゆらゆら揺れて、ロッキングチェアーに揺られながらというのは、贅沢な時間がのんびりと過ぎて行き、ストレスも解消できるでしょう。

ここでのヒントは、暖房はやはり輻射熱が良いということです。
この点については、いずれまた詳しくお話するときが来るでしょう。




▲リビングのコーナーの設置の暖炉




▲最初に火を付け、1週間くらいは試運転で摂氏200度までで留めます。



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引越し後の家具搬入と注文住宅

2006年12月23日 15時00分12秒 | 建築家の日記
皆さんこんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

本日午前中は、施主にも来て頂いて現場での電気確認。この確認では必ずといっていいほど、多少変更したほうが良い点は見つかります。クリスマス直前なので現場に来てくれた小さなお子さんたちに、お菓子の入った「サンタの足」をプレゼントして、打ち合わせも無事終了。

午後には、私が設計監理した新築物件で、引越を完了されて外構工事中の現場へ確認に行きました。外構工事は祝日にもかかわらず、外床の乱張りの石を一生懸命に仕事していてくれていたのですが、初めて見る若者達が何やら困った顔をして家の前でヒソヒソ話をしているのです。

「何?どうしたの…?」と輪の中に入っていくと、施主が新しく購入した大きなダイニングテーブルが階段から2階へ入れることができなくて、後日クレーン車を手配して入れる相談をしていたのです。

テーブルの大きさを聞いて、私は、「ちょっと見てみよう」とその若者達を連れてインターホンを押し、施主に簡単に挨拶をして、ズカズカと家の中の入っていきました。

階段で搬入の仕方をメジャーを持って打ち合わせし、
「こうこうこうしたら入るのでは?」と私が説明しても「いや、ものすごく重いし、サイズ的には理論的に無理です」というのです。

私は「せっかく4人も来ているんだから、ギリギリできるかもしれないし、トライしてやってみたら?責任者は?」と聞くと、

「いや、もし傷つけたら責任を取れないので、クレーンを手配します。」とのこと。あれこれ押し問答をしたあと、天然物の天板で凹凸があるようなので、天板の形状を確かめにトラックへ見に行きました。

形状的に見て、「ここを下にして、こっち側で回転させればできるんじゃないの?」と無理やりトライさせることに…。

私も上の階のロフトへのストリップ階段から手を伸ばし、形だけ…応援しました…(^^;)、

結果は、見事成功!パチパチパチ!と拍手をして、「あの建築士さん、すごい…」という若者の声を背に受けながら、気持ち良く現場を去って帰ってきました。(笑)


冷蔵庫の大きな家電品は、2階というとほとんど自動的にクレーンを用意するようです。私が2階をリビングに設計する場合は、階段の幅を広めに取ってあるので、有利なのですが、新築ということもあってか傷を付けるのを恐れるようです。

以前、大正堂の家具屋さんに依頼したときは、本当にギリギリのところを慎重に養生しながら、ベテランの方が若者に指示をしながら重い家具を運んでくれたことがありました。

クレーンを頼むと最低3万円は取られてしまうので、皆さんも可能かどうかご自身でも検討されてみた方が良いかも…。

明日は1日、事務所で打ち合わせですが、本日このあと、また次の現場へ向かいます。



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長周期地震動と注文住宅

2006年12月18日 09時32分03秒 | 建築家の日記
おはようございます。ミタス一級建築士事務所の清水です。


本日2006年12月18日の朝日新聞の朝刊に、「長期周期地震動」についての記事が大きく載っていました。これは、高層ビルなどの場合、ゆっくりとした揺れでも揺れがかなり大きくなっていく現象で、当初は想定していなかったものです。最近この問題がよく取り上げられるようになってきました。

どんなに技術を結集したつもりでも、地震については想定外のことはたくさん出て来るでしょうし、地球の大自然相手ですから、宇宙同様、我々人間には予測できないことの方が多いのです。

わからない…といっていては前進できませんので、ともかくモデルとなる構造計算の基準を決めて判断しています。そのため、大地震のたびに建築の構造計算の基準の見直しがされてきたのが、いままでの現状なのです。


戸建てに住んでいるかたは、「関係のない記事」と思われたかもしれませんが、実は木造はもっとわかっていません。正確な構造計算さえ本当はできないのです。木構造の大家であり、この先生を抜きに日本の木構造は語れない杉山英男先生がいらっしゃいます。木構造の専門書は何十冊もお書きになり、研究を続けていらっしゃいますが、その日本一の大先生でさえ「木構造の接合部は、計算できない」ということをおっしゃっています。

詳しい内容は専門的になりますから省きますが、我々建築士は、だからこそ建築基準法の範囲内で満足せず、過去の地震から学び、実際の経験から地震について教訓を得て、設計プランや構造について考えていかなければならないのです。私が阪神大震災で大ショックを受け勉強し直し、新潟の小千谷地震にも駆けつけて現状を自身の眼で見て被害状況や教訓を焼き付けてきたのは、そのためでした。

私がよく提案する、リビングを2階にという考え方も、もともとはここから生まれているのです。




新潟小千谷地震についての写真やコメントはこちら



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注文住宅の上棟時の期待と責任…

2006年12月12日 09時25分36秒 | 建築家の日記
おはようございます、ミタス 一級建築士事務所の清水煬二です。

昨日2006年12月11日は、上棟がありました。
明日の水曜にも上棟があり2軒続きますが、上棟をすると木の柱や梁、屋根が組まれ家の大きさがわかります。
皆さんの五感に実感としてドーンと響いて嬉しさが湧いてきます。
そのため皆さんは期待感と喜びに満ちた日となります。

本日の現場確認の帰りにスタッフに車の中で話をしたのは、
「依頼される方は完成を期待しながら、家を創るために様々な苦労を乗り越えていらっしゃっているわけだから、そういう想いに応えないとね。」ということでした。

設計をすると、その通りに家ができあがっていきます。
例え一本の線でも描いてしまうと意味をもち、その通りにできあがっていきます。
数字も記入した通りに、何の疑いもなく出来上がっていくのです。
選んだ材料がそのまま組み込まれていきます。
それが設計の楽しさでもあり、恐さでもあります。

同じ創作でも住宅だけは、完成してから様々な要素を必要とされ試され続けます。
意匠だけで済めば簡単なのですが、快適性も使い勝手も、心地良さも耐久性も、健康面での安全性も、さらに皆さんを風雨や地震、台風などの天災からも守る構造的な強さもなくてはいけません。

家族の団欒の場を提供し、幸せな家庭となる手助けができるような住宅、近所の方からも愛される家、そこに住まう子供達はもちろん、そこに出入りする子供達のたちにも幸せを与える住宅にしたいのです。

私達も上棟時は、何度立ち会っても期待と同時に責任感からくる強いプレッシャーを感じます。思わず身震いしてしまい、気持ちが引き締まります。


住まい手である施主、スタッフ、メーカー、工事業者など様々な打ち合わせや作業を何度も繰り返して、設計図書がようやくできあがります。
これで終わりかと思ったら、そこからようやく工事が始まります。
工事中は、せっせと現場を確認に通い、思いがけない近隣トラブルや職人さんへの指導などを行い、完成してご入居され終わりかと思ったら、実はそこからがやっと住まいのスタート時点です。
皆さんの毎日の生活に影響を与えながら、住まいとして試され続けることになるのです。


住宅の設計という仕事では、意匠の楽しさだけでなくこの責任の重さを感じているため、ミタス一級建築士事務所のスタッフ採用の条件として、向上心と向上していくことを楽しむ気持ちをもった人を前提にしています。当然、私自身も時間も費用もかなり費やしながら、インプットしていっていますし、一生その気持ちを持続していくつもりでいます。




▲上棟中の大きなクレーン 青空へと高く伸び頼もしく見えました







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休日と年末年始のお知らせ

2006年12月10日 10時00分29秒 | 建築家の日記
おはようございます。清水です。

一般の方にはちょっと関係ないですが、ミタス一級建築士事務所のユーザーの方もブログを読んで頂いているようですので、こちらでお知らせを…(^^;)

土日も打ち合わせで事務所で仕事をしているので、ブログを毎日書くことをクセにしていましたが、日曜日はこれからブログは更新無しにしようと思います。その日曜日は、ホームページを少しでも改定していく日として決めて時間を使いたいと思います。

ホームページの内容は、古くなったものやあまりに稚拙な文章や、好ましくない表現もありますから、こういったことも含めて改定していきます。


さらに、盆と正月は私がゆっくり、普段の業務とは違った知的な仕事ができる時間を取るために、長く取っています。今年は、12月27日から来年の1月8日までを事務所の休日としました。私に関しては、年末に現場が動いていれば休日は関係なく行きますし、その他の休み中もほとんど仕事をしていますので、ご安心を。(^^;)

明日は、再度昨日の続きを記載します。




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住宅工事打ち合わせ会議

2006年12月07日 14時27分30秒 | 建築家の日記
こんにちは、ミタス 一級建築士事務所の清水煬二です。

本日2006年12月7日は、午前中に地鎮祭があり、そのあと現場を廻っていたので遅くなりました。


さて、住宅トラブルの連続話は明日に再開します。本日は、昨日行った工事の事前打ち合わせ会議についてお話しましょう。

ミタス一級建築士事務所では、工事前に営業担当者、現場監督、大工さんとその他の職種の方に集まって頂いて、工事についての話し合いをするようにしています。

これは、職人さんからの疑問点をお聞きするためとミタス一級建築士事務所としてお話しておきたい注意点があるからです。参加された各職種からは、すべてのかたから質問がでました。また、私の方からもすべての方にお願いや確認をいたしました。できるだけコミュニケーションを取って仕事を進めていくためには、現場へ入ったときに初めて顔を合わせるより、ここで一度顔合わせしておくとお互いに話しやすくなっており、効果があります。

夜にエンドレスで話し合うことと、時間が合わず、参加しない職種の方もいます。今回はミタス一級建築士事務所の事務所で10人くらいの参加で行いました。






打ち合わせ会議






毎日の仕事である住宅設計や監理、相談を通して皆さんの参考になりそうな考え方や実例を独断と偏見で、気ままに情報発信しています。他の建築家や業者では聞けない内容も多いはずです。このブログやホームページで皆さんが、正しい住宅について考えるきっかけになり、日本の住宅を本物に変えていくお手伝いが少しでもできれば幸いです。





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住宅の上棟式について(1)

2006年12月03日 11時59分08秒 | 建築家の日記
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。


住宅の上棟式について、「どうしたらよいのでしょう?」という質問を受けます。やるかやらないかは、施主の判断で良いのですが、迷われている方に私がアドバイスしていることをお話してみましょう。


ぜひキッチリやりたいというかたは、そのように相談していただくか意思表示していただければ、細かくお教えいたしますが、今回はまず、皆さんにあまり負担を掛けずに効率的に簡単に行う方法をお教えいたします。

やらないと決めた方は、地鎮祭と同じくやらなくても構いませんので、お間違いなく。あくまで施主が決めることです。


簡単に行うには、上棟時の人数を聞いておき、缶ビールのロング缶を1~2本、乾き物(柿ピーとかスルメ程度)を入れてお渡しすれば良いでしょう。奥様だけでご主人様が仕事の場合、現場監督に渡しておき、最後に配ってもらいます。

もし、どちらかでも出席できるなら、塩と洗米とお神酒(一升瓶でなくても、ワンカップの1合酒でも3合瓶でも、500CCの紙パックでも構いません)を持ってきてください。家の四方を清めてもらいます。もちろん、これもしたくない方はしなくても良いです。


ご祝儀については、お渡しするかどうかも任意ですが、もし渡すにしても通常の職人さんには、3千円~5千円、現場で中心となる大工の棟梁と現場監督には5千円か1万円、多くても2万円までというところで良いでしょう。たくさんの金額より、よろしくお願いしますという気持ちの表現ですから。

また、上棟時にご祝儀を必ずしも配る必要はありません。缶ビールと乾き物だけでも気持ちは充分伝わりますから、これだけでも構いません。

このケースでは、次の日以降に現場の大工さんと現場監督に、お茶代にしてくださいと直接渡すと良いでしょう。大工さんとしても、自分が造っている家の施主の顔がわかった方が、仕事にも多少良い方向に影響するでしょう。その金額ですが、棟梁に1万円か2万円、現場監督に1万円で良いでしょう。これは、上棟時に渡さなかった場合だけで、ダブって渡す必要はありません。


まとめますと、気にはなるので最低限だけおこなっておきたい方は、

「缶ビールと乾き物を職人さんと現場監督に上棟時に渡してお願いしておく」
次の日以降、
「お茶代にして下さいと現場の大工の棟梁に1~2万円、現場監督に1万円を挨拶を兼ねて渡しておく」

と良いでしょう。これで、完成引渡しまで、後は特に気を使う必要はありません。






地鎮祭については、平成18年10月22日と同じく11月5日のブログを参照してください。




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住宅と横断歩道と師走

2006年12月01日 09時23分22秒 | 建築家の日記
おはようございます。ミタス一級建築士事務所の清水です。


ついに今年最後の月、12月がスタートです。毎月1日は気持ちが引き締まり好きな日です。但し、月日が流れていくのが早く自分の予定をこなしきれない焦りを感じながら、今月こそはと毎回決意しています。


最近、信号機のない横断歩道を毎日何度も歩いて渡るようになり、初めて気づいたことがあります。
それは、信号機のない横断歩道では、車が止まってくれない!車が来ない時に、人が慌てて渡るということです。これは意外でした。横断歩道は歩行者優先でしょ?それとも青葉台駅近辺の車だけがそうなのか…?

しかも、2歩3歩と歩き出し、近づいてきた左方向の車を確認すると、こちらが途中まで歩いているにもかかわらず止まらない…。2台、3台、4台と私の体のすぐ前を通り過ぎて行くのです!

頭に来て、目の前を通る車を蹴飛ばすしぐさをしたことも何度かありますが、品位を落とさぬようそういうことは慎むことにしました。(^^;)

その代わり、エイ!とばかり足を前に出し踏み出すしぐさをして、車を驚かせて止めてから渡ることもあります。(笑)

私が車の運転をしているときは、移動時間が足りず焦っていることもあるので、同乗しているスタッフは、その運転ぶりにドキドキすることもあるようですが、信号機の無い横断歩道で人が渡ろうと待っていれば、ほとんど止まります。子供の歩行者なら、まず100%に近い確率です。女性で90%くらいかな。男性で80%くらいでしょうか…。

なぜ差があるかって?それは、単なる個人的な好き嫌い…、いや、子供や女性にはいたわりの気持ちが無意識に強く働くからです。(^^;)

前の車の死角になっていて気づくのが遅れたとか、急ブレーキを掛けないと止まれない、止まっているのに歩行者が知らん顔をしているという場合以外は、ほとんど止まって待ちます。


不思議なのは、歩行者側も車は止まってくれないと思っているようで、こちらが止まっているのに、そっぽを向いていて通り過ぎるのを待っていたり、気づかないでいることもあるのです。止まると、驚いて感謝する方もいます。(^^;)



本日から、偉~い恩師も忙しくて走るという12月、「師走」になりました。飲酒運転をしないことはもちろんですが、歩行者に最大の気配りするのが当たり前です。皆さんもどうか意識して横断歩道では止まってください。ハンドルを握ったら、ゆったりとした気持ちで今年の最後の月を過ごしましょう。

では…これからスタッフと月1回の全体ミーティングを行いますので、ごきげんよう…。
(^^)v



追伸 どこに住宅の話があるの?との質問を受けました。
(^^;)
まあ、毎月1日は住宅にあまり関係の無い話も良いかと…。住宅も焦っては良い結果になりませんから、焦らず、契約も工期も余裕をみて計画しましょう…。ということで…
m(__)m




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住宅の失敗談とその後…

2006年11月24日 10時46分11秒 | 建築家の日記
おはようございます、腰痛が続いて車の運転ができない清水です。


先日、外壁の擬石の失敗について、お話しました。その後、どうなったかをお話しましょう。外壁の高さで9Mくらいまで張り込んだため、将来の落下が心配で天然石ではなく、擬石を選んだのですが、実物の目地の色と擬石の色がほとんど同じで見映えが悪く失敗しました。

何とかしようと、メーカー、様々な業者、職人、手当たり次第にいろいろお願いし、知恵を借り相談しましたが、最終的にメーカーに現場で再塗装してもらうことになりました。工期の関係で、足場を外さねばならなかったのですが、足場を外すと、高い位置にある上部の再塗装は無理です。しかし、足場を外さねば外構工事ができず、引越しの期限もあり、まさにギリギリまで手配と交渉の繰り返しでした。最後の最後で、何とかなりました。


塗装には、海外からの色粉がその日に現場に到着しました。午後から足場の解体が控えていたため、3人の職人さんでそれまでに、どうしても足場が必要な部分の下塗りと仕上げを行いました。2日目は、その他の部分の下塗りと仕上げ。3日目は、さらに細かい要求をお願いして、目の前に見える下のほうの部分については細部までの濃淡付けの塗装の仕事を試行錯誤してもらいました。

どうにかこうにか格好も付き、メーカーの仕事で塗装の剥がれの心配も回避できました。


ミタス一級建築士事務所のメーカー担当者や商品管理の方、メーカーの職人さん、本体工事の現場監督、本体業者経由で応援してもらった塗装の職人さんと多くの方の力を借りて、本当に最後の最後のタイムリミットで何とかなったことに感謝しています。また、ご心配をお掛けした施主にもお詫びいたします。


今回のことは、良い教訓になりましたが、施主に喜んでもらえる仕事をしたいという粘りで、何とか多くの人に協力を得られ、ホットとしています。




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住宅と腰痛…

2006年11月23日 16時15分09秒 | 建築家の日記
こんにちは、清水です。

昨日は、腰にきてしまい昼から早退しました。(^^;)
本日は運転をしてもらい、唸りながら助手席に乗り、かろうじて打ち合わせ参加のために事務所にたどりつき、何とか午前、午後の打ち合わせに参加できました。


以前のことですが、私がピクリとも動けなくなり、スタッフとお客様は事務所で、電話をスピーカーホンにしながら私は自宅の布団に横たわったままで、モニターで打ち合わせに参加したことがありました。

何とか動けるので今回は、そこまではしなくても回避できました。

原因は、階段の無い現場の足場を何度も登ったり降りたり、しがみ付いたり、足を水平にしたりで突然10往復くらいしたのと、普段全く走らないのに運動のため少し走ったためでしょう…。

さて、本日のお話ですが、以前お話していた失敗した擬石の話です。この完結編の話をしようと思ったのですが、腰がこういう状態ですので…また明日ということで…。(^^;)


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住宅の失敗談と反省…

2006年11月08日 11時45分51秒 | 建築家の日記
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。


本日は、現在進行中の失敗談を恥を忍んで、後悔しながら公開します…。(^^;)

外壁や内壁に天然石を、よくアクセントに使います。玄関ホールの床に大理石というケースも多いです。しかし、擬石は今まで使ったことはませんでした。偽物を使うのが嫌だったからです。唯一外壁に使う場合、パーマストンという性能の優れたものは天然石でなくても使うことはありますが、性能はもちろん品も良いからです。


今回、外壁の非常に高い位置まで天然石を張り上げることになり、インテリアコーディネーターが選らんだ形状や厚さが天然石では、将来の剥離や落下の心配がありました。性能や安全を大前提としているので、今回、初めて擬石を選択しました。

カタログでは印刷のため色の具合がわからないので、擬石そのものはもちろん、目地のサンプルの候補も、すべて取り寄せて決めさせました。


ところが、実際に張ってみると、擬石の色と目地の色がほとんど同じで非常に安っぽく見えるのです。これが天然石であれば、目地と素材が違うので特に問題なく、好みの問題だけでそれなりに品良く見えるのですが、擬石と目地は所詮同じセメント同士ですから、同色では、本当に安っぽくみえてしまいます。

擬石は写真とはかなり色は異なり、サンプルも様々な色の中の一枚ですから、そこはしっかり押さえていたつもりでも、考え方が甘かったのでしょう。

現在、目地の色を変えることができるかどうか、または擬石の色を将来はげることなく自然な感じで塗り替えることができるかどうかを、メーカーはじめ様々な職人や業者に確認しています。工期のこともあり、足場を解体しなければならないのですが、足場を解体すると作業ができません。剥がせるものなら剥がしたいですが、モルタルの下地を考えると、ちょっと不安です。早急に、かつ慎重に今の時点でできるベストな選択を行うつもりです。



どのように対応したかは、いずれの機会に公開しましょう。皆さんはこういう失敗をしないで下さい。どなたか良い塗装の方法があれば教えて下さい。(^^;)




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住宅の現場打ち合わせ

2006年11月06日 10時55分38秒 | 建築家の日記
こんにちは。

設計の打ち合わせは、工事前にすべて行いますが、工事が始まってからどうしても現場で打ち合わせしておかなければならない点があります。

それは、電気関係の打ち合わせです。スイッチ、照明器具、コンセント、エアコン関係、分電盤、LAN配線やテレビ、CATV、インターホン、などなど

図面上でいくら細かく打ち合わせをしていても、現場の3次元の中では様々なことが一度に情報として入ってきますので、変更した方が良い、追加した方が良いという点が出てきます。

そのため、電気工事が入るときに、現場監督、電気屋さん、ミタス一級建築士事務所の担当者と施主とで現場打ち合わせをします。



▲現場打ち合わせ風景 電気屋さんが入る直前に行います


このときに重要なのは、曖昧にせず、必ず正確な場所を指摘して確認し合うことです。そのためには、照明器具の大きさや形状、取り付け方法まで確定しておかなければなりません。

曖昧なままこの打ち合わせに入っても、打ち合わせも曖昧で、あまり意味がなくなるからです。



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住宅の地鎮祭について(2)

2006年11月05日 12時27分30秒 | 建築家の日記
皆さんこんにちは、午前の打ち合わせが終わりました。

地鎮祭の話が出ましたので、再度、前回の地鎮祭についてコメントに追加いたしましょう。

まず、神主さんへのお玉串は、地鎮祭が始まる前にお渡しした方が良いです。祭壇に奉納して頂けます。

地鎮祭の間ですが、神主さんが祭壇に向かって何か声を発しているときは、頭を軽く下げておいて、声が止まったら、頭を上げて大丈夫です。祝詞をあげているときとか、神様をお呼びしているときなどです。

途中、神主さんが祭壇に向かって何度も礼をしますが、皆さんはそのままで礼をする必要はありません。

その他、玉串の捧げ方や鍬入れは、その場で教えてもらいますので、間違っても構いません。真心を混めておけば良いでしょう。


出席した業者さんへいくらか渡すかどうかですが、渡しておいた方が良いでしょう。お酒をもって来てくれますし、砂や竹の用意などが必要な場合があります。

金額は砂や竹を用意してくれたら1万円程度、神主さんがすべてやってくれて、お酒だけをもってきてくれる場合は5千円程度で良いでしょう。気持ちの問題ですから、3千円でも構いませんが、少しでも渡しておいた方が良いでしょう。

中には、業者に2万円とか3万円程度と教えている場合もありますが、そんな金額は必要はないと思います。

依頼する神社ですが、地元の氏神さんが一番です。もし、こだわらず交流がないから頼みにくいとか、送り迎えが必要、海の幸、山の幸などの用意が必要、砂や竹の用意など無理があるようでしたら、すべて手配して頂ける神社があります。

私が依頼を受けるといつもお願いをする神社は、東京都杉並区阿佐ヶ谷南にある猿田彦神社といって、古事記にも出てくる有名な神様です。本宮は伊勢神宮の内宮のそばにあります。地鎮祭などには最適なこともあり、何から何まですべて用意してくれるだけでなく、非常に丁寧に教えて頂けますし、地鎮祭もしっかりやって頂けます。地元に神社に頼んだときに、あまりに簡単すぎるくらい簡単に終わって拍子抜けすることが何度かありましたが、ここは普通は大丈夫です。


お玉串も他と比べても安くて大丈夫ですから、神奈川県や東京都なら3万8千円
(平成20年現在)で何も準備は必要なく、すべてお願いできるので特にお薦めの神社です。



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現場とホームページと…

2006年10月26日 13時33分08秒 | 建築家の日記
こんにちは、ミタス 一級建築士事務所の清水煬二です。

昨日2006年10月25日は、他の仕事をストップしてホームページの改定作業に集中しました。時間をまとめて取らないとできませんので、夜も徹夜で行いました。トップページだけですが、なかなか思うようにいかず苦労しました。そんな中でも、現場は、毎日動いているので、確認に行かなければなりません。昨日、新築中の木工事が終わり、大工さんが現場を離れました。




▲洗面台は、かなりの横長でサイズ指定で現場で造ってもらいました。


内容をチェックをして、現場監督に携帯で指示を出しました。本日、またこれから確認に行きますが、外壁の防水で大切な段階は、特に細かくチェックするのです。チェックだけでなく、本当に細かい部分は自分でプラスアルファーの手直ししています。こうしないと安心できません。


そうです、ホームページのトップは何とかアップしましたが、中身が変わっていないので、追加と訂正を引き続き行わないといけません。今月中には、一通り訂正を含めて完了したいものです。


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