
特長あるキワモノフレームのラインナップが面白い、ペンナローラの2017年モデルが発表されました。
どれも個性があって唯一無二の性能を誇るペンナローラが、廉価モデルをリリース。RC-1はあくまで価格帯にこだわったというだけあって、性能はいたってオーソドックスで普通です。この普通というのが、意外。乗りやすい。
安定していて真っ直ぐしっかり走る。当たり前だけど実は重要。特にエントリー価格のモデルには安心という性能が大切。見た目はエントリー向けとも思えない凝ったデザインですが、ヘッドはノーマルサイズ、ワイヤーが外出し、BBはネジ切りと実にベターな設計がメンテナンスしやすくてショップとしては嬉しいところ。
実は発表されてすぐに試乗させて頂きました。本当に普通に走るんですが、逆に悪い箇所も見つけられない。乗りやすい良いバランスに仕上がっています。ホイールがキシリウムだったので、走りのキレが増していてバージョンアップさせても遜色ないレベルだと感じました。
カーボンながら頑丈さもありそうで、初めてのカーボン完成車にイタリアブランドという新しい選択肢。フル105スペックで価格219,900円は優秀。

フィブラのようなつながり方をしているトップチューブとシートチューブ。乗り心地を高めようという意識を感じられる形状。流れるラインは美しい。

エアロフレームかのようなボリューム感あるBB周り。これでもネジ切りというのが、面白い。見た目ほど過剰な高剛性ではないです。