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2009.12.22 遅ればせながら、今年のお正月の続き#4(酢の物のこと)

私は、おせちでの、酢の物の役割は、大きいと思います。
ごちそうの後の、酢の物の爽やかさは、格別です。

幼い頃のおせちの思い出の酢の物は,紅白なますと菊花かぶです。

長じて、自分でおせちを作る様になってから、紅白なますは、大型の大根を2本
使って、作ったこともあります。これを刻むのが、大変なこと。
でも、私の得意技でした。本当に、これ包丁で切ったの?と聞かれるぐらい、細く
長く、きらきら輝いている様に見えました。
そして、「菊花かぶ」も…。

私は、7~8年程前、今と比べ物にならないぐらい、手も足も激痛だった時期があり、
激痛の手が肩までしか上がず、髪を洗うのに、自分の頭の方を、手まで持って行って
洗っていた、あの激しく痛む手が、なんと見事に、「菊花かぶ」を作っていたことを、
私は時々思い出します。
そんな状況でも、包丁だけは使えて、信じられないほど美しい膾類を作ることができ
ることにを、私は神に感謝していました。

一番ひどい年のおせちご招待は、3組11人でした。
まさか、身体の悪いものが、こんなことをしているなんて、誰も信じなかった筈です。
そのことを、私はほとんど、口にすることはありませんでしたが、話したとしても、
伝わらなかったと思います。


(2003.1.10撮影)
「菊花かぶ」の繊細な白い乱菊の花びらに、私は、自分で見とれることがありました。


(2003.1.10撮影)
「菊花かぶ」は、まさに、日本料理の華だと、私は思っています。

その頃の、私の菊花かぶのことを、書いた古いページをリンクします。
その頃は、まだ便利なブログなど無かったので,苦労して作ったホームページです。
「2003.1.10の日記」


私のおせちの、酢の物の数は、いつの間にか、少しずつ増えて行きました。
今年は、お客様予定ではなかったのに、数えてみれば、5種あったので、驚きました。
その5種については、次回と致します。


今日は、恥ずかしながら、古いホームページから、私のお正月風景をリンクします。
「2003年 お正月大好き人間のこだわり日記」
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