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2019.07.31 I さん宅ご招待、<彼女の「滑り症」と私の「脊柱管狭窄症」そしてご招待のこと。>

(7月23日)

朝、Iさんから電話があり、今日の昼食か夕食、どちらかお食事いかが?と。
彼女は、元職場の同僚だったが、40年振りに再会した時は画家になっていた。
しかも、登山家で、超多忙なので、いつもお誘いは突然が多い。 

私は、今日は午前中は仕事をしたいので、午後の方にして貰う。
お宅は坂道の上なので、この暑さで大汗をかきたくないので、今回始めてタク
シーで行く。あっと言う間に着いた。な〜んだ近かったんだ。
 

これ、ビールに合うのよと、最初に、出て来たのがオレンジピール。
毎年、大量の夏みかんを買って来て、作るそうだ。
甘すぎず、 その美味しかったこと。美しさにも見とれた。
これを細かく切ったものを混ぜて焼くバウンドケーキが美味しいと、そんな
話になった。私も大好き。

 

優しい味のスープ。
彼女は、特上級の昆布を使っていて、最近では、洋風の料理も昆布でお出汁を
取ることが多いとのこと。
昆布好きなことが、2人の共通点。話が盛り上がる。
彼女は、大きな極上品の真昆布の包みから何枚かの昆布を抜き出して包んで、
お土産に呉れた。 

 

小鯵と野菜のマリネー。
マリネーの美味しいこと。 私はマリネーが大好き。

 

トマトとベーコンとチーズと野菜類をオーブンで焼いたもの。
 

優しい味で美味しかったこと。お替わりをした。
ベーコンを、大きな丸のまま買うとのことなので、そのベーコンからして違う
のだろうと思った。
左上の小皿は、新生姜の佃煮。忙しいのに、こまめに作るんだな〜と感心した。 

あと、コーヒー大好きの彼女の美味しいコーヒーと、お持たせのプリンで、
ひとときおしゃべりした。
 



<彼女の「滑り症」と私の「脊柱管狭窄症」、そしてご招待のこと。>

彼女は、翌朝の始発で登山に出発するので、食事の時間も2時間程度しかないこと
は知っていたので、早目に失礼しなければならない。

彼女は、登山仲間と、毎月1回1週間の縦走をしている。
70代後半でも、若い頃からの山仲間が健在と言うのは、素晴しいことだと思う。
彼女は近年滑り症になり(背が6センチ縮んだ)、唯一女性の彼女は急な山は登らず、
男性3人が降りて来るのを、麓の温泉に浸かって待っているのだと言う。
痛みもある。それでも行きたいのだから、余程山が好きなのだと思う。
それにしても、私などは旅慣れないこともあり、旅行前の慌ただしい時に人を食事に
招待するなど考えられない。気持ち的に手一杯だと思う。彼女には感心する。
彼女は、会いたいと思ったら、すぐ実行するのだとか。
今日会いたい人は、本当に会いたい人。明日でもいい人は、どうでもいい人だとか。
 

私が3月に「脊柱管狭窄症」に罹ったことは彼女には言っていたが、「それが6月に
治ったのよ。」と言ったら、彼女はびっくりして「 『脊柱管狭窄症』は治る訳ない。
あれは、絶対に治らないのよ。」と言った。
「だって、治ったんだもん。もう、何所も痛くなくて全く以前のままよ。」と私が
言ったものだから、彼女の驚くこと驚くこと。 
毎朝のストレッチのことを言うと、教えて欲しいとのことだった。
この日は、そんな時間はなかったので帰って来た。
 

彼女には、いつもご招待ばかり頂いて、こちらは自宅へ食事に御呼びしないので、それを
謝ると 「いいのよ。あなたは今迄に充分人を招待して来たから …。」 と言ってくれた。
え〜?感動!
私は、阪神大震災の一年半後、避難先から神戸に帰ることが出来たお礼に、せめてと思って、
無我夢中で私に出来る粗食の接待を10年以上続けたのは確かだけど、自己満足だったかも
知れない。
コンピューターで新しい道を模索した苦難の時期と重なったので、事実限界を超えていた。
しかも何よりも、手足の激痛の中での行動だったので、今から思えば、想像を絶していた。
手はストレスからだと思う。激痛で肩より上へ上がらず着替えにも難儀した。右手が特に酷かった。
でも何故か包丁が使えて、布巾が絞れた。この2つだけが出来た。こんなことってあるのか?
驚喜した。この2つができたら料理が出来る。神様が残して下さった。有り難うございます。
私はツイテイルと感謝が込み上げた。忘れられない出来事であった。足の痛い私は、買い出し
だけで足が激痛となるが、洗い場に寄りかかりながら、それでも毎年おせち招待をし、普段は
粗末でも心のこもった料理を作り、皆さんに食べて貰うことが出来た。今も思い出となっている。

もう、足も手も治ったが、今では体力的に出来なくなった。
でも、そんな風に思ってくれていたの? 有難い言葉だった。 

それにしても、何故そんなことを彼女は知っているのか?
彼女と再会したのは、その後、今の住所に転居してからだったのに。 

 


 

※ あ、今思い出した。
お互いに20代の頃、私は彼女を我が家にご招待したことがあったのだ。
そうか、 そのことを彼女は言っているのだ。忘れていた。
あ〜、嬉しい。^^

そのことは、いつかここへ書いておきたいと思う。とても楽しい話なので。

 

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