凡々たる、煩々たる・・・

タイトル、変えました。凡庸な人間の煩悩を綴っただけのブログだと、ふと気付いたので、、、。

2009-05-27 21:30:44 | 
長い間、この日記に彼のことが書けなかった。
悲しすぎて、苦しすぎて、胸が痛みで耐えられなくなる。
人は、自分のキャパに応じた悲しみ方しかできないのだと、つくづく思う。

彼は、死んでしまった。2003年6月20日、、、
今でも、痛いよ。
彼のことを考えると、胸が痛い。心臓が痛い。ぎゅーっと痛むよ。

思い出すと、歩いていても、その場にうずくまりたくなる。なんで? なんで、死ぬの?  

自分も大きな病気をして、回復してきて、
今やっと、みんないずれ、同じところに行くのだと思うようになった。

でも、やっぱり、あれはきつい。彼に先に逝かれたのは、きつすぎる。
何をもってしても、もう、癒されない辛さだ。もう、決して治ることのない傷が、ざっくりついてしまった。「一生傷」というやつだ。
だから、何かが違う。人生の何かが違う。どこかで、自分の幸せを望んでいない。どこかで、自分の破滅を見ようとする。

もう、いいや。彼に会えたら、もし、何か時間が戻るような、信じられないような奇跡が起こるのなら、もう、何も要らないから。もう、私のこれからの人生は全部要らないから。だから、会わせて欲しいよ。
でも、それは、私が死ぬときなのだろう。
彼が迎えに来てくれて、あぁ、やっと会えた、と、私は安堵しながら、この世から旅立てるのだろうか。

このようなことを考えていると、きっと、生命力は落ちているのだろうね。
生き物としての、活力のようなものが、低下しているのだろうね。
弱っていくのだろうね。

でも、ほんとに、彼に会わせてもらえるなら、いいのだよ、もう。これからの自分の時間なんて。


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