思えば、他人の悪口というのは、それほど悪意がなく言われるものなのかもしれない。
人によっては、その場にいない人の悪口は、その場にいる人との親密さを増すツールである可能性もある。だから、その場にいなくて悪口を言われた人と、次に同席するときは、その人と親密に接することができる。
悪口を言った人のことを、実は特に嫌っているわけではない場合もありそうだ。好意すら持っている場合もありそうだ。それでも、悪口を言うのは、悪口がその人以外の人と交流をはかるためのツールだからだ。それは挨拶みたいなもの。
しかし、自分の悪口を言われた、ということを知った人は、許し難いという怒りを感じる。あるいは裏切られた感じがする。悪口を言った人を信用できない人だと思う。二面性のある悪人だと思う。
その出来事において、悪口を言われた方と言った方では、深刻さは天と地ほども違う。言われた方は怒りに燃え、言った方は言ったことすら覚えていなかったりする。
よく言うように、足を踏んだ方は痛くはない。時には踏んだことにも気づかない。が、踏まれた方は痛い。
先日報道されたひき逃げ事故では、ひき逃げされた人は死んでしまった。後ほど逮捕された加害者は、(よくある話だが)、何かにぶつかったような記憶はあるが、ひき逃げなどはしていない、と否認しているそうだ。被害者は死んでいる。が、加害者は記憶が希薄だ。極端な例だが、人の批判、悪口、攻撃は、これに似ている感じがする。やった方はほとんど記憶すらない。何も悪いことはしていないと思っている。しかし、やられた方は、一生忘れられないような心の傷を残したりする。恨みとはそういうものだ。
これをどうすればよいだろう。私も被害に遭っている。ネット上で、実名で誹謗中傷された。が、ある人がそのことを正した時、誹謗中傷した人が言ったのは、「私、何か悪いこと言った?」だったそうだ。自覚がないのだ。こちらは被害届を出そうかとまで思い詰めたが、向こうは自分が私の悪口を書いたとは思っていない。実名を挙げて事実ではないことを憶測だけで書き連ね、ネガティブなイメージをネット上にふりまきながら、他人を「誹謗中傷」した、という自覚がない。
そういうものだ。だから、反省もない。謝罪もない。
どうすればよいのだろう。そういう状況で被害を受けた時、被害を受けた方はどうしたらよいのだろう。否、被害を受けないためにはどうしたらよいのだろう。
攻撃癖のある人、というのがいるのは事実だ。私も、行政の人については、平気で攻撃していたかもしれない。個人を攻撃する気は毛頭ないのだが、行政を攻撃することは結局その成員である個人の攻撃になってしまう。「日本の行政」を撃つつもりで、実は大した権力もない小心な公務員を攻撃してしまい、恨みを買ったということはありそうだ。
人によっては、その場にいない人の悪口は、その場にいる人との親密さを増すツールである可能性もある。だから、その場にいなくて悪口を言われた人と、次に同席するときは、その人と親密に接することができる。
悪口を言った人のことを、実は特に嫌っているわけではない場合もありそうだ。好意すら持っている場合もありそうだ。それでも、悪口を言うのは、悪口がその人以外の人と交流をはかるためのツールだからだ。それは挨拶みたいなもの。
しかし、自分の悪口を言われた、ということを知った人は、許し難いという怒りを感じる。あるいは裏切られた感じがする。悪口を言った人を信用できない人だと思う。二面性のある悪人だと思う。
その出来事において、悪口を言われた方と言った方では、深刻さは天と地ほども違う。言われた方は怒りに燃え、言った方は言ったことすら覚えていなかったりする。
よく言うように、足を踏んだ方は痛くはない。時には踏んだことにも気づかない。が、踏まれた方は痛い。
先日報道されたひき逃げ事故では、ひき逃げされた人は死んでしまった。後ほど逮捕された加害者は、(よくある話だが)、何かにぶつかったような記憶はあるが、ひき逃げなどはしていない、と否認しているそうだ。被害者は死んでいる。が、加害者は記憶が希薄だ。極端な例だが、人の批判、悪口、攻撃は、これに似ている感じがする。やった方はほとんど記憶すらない。何も悪いことはしていないと思っている。しかし、やられた方は、一生忘れられないような心の傷を残したりする。恨みとはそういうものだ。
これをどうすればよいだろう。私も被害に遭っている。ネット上で、実名で誹謗中傷された。が、ある人がそのことを正した時、誹謗中傷した人が言ったのは、「私、何か悪いこと言った?」だったそうだ。自覚がないのだ。こちらは被害届を出そうかとまで思い詰めたが、向こうは自分が私の悪口を書いたとは思っていない。実名を挙げて事実ではないことを憶測だけで書き連ね、ネガティブなイメージをネット上にふりまきながら、他人を「誹謗中傷」した、という自覚がない。
そういうものだ。だから、反省もない。謝罪もない。
どうすればよいのだろう。そういう状況で被害を受けた時、被害を受けた方はどうしたらよいのだろう。否、被害を受けないためにはどうしたらよいのだろう。
攻撃癖のある人、というのがいるのは事実だ。私も、行政の人については、平気で攻撃していたかもしれない。個人を攻撃する気は毛頭ないのだが、行政を攻撃することは結局その成員である個人の攻撃になってしまう。「日本の行政」を撃つつもりで、実は大した権力もない小心な公務員を攻撃してしまい、恨みを買ったということはありそうだ。