「母さん、公園へ行って見てん、八重桜がいっぱい散っててきれいやで!」(散ってて?)
なつめのお迎えの帰り、小学校の前の公園でいっぱいの桜を拾ってきていた。
幼稚園入園は桜坂だが、小学校の入学の記念写真は公園の入り口のソメイヨシノの桜の木の下だった。
ソメイヨシノとは違って、色の濃い八重は落ちても花束のように落ちていたりして、ダイナミック、
これはすずめさんの精なんだ、きっと。
「だ~れも、居なかったよ」と言ったからちゃちゃっと壁塗りして出かけた。
子供たちが遊びにきていた。
今年も(もう咲いてるだろうな~) ソメイヨシノが終わる頃そう思っていたが、満開。
しかし、最近何処へ行っても最初の感動ほどもない自分の心、くすんでいるのか?ちょっと悲しい。
それでもやはり、美しいものは美しい。 微妙に違う3種類の八重桜があった。
花だけを見れば造幣局と同じ、充分に綺麗やん!
空の青がないのが、淋しいけれど、実に艶やかである。 (絵に描けないものだろうか)
いつもこのマンションをバックに撮っているわ。
夜お風呂に入ったら、洗面器いっぱいに八重桜の花びらが入っていた。
まだ2週間足らず、時折「行きたくない」と揺れるなつめの心をおもんばかっての次女の思案の策だろうか。
なつめ1歳のとき、天保山の夜桜を見たとき花びらをひろってお風呂に浮かべてたっけ。
あれから2年の経過、時の流れや孫達の成長を思うと、やはり桜はやさしく私を包んでくれた。
やがて桜の季節は終わりに近づく。 入れ替わり見せる青葉の光る季節、また心は新鮮に生き生きだ。
今日は24節気の「穀雨」 この頃降るしとしとやさしい雨が、穀物を潤すとか言われるが、
ここ一週間の間には強い寒気でみぞれが降ったり、そうかと思うと薄着でおれたり戸惑う異常気象、
潤うどころか被害さえ出ていて、野菜の高騰が続いているがどうなっているのだろう。