先々週神戸の夫人を映画に誘って行くつもりが、台風で大雨とかで延期になっていた。
朝からまた雨である・・しゃあない雨男だもの。 夫は半ドンだったので帰宅早々出かけた。
雨はやんだ様。 摩耶から事故渋滞・・手前なのでラッキー。
お決まりの回転寿司へ行く。 夫人が、好きなネタがとれるようにと席はいつもレーンのそばにしている。
最近では私より良く食べるような気配、食が失せてない事が心なしか嬉しい。
(食べられなくなったら、もっと老いが早くなるだろうし私の動きも変わってくるし)
映画が始まる3時45分までの40分ほど、どこか紫陽花でも咲いていないかなぁ・・。
毎回写真を撮って2L版で届けてあげている。 思い出せるように。 前回は桜。
夫人が以前住んでいた場所付近を車を走らせていたら・・あれはなんやろう・・好奇心旺盛な夫である、
警備のお兄ちゃんに聞くと、2004年に出来た神戸製鋼さんの建物「灘浜サイエンススクエア」だった。
「製鉄」「発電」「エネルギー」環境」4つのテーマを結ぶ科学の広場、良く行く「エルシティ南港」のような施設。
時間がある訳ではないのでエレベーターで上階のビオトープ、池のある憩いの広場へちょちょっと。
「お!紫陽花咲いてるやん!」夫が言う。 「良かったね~」小躍りして写真に収める。
わずかな時間に思いが叶って(あ~嬉しい!) 地域の人々への還元サービス?入場、駐車場とも無料。
池にはメダカやおたまじゃくしがいたみたい。 「コウホネ」と名札があったスイレンの種。
先達て観る予定の「阪急電車」はお昼1回で終わっていて、本日全国公開の「星守る犬」にした。
一番泣ける映画・・とかいい前評判だし、夫は犬好きだし感動ものらしいし。
終わってお茶しながら話した。 夫人には阪急電車」の方が良かったかも、2時間も疲れさせたかな。
映画は久しぶりって喜んでおられたけれど、「現在や過去や入り混じり過ぎて疲れるなぁ」笑いながら言った。
犬の好きな人にはいっそうの感動的だったと思うが、何処で涙が溢れるんだろうと思いながら見た。
飼い主の死が分からず、街に食べ物を探しに行く、汚れて人から棒きれを投げられ怪我しながらも
忠実に健気に飼い主のもとへ帰って行くところなど、過去の犬物語同様にうるうるは来たが・・。
家庭、家族、夫婦、親子、人と人、繋がり、絆・・色々考えさせられるところはあった。
東北地方でエキストラになった方の中には、被災されたり亡くなられた方もあってそっちの方が辛かった。
西田敏行さんの役どころ、味のある演技は良かったが、溢れるほどの感動が・・「八日目の蝉」は涙が溢れたけど。
映画そのものより、エンディングで流れる久しぶりに聞く平井堅さんの歌に合わせ、いくつかの場面が
絵画チックに現れるそれに様々なシーンが思い出されて私には込み上げてきた。 夫の点数75点。
予想以上に泣けた、号泣とか、涙が溢れたとか、試写会の映画レビューで書いてあるのを読んだが、
自分は冷たい人間なのだろうかと、それを落ち込んでいる。 もっぱら涙腺はゆるんでいるのに・・。