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聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

北の国から'87 初恋(視聴率20.5%)

2012-02-18 13:41:57 | 邦画ヒューマン

これで特番は3番目になりますが
今のところ、最高傑作だね



あんなに小さかった純に好きな人ができるなんて
嬉しさと淋しさが入りまじり、
何とも言えないあの胸の痛がゆさ


人生で初めて″親″を疑似体験してしまいました



北の国から'87 初恋



最近映画やドラマでここまで泣いた事ないなぁ
という位号泣

でも、1番泣けるシーンとして有名な
あの場面を理解するにはもう少し先かな





中学3年生になり
暇さえあれば機械いじりをしている
黒板 純(吉岡 秀隆)は
"ペンチ"なんてあだ名がついている今日この頃。

同級生のチンタに好きな人ができたっているから
見に行けば…


ま、まずい。まずいですよ

僕が気になっているのと同じ
大里 れいちゃん(横山 めぐみ)じゃありませんか



でも、仕方ない。
だって僕はドキドキしていた


一緒に歩いたり、
雨宿りしたり、
尾崎豊の曲を聴いたり…


ドキドキしていた




そんなある日、霜が降りた。
これは農家を営んでいる家にとっては大変な訳で、
れいちゃん家も例外じゃない

しかも大里のおじさんは手広くやっていたし、
この前、皆で助け合おうとしなかったから、
それはそれは悲惨な事になり…

当然、東京の高校に一緒に行くと約束していた
れいちゃんだって…






ファンが選んだ名場面で1位になった
純が泥のついた1万円札を手にするシーンがある
スペシャル版第3弾です






















1位になったこのシーンは
脚本家倉本 聰さんご自身が
お母様がくれた500円札を使えなかった経験をもとに
描いたんですって。

確かにお金って、
その額面の価値ではない
"何か"がありますよね~~



と、もちろんこのシーンも素晴らしいと思いますが、
まだ子供がいない私が共感したのは
純の切ない恋心




結局霜が降りたせいで、農作物は駄目になり
その時誤ってお母さんを死なせてしまうわで
大里家はクリスマスの日、突然姿を消したんです


いわゆる"夜逃げ"


ひぇ~と驚くのと同時に、可哀そうなのは純


「そりゃないじゃないか。」って
ぼやいてたけど、
本当、そりゃないよ、倉本さん



あんなに楽しくドキドキして尾崎について語っていたのに
まさか、手紙とカセットだけ残して、居なくなるなんて。
東京だって、
れいちゃんと一緒だから行きたかったのに…


I LOVE YOUが痛すぎです



という様に
改めてこのドラマは心ふるわされますよね~


現代のドラマも見ている私は
何故だか考えてしまいます…


以前、道新に書いていた事なのですが、

「ドラマは糖衣錠【とういじょう】。
 書きたい事は苦い核にあるけど
 それを砂糖の甘みでくるむ。」


その後もまだ続くのですが、
ポイントは"苦い核"なんじゃないかと。

なるほどな~。
どうもこの"苦い核"を感じられないからなんだ…
所詮、自分の心配ばかりで心に突き刺さんないというか…


その点、このドラマは一杯一杯
詰まっていますよね、普遍的な感情が。


今回のテーマ"初恋"だって、誰もが経験する事だし、
蛍や草太兄ちゃんを含めた周りの人は"思いやり"に溢れている。
もちろん、時には自己中心的になるけど。

そしてラストシーンは"親心"を。


要所要所に"人と暮らす、生きる"って
どういう事なのかを教えてくれている気がします


う~~~ん、本当、すごいドラマだ

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北の国から'84夏 (視聴率24.3%)

2012-01-12 13:10:14 | 邦画ヒューマン
このドラマ自体しっかり見ていなくても、
誰かがパロディにしたり、
感動した話をしたりと、
部分、部分の話は知っている方も多いのでは



そんな「子供がまだ食ってるところでしょうが」という
あまりに有名なラーメン店でのシーンがあるのは



北の国から'84夏



確かに"人の不幸は蜜の味"と申しますが、
あれ何か見覚えが…)
やっぱりやりすぎですよ


いえ、でも今回はそれが相当面白い訳で…


若干スペシャル2作目でここまで悲惨なら
最後まで見られないんじゃないかと思ってきました


草太に関してはいわゆる罪が返ってきた自業自得ってパターン





1984年の夏休み。
父さん=黒板 五郎(田中 邦衛)の
親友中畑のおじさん(地井 武男)の
甥っ子君(六浦 誠)が、富良野に遊びにやって来たんだ。


努君は持ってきたパソコンを自慢したり、
父さんの悪口を言ったり、すげーむかつく訳で…



特に父さんの事をがっかりだなんていうのは許せない訳で…


だって本当の事なんだもん。あの日以来父さんは…






その日、父さんが出稼ぎから帰ってきて、
雪子おばさん(竹下 景子)も2年半振りに来るので、
迎えにいく事になっていたんだ。



けれど正吉君(中沢 佳仁)とのスキーが楽しくって
なかなか止められず、大急ぎで駅に向かった訳で…




た、大変です
と、父さん、丸太小屋が火事になってしまいました
しかもそれは僕=純(吉岡 秀隆)のせいかと思われ…




このシリーズで「印象に残るシーンは?」というアンケートでは
必ずや上位に入る
丸太小屋火災とラーメンを食べているシーンが出てくるスペシャル版第2弾です













子供と言うのは時々何の気なしに
痛い所を突きます。

今回純が五郎に言う事はまさにそう。


「昔の父さんならもっと自分でやった。」



最後のラーメン店でのシーンにつながりますが
これは多くの大人が言われたくない台詞なんじゃないでしょうか


だって、年とったんだもん



昔と比べられても困るよねぇ。
特に肉体的な部分では




ただし
この部分の肝だと思いますが、
精神的な事も絡んでいるから痛いんですよね。



年を重ねるとどうしても"チャレンジする事"を
避けるようになる。
そこに向かうのも大変だし、
失敗した時のダメージも若い時より大きいから。

"忙しさ"に感【かま】けるのもできるから。



でも本当は頑張んなきゃって思いもあって
そこを突かれたから、五郎は怒るしかできなかったんですよね


お子さんがいらっしゃる方は
1度や2度は、同じ経験をしているかもしれません。






私が一番印象に残ったのは、五郎の純に放った

「何でも悪いのは正吉君なんだな。」



色々問題が起きて
全て正吉君が元凶なんだと説明したからなんですが…




確かに自分も一緒にやったのに
全て他人のせいにし、身を守る態度は悪いと思いますが、
"盗み"に関しては
実際にやるのと、やらないのでは大きな違いがあると思うのです。



人は日々誘惑にさらされ生きている。
それをギリギリの所で我慢するのか、
それとも誘惑に負けて本能のままに行動するのかでは大きく違う。


実社会では盗ろうと"思っただけ"では犯罪ではないけど
"盗った"ら罪なんです。


正吉もしきりに「盗ろうとしただろ」と責めていましたが
違うんじゃないかと私は感じました


あなたはどう思いますか


もちろん、他の心に残るシーンなども教えて下さい

北の国から'83 冬(視聴率26.4%)

2011-12-27 21:09:15 | 邦画ヒューマン
連ドラの放送が終了したら
そのまま特番も4夜連続でO.A.


やった~~

実は2時間スペシャルは見ていないんですよね~。


と言う訳で、興奮冷めやらぬ状態で
1年半後の物語


北の国から'83 冬



確かに"人の不幸は蜜の味"とは申しますが、
ちょっとやりすぎじゃありません


面白いのには間違いありませんが、
あまりの可哀そうさに1つマイナス


それにしても正吉は
一気に大きくなりましたね~~




黒板 純(吉岡 秀隆)と
妹の(中嶋 朋子)の2人での
新しい丸太小屋の生活にも慣れた12月30日。


父さん=五郎(田中 邦衛)が
出稼ぎから帰ったきた


紅白でも見ながら、
ぬくぬくと年を越すはずだったんだ。


けれど、正月早々
正吉君(中沢 佳仁)がいなくなったという噂が聞こえてきた訳で…


正吉と言えば、おじいちゃんが亡くなり
旭川で働くお母さん=笠松 みどり(林 美智子)に
引き取られて以来だ。


何でもお母さんが700万円の借金をして
返せなくなり、
それを僕の父さんが返さなければならない訳で…


昔、この富良野でたくさんお金を稼いだ
沢田 松吉(笠 智衆)さんが
山を売って返せばいいと言うけれど…



本当なの、父さん
僕たちの家がなくなっちゃうの



83年3月に放送され、視聴率26.4%を記録した
連続ドラマの金字塔のスペシャル版、第1弾です














連ドラを見ている限り
本当にそうだと、身が引きしまる思いがしたけど
流石に私はこの域には達していないなぁ



というか、皆さんは許せるの



今回の物語の肝は"みどりの借金"


ギャンブルで作った借金の
五郎は連帯保証人になってしまい、
返さなければならなくなったんだけど…


最後「もう2度と、ここには戻れない」と言ったみどりに対し、
五郎は「金の事なんてもう忘れろ」と言ったんです




私は絶対そうは思えないなぁ
そんなに器がでかくない…


元妻(いしだ あゆみ)が亡くなった時でさえ、
数万円が惜しくて
飛行機でなく、夜行で東京に行ったんです。


そんな誰よりもお金の価値を知っている五郎が
700万円もの大金を
「忘れろ」だなんて言えるのかなぁ…



それともそんな五郎だからこそ言えるの

あなたはどう感じましたか?



私はそれより、正吉が花札をやっていて
「そんなものおじさんの家に持ち込んでほしくない」と言った
五郎の方が人間らしいと、共感が持てました


挙げ句、正吉まで雪の中に埋めちゃって
どこまで黒板家を不幸にするのかと
このドラマには、若干引いちゃいましたよ



とは言え、やっぱり深い内容で喜怒哀楽が
1時間半にギュギュギュっと凝縮されています。


正吉の体が大人になった一連の出来事も
面白かったなぁ



正吉と淳のお風呂でのやり取りも良いけど
草太兄ちゃんが
市役所に届けろってね

戸籍に赤いハンコで○毛って
ついてくれるらしいよ


こういうシャレが解って、男気ある兄ちゃんって
今、いるのかなぁ。。。



連ドラでは、純が女性に興味を持ち始めて
五郎に相談した時、お父さんもあるの?と訊かれて


「さ、さいきんは、ちょっと…」と言ったシーンに
通じるものがありますよね



大滝 秀治さん演じる北村 清吉
「皆が本気で考えてくれているんだから、
 地べたはなしちゃいけない」という類の台詞も
胸に突き刺さるものがありました。


このドラマを見ていると
やっぱり人と人の″絆″って素晴らしいと素直に思えます

北の国から

2011-12-26 17:01:17 | 邦画ヒューマン
ハードディクスやインターネットが発達し、
見たければいつでも見られるこの時代。

毎週放送されるのを楽しみにしていた訳で、
最終回を見ちゃったのが残念に思われ…


それでも特番を4夜連続楽しく鑑賞しており、
また、たっぷりの笑いと涙を運んでくれる訳で…


これは改めて素晴らしいドラマだと思われ…



北の国から


1度目はまだ働いていた時代、
北海道のメディアで働いているのに
見ない訳にはいかない
レンタルビデオを借りて見ました。


そして今回はBSフジで5ヶ月に渡り、全24話O.A.された訳で…


えっ、いい加減しつこい純の真似


それにしても学ぶ事が沢山ある
″ドラマ″という枠を超えたドラマですね





東京のガソリンスタンドで働いていた
黒板 五郎(田中 邦衛)は妻令子(いしだ あゆみ)に浮気され
故郷の富良野に帰ってきます。


令子の反対を押し切り、
(吉岡 秀隆)と(中嶋 朋子)も連れて。


五郎は電気も水道もない生活を
自ら選んだからいいけれど、
都会っ子の子供達はさあ大変

特に純は何とか東京に戻ろうと画策し…



そんな何かにつけ逃げ出そうとし、
言い訳の多い兄に対し、
蛍は文句1つ言わずに健気な子



東京から手伝いに来ている令子の妹
宮前 雪子(竹下 景子)と一緒に
ご飯支度、洗濯、掃除から大工仕事までお手伝い。




一方、雪子の都会的な可愛らしさにほだされた
北村 草太(岩城 晃一)は
婚約者同然の恋人吉本 つららにつれなくし…



北海道の美しく厳しくもある大自然を舞台に
脚本家倉本 聰さんが″生きる″事を
真っ向から問いかけたヒューマンドラマです










81~82年に放送されたこの連ドラ。
感想を述べだすときりがないので…



全24話の中から、勝手にベストエピソードを
ランキングしちゃいます







第3位は…




最初記念すべき第1話です。



まだ私に子供はいないけれど
どれほど離婚が子供たちに辛い思いをさせるのか
肝に銘じておかなければならないなぁと思いました。


今の時代、離婚はさほど珍しい事ではなく、
別れていなくても共働きが多く、
父と母で子育てをするのが難しいのかも。


それでも子供の成長にとって欠かせない
″父″母″各々の役割がある。

確かに自分の人生も大切だけど
親になった以上、
やっぱり″離婚″は″良くない事″が前提だと
改めて感じました。



もちろんそれだけでなく
″実感がない人″が世の中に増えてきていて
それは物だけは溢れているけど
人と人との関係が希薄になっているからだと
当時すでに警鐘を鳴らしているから


逆に言うなら、それほど顕著でなかった当時だからこそ作れ、
今の人達こそ、見るのに適したドラマなのかもしれません




第2位は…




第8話



五郎がようやく水を流した話。

水道がないので、今までは水を汲みにいっていたけど
五郎が管をつなぎ、つなぎ、
沢から水をひく事に成功したのです


すっかり便利になった現代、
自分の手と足と頭を使ってなんとかする。
とても大切な事だなぁと思いました


純と正吉がお酒を飲んでいる大人を真似しているシーンも好き



そして栄えある第1位は…


第16話


笠松のとっさんが授業参観に乗り込んでくる回。

とっさんはいろいろな事情で酔いつぶれ、メチャメチャに


その時の純の言葉が印象的でした。
「それとは別に可哀そうだったのは、正吉だ。」


確かに、
本当に、
そう。
悪いのはおじいちゃん。
だけど世の中には正吉まで責めるような人が確実にいる。

それが正しい事でないと、純は小学生で知っているのです
五郎は素敵な子育てをしているのでしょうね。



と言う訳でいかがでしたか?
あなたとかぶるエピソードはありますか
いやいやこっちの方がというあなたは是非、お気軽にどうぞ

南極に行く必要があった時代と受け入れた時代

2011-11-30 11:16:34 | 邦画ヒューマン
内容よりも何よりも
あまりに壮大なスケールに目を奪われ、
「これはどこで撮影されたんだろう」という事ばかり
気になっていました


そして、犬たちもここまでの演技ができるものなの


97年の「もののけ姫」に抜かれるまで
邦画で興行収入1位を保持していた大ヒット作




南極物語


タロとジロの奇跡の生還を描いた物語は
現在「南極大陸」というタイトルで
キムタク主演の連ドラとしてもO.A.中


一方、こちらは83年の蔵原 惟繕【これよし】監督作品。





昭和31年、世界が南極に足を踏み入れようとした時、
敗戦した日本は、復興の為にも
夢を持って南極観測隊を送り出します。

厳しい冬を乗り越えるために
15匹の樺太犬と共に。

吹き荒れるブリザードの中、
探検するには犬に頼る事が必要だったのです。


とは言え、犬だって南極は初めて

犬係となる地質学者の潮田 暁(高倉 健)と
越智 健二郎(渡瀬 恒彦)の
親身な訓練のもと乗り込んだのですが…



これ以上は無理だと
第2次越冬を断念せざるを得なくなり
犬達を置き去りにする事に



自責の念に駆られた潮田は
だんまりを決め、北大講師の職も辞めてしまいます。

もちろん、越智だって…



1年後。
2人が再び南極に行く機会に恵まれ、そこで見たのは



3年の歳月を費やし、
健さんが本当のブリザードにも襲われ、耳を負傷してまで作られた
空前の大ヒット作です














そりゃそうだ
そうですよね、あれだけの大自然


やっぱり本当に南極にも行ったんですよね~
ちょっとセットとかでどうにか出来るスケールじゃないですもんね。

でも、裏を返せば、″南極ロケ″


あまりに美しい自然が織り成す風景は
映像を見るだけでも価値があります


「炎のランナー」でオスカーを手にした
ヴァンゲリスの音楽もまた重厚で
美しさと厳しさを表現していました





そしてもう1つこの映画の重要な要素が
わんわん


何~~あの表情


思いっきりネタばれ警報ですが、
タロとジロだけが生き残ったというように
他の犬は様々な理由でいなくなってしまいます。


最初の難関、鎖を外せなかった…
アザラシとの戦いに敗れてしまった…
崖の下に落ちてしまったなど…


それをどうにもできずにただ見ている事しかできない
仲間の犬達のあの顔


痛々しすぎる~~

どうやってあんな顔させたんだろう


自然を前にした生き物の″無力さ″を感じるシーンは
犬の顔なくしてはありえない。

アカデミー賞ものの演技です





ちなみに現在放送されている連ドラの方は、
私は数話見て、リタイア


ではこの作品と比べて、著しく駄目な部分があるかと言えば
そういう訳ではない気がします。

単に″時代にあっていない″だけな気が…



某議員さんが事業仕訳で
「2位じゃ駄目なんですか?」と発言し
この部分だけ何度も取り上げられていますが、
実はこれ″時代″をすごく象徴した言葉だと思います。


今なら私も「1位にならなくてもいいんじゃない」と
蓮舫(あ、言っちゃった)さんの意見に賛成ですが、
戦争に負けた日本は1位じゃなきゃいけなかった。

もう世界に負けていないんだという事実が必要だった。


その1つが「南極に行く」事であり、
それを受け入れた成長期の日本だったんじゃないかという気がしてなりません。



つまり、先の事業仕訳に関して言えば
「1位に拘っている」時代ではもうないんだと。
いつまでバブルを引きずっているのか?
もっと他にやるべき事があるでしょと。


ただしこの時代は必要だった。

この映画の偉大さは
そういう時代があったと知る事ができる部分なのかもしれませんね

西川美和が産んだ兄弟

2011-11-23 13:38:36 | 邦画ヒューマン
ディア・ドクターを見た時に、
期待の持てる監督さんだわと鑑賞。

この作品自体も数々の賞を受賞していたので
解り易いかと思ったら
意外と解んなかった


でもスパッと切り捨ててしまうのは
勿体ないので、改めて見てみましたよ





ゆれる


おっヒロインは現在NHKで放送中の
カレ、夫、男友達の主演真木 よう子さんだったんですね


現在注目されている若手監督の1人
西川 美和さんの06年の作品。
企画には、彼女の師匠是枝 裕和さんの名前も連なっています。





母の一周忌の為
早川 稔(香川 照之)の住む
故郷に帰ってきた(オダギリ ジョー)

猛が写真家として東京で気ままに暮らしているのに対し、
稔は地方で、家業のガソリンスタンドを継ぎました。
運転はできないけど


そのガソリンスタンドには
昔、猛の彼女であり
今は稔のお嫁さん候補でもある
幼馴染の川端 智恵子(真木 よう子)も働いています。




そして法事の翌日。
3人で渓谷に出掛けたのですが…


智恵子が稔と言い争っているうち
つり橋から落ちて、死んでしまったのです


果たして、智恵子の死は事故だったのか、
それとも…

サスペンス要素を織り交ぜ
様々な「ゆれる」思いを描いた兄弟の物語です












2回見て、レビューや解説を読んで
物語の肝を、頭の中では理解したけど
心の底からはやっぱり解らなかった。


もしかしたらそれは
私に背負っているものがないからなのかもしれない。


この物語の根底には
兄弟であるからこその"嫉妬"や"しがらみ"みたいなものがありますよね。


自由奔放な弟に比べ
特にとりえもなく平凡に生きる兄の思い。

昔関係していた女性が
兄と何かある知った弟の思い。


この2つが判り易い例だけど
事ある毎に、お互いを意識している…



正直、私にはまったく解らない感情。
何で、兄弟で張り合わなきゃならないの


確かに人は他人と比べてしまう。
比べたって仕方ないって知っているのに

もちろん私だって比べて落ち込むことはあります。
でも、いちいち姉とは比較しないなぁ…





そしてそれが先ほどの
"背負っているもの"に繋がるのかも。


当然"兄弟"と"姉妹"は違うでしょうし、
この場合の様に、"家業"があれば
また違うでしょうし…


私の様に自分勝手にはいかないのかもしれません。
人はそういう見えない"しがらみ"の中で
暮らしているのかもしれませんからね。


ただ1つ

"しがらみ"をどう捉えるかによっても、考えは変わるのかも。


今の私は仕事をしていた時、全く想像していなかった
異種業の"自営業の夫を持つ妻"


そのせいで何かをできないなんて思った事はありません。
どんな環境だって
本気で向かえば、道は開けるといまだに信じています。



まあ、私の様に単純な人間ばかりなら
苦労はない訳で…(苦笑)




実際この映画で賞を受賞した香川 照之さんも
インタビュー(キネマ旬報2006年7月上旬号)で

「兄弟の根底にある裏切り感とかが
 僕自身思ってきたこと、普段思ってることと、
 本当に変わらないことだった…。」と答えているので
多かれ少なかれ、
の"きょうだい"は同じ思いでゆれるのかもしれません。


ちょっと"しまい"の私には共感できないけど




それでも
どうしても猛の法廷での証言は意味不明


傍から見れば、自由そうに思える猛ほど
本気で守りたいものがなくて、可哀そう。

そもそも殺したわけでもないのに
"人生を奪う"ことなんてできないんじゃない


人が人の人生をどうにかできるなんて、
それこそ"傲慢"に感じます。


どうなんでしょう。
是非男"きょうだい"の方感想をお待ちしています

フリーター、家を買う。スペシャル

2011-10-04 22:54:29 | 邦画ヒューマン
昨年、日本の連続ドラマの中では
ダントツで面白かった「フリーター、家を買う。」


何か良かったって、そりゃ″日本らしさ″


もちろん時代の流れと共に国際化は必要だし
外国の良い部分を取り入れるのもいいと思う。

けれど、それはあくまで″取り入れる″のであって
何でもかんでも″真似″するのではない


そう感じる私に、やっぱり日本人っていいなぁと思わせてくれたのです

そんなドラマのスペシャルがO.A.されました



フリーター、家を買う。スペシャル



もちろん時間の長さも違うから
連ドラほど、面白かった~~とはならなかったけど
それでも充分面白かった



残り2か月余りになりましたが、
今年のドラマ部門1位は、ラストマネーかどちらかだね





フリーターだった武 誠治(二宮 和也)が
働く意味を知り
大悦土木の正社員になり、
新しい家を買って1年。


寿美子(浅野 温子)の
ずっと疎遠だった兄(国広 富之)が訪ねてきます。


寿美子の育った実家を壊すから
荷物を取りにきてほしいと。



あれ
そう言えば、うちって親戚付き合いないよね


すでに結婚して家を出ている
永田 亜矢子(井川 遥)と話してみると
どうやら結婚する前に
誠一(竹中 直人)と寿美子の実家は
一悶着あったらしく…



一方、誠治は千葉 真奈美(香里奈)と
遠距離恋愛を続けている中、
久しぶりに会ったら
結婚願望がない事を知り…



不況、東日本大震災と暗い話題が取り巻く現在、
改めて"家族"について
考えさせられるヒューマンドラマが
スペシャルとして帰ってきました










最近、"家族"、
それを築くための"結婚"が見直されている中、
"東日本大震災"をキーワードに挙げる人をよく見かける。



もちろんそれも1つのきっかけではあるでしょうけど
私はもう2、3年前から
その流れになっていると感じます。


このブログでも"家族"を扱っているものに関しては
相当、書いてきているんじゃないかな




何故なら、私たちは"バブル時代に社会に出た大人"を
客観的に見ているから。

そして私よりもう1つ下の世代、
つまり今社会に出てきている人達は
もっと冷めた目で見ていて、
"家族の大切さ"を解っているんじゃないかと思う。



確かに今の豊かな日本は
戦争から必死に復興させようとした方々の
努力のたまものであり、
そのおかげで後にはバブルと言う名が付いてしまったけど
経済的発展がもたらされた。



ところがどこで自分を見失ったのか、
"日本全体"が豊かになるのではなく、
"自分"が豊かになるのを目標にする人が増え
いつしか"お金"が目的になってしまった…



その結果が、今。


そんな不況を目の当たりにして
やっぱり"お金が1番"ってなると思います



"家族"が1番大切で
お金はそれを支えるための手段だなんて
本当はずっと前から当たり前なんじゃない

まあもちろんお金も多いと嬉しいけど




と、物語の内容からは少しずれましたが
このドラマの中では
そんな"家族の大切さ"がしっかり描かれています



しかも何でもアメリカの、
最近は韓国もかな、
"真似"ではなく"日本人らしい"家族が。


そういう訳で、このドラマは脚本がいいと思います



そして、"にの"こと二宮さんの演技力のおかげも大きいですね


今回登場したお兄さん国広さんは
初めて知ったのですが、この方も演技派


喫茶店での2人のやり取り。
憂いのある各々の顔にほだされ
1番印象に残るシーンとなりました


是非是非、続編で、再びの共演を見たいものです
続編は「フリーター、家族をつくる。」かな

炭鉱娘が町を元気に

2011-09-22 20:57:36 | 邦画ヒューマン
東日本大震災の影響で
現在も避難生活を続ける方々…



そうだ
この映画福島県が舞台だ


今見ずに、どのタイミングで見るんだとばかりに
口コミでも評価の高い作品を鑑賞



フラガール


評判通りの素晴らしい内容で
久しぶりに″悲しさ″や″切なさ″ではなく
感動の涙が頬を伝いました


悪人でも数々の賞をもたらした
李 相日【リ・サンイル】監督の
2006年、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品




1965年、閉鎖においこまれた
福島県いわき市の常盤炭鉱。

このままでは生活できなくなると
新たな事業として立ち上げたのが
常盤ハワイアンセンター


東京からフラダンスのプロ
平山 まどか(松雪 泰子)をよんで
若い女性たちで"フラガール"を結成しようとするのですが…




率先して参加した木村 早苗(徳永 えり)や
彼女に付き合って始めた谷川 紀美子(蒼井 優)をはじめ
みんな素人…
全然踊れません



しかも"フラダンス"="裸で踊る"という
間違った解釈から
まわりの大人は大反対


平山も東京で何かあったらしく…



現在はスパリゾートハワイアンズと名をかえ
長く愛されている"常盤ハワイアンセンター"が誕生し、
成功するまでを描いたヒューマンドラマです













蒼井 優ちゃん

いいですね~

どちらかというと今までは
見たい作品に"たまたま"出演していたのですが、
百万円と苦虫女おとうと
そしてこの映画を見て確信

すごい女優さんなんだ~



パッと見は良い意味で普通なんだけど
時にハッとするほど美しい表情をのぞかせる。


その差が、きっと意図的なものなんだろうなぁと
プロを感じるのです。


今後は"彼女を"見るのも楽しみになりました。
まずは来年公開の山田 洋次監督「東京家族」です





そんな蒼井 優ちゃんが素晴らしかったのは
言うまでもありませんが、
ラストのフラダンスは圧巻でした


この映画が公開された後、
フラブームが起きたのも納得

こんなにも温かく、優しい気持ちになれるダンスだとは
知りませんでした

何となく「波をイメージしているのかな」くらいの
雰囲気で踊っているのかと思いきや
手話がベースで
1つ1つに意味があったのですね
奥深さを感じました。


本当、見終えた後心に潤いを与えてくれる。
私はこういう映画が好きです
かなりおススメ


そしてモデルとなったスパリゾートハワイアンズ
多くのレジャー施設が苦戦を強いられる中、
リピーターも多く健闘しているそうです。


先日地震後ようやく再開できたというCMを見たので
これからも是非、元気なダンスを披露し、
福島の町が復興する事を願っています

先生、私を″みて″くれますか?

2011-09-01 16:48:24 | 邦画ヒューマン
この映画は紛れもなく
大女優″加賀 まりこ″に支えられていると思う。


原作が「現役の医師が書いた感動作」というだけで
一歩ハードルが上がる。


加えて今やアイドルの天下をとった″嵐″の
メンバー櫻井 翔君が主役となれば
彼目当てで見に来る人も多いはず。

実際、劇場でも途中でトイレに立つ人が多かった


この様な条件の中で
わざとらしいピークを作らず、淡々と描いている監督に私は尊敬しました



神様のカルテ




私の中で若手女優別格の宮崎 あおいちゃん、
大女優加賀 まりこさん、
そして今後期待したい深川 栄洋監督に1つ足しておきました





信州松本に暮らす栗原 一止(櫻井 翔)は
喋り方が文語体で文学かぶれ
変わり者の医者。

励ます為に同僚が誘っても
「妻(宮崎 あおい)が居る身だからお構いなく」と
本気で答える始末。


しかも住んでいるのは寂れた元旅館で
同居人4人で下宿生活の様…



そんな″変わり者″と言われても仕方ない彼ですが
医者としての腕は確か


大学病院の教授にも気に入られ
エリートコースに進めるチャンスが巡ってくるのです



ところが彼の勤める本庄病院に
大学病院でさじを投げられた末期がんの患者
安曇 雪乃(加賀 まりこ)がやってきて、尋ねます。



「先生、診てくれますか



ようやく医者になれても日々迷う事ばかり。

目の前にいる患者を優先させるべきなのか、
それとも
今目の前にいる1人に向き合うべきなのか…



皆が通る道を、1人の医師を通して描いた
夏川 草介のベストセラーの映画化です












正直、内容のテーマ自体目新しいものではない。
いやむしろ、
″正義か金か″のパターンで出尽くされている。



そんな中、非常に好感が持てたのは
大げさでない演出だったからじゃないかなぁ



最初くるくる天パの櫻井君が出てきた時は
″うわ~やらかした
いかにも作ってますじゃ~ん
大泉 洋じゃ~ん″と思ったけど
あら、不思議。
だんだん気にならなくなってくるではありませんか



これはやはり櫻井君の持っている
ポテンシャルの高さなんでしょうね



そして最初にも書いたけど、加賀 まりこさんの力。


どちらかと言うと、私は
彼女の演技より毒舌トークを見る機会の方が多かった。


だからこんなにも素晴らしい演技をされるなんて
知りませんでした


ちょっと現実離れした環境で
どうも物語に入り込めなかったのに
ぐぐっと引き込まれました



″神様のカルテ″


何故このタイトルなのか、
彼女が生前書いた手紙から判ると
それまでのシーンが一気に蘇り、涙が溢れます。


わざとらしく作らなくてもちゃんとピークを作り、
この様な2時間を創りだせる
深川監督の今後にも期待できますよね~




ちなみに本当に余計なお世話ですが、
何故、一止の役はニノ=二宮 和也じゃなかったんだろう


いえいえ同じ嵐のメンバーだからという訳ではありませんが
肝となる男泣きのシーンが
この映画にもあったんですね。


あの時の櫻井君は…もう一声


でもニノなら表現できる。
私、「フリーター、家を買う」で見ましたもん。

個人的には彼が良かったな~


あ、櫻井君ファンは怒らないでね

邦画では類を見ない、水中・海上撮影

2011-08-30 22:14:15 | 邦画ヒューマン
昨年の映画界を一言で表すなら
間違いなく″3D″


そしてその″3D″の歴史に名を刻むことになった
初めての邦画3D作品を
見ない訳にはいきません


という訳で見た1作目は…



その甲斐あって2作目は期待以上の内容でした



LIMIT OF LOVE 海猿



本当に最近はTV局とタイアップした
スケールの大きい作品がヒットしますよね



踊る大捜査線シリーズにも携わった
フジテレビなどはまさに21世紀メジャーとして成功していますよね


1作目の後、連ドラをはさんで
06年羽住 英一郎監督が2度目の映画化





潜水士として成長した仙崎 大輔(伊藤 英明)は
吉岡 哲也(佐藤 隆太)らと共に
鹿児島県、機動救難隊に所属。


伊藤 環菜(加藤 あい)との
交際も順調に重ね、
結婚を目前に控えたある日。


環菜はデザイナーなので
ウェディングドレスを自分で作って、
大輔に見せにやって来ます


ところが反応はいまひとつで
"結婚を延期したい"とまで言われ
落胆して帰る事に。



その帰る手段となったフェリーが座礁し、
大輔たちが出動



彼女は早めにフェリーから抜け出せたのですが、
想像以上に水が浸食し、火災も発生。


そして大輔、吉岡、
居合わせた本間 恵(大塚 寧々)と
海老原 真一(吹越 満)は閉じ込められてしまいます



だ、だいすけく~~ん
こんな別れ方は嫌


絶体絶命のピンチが訪れた大輔は
果たして危機を乗り越え、
再び環菜と会えるのでしょうか


2006年、興業収入第2位のヒューマン&ラブストーリーです


















1箇所以外は良かったね~


それはプロポーズのシーン

いくらなんでも長すぎるっしょ


あんな人の命がかかっている中で
ちんたら語っていたら、どんなに嬉しくても
「早く、いけ~~」って私なら言っちゃうね、はは



それ以外は緊迫感があって面白かったと思いますが


何と言っても伊藤 英明さんの
"痛い現実を憂える顔"


男・グータン・ヌーボだったかな。
以前、インタビューを見たんだけど、
彼は本当に熱い人。

熱いからこそ、世の中に対して
"どうなの"と思う事が沢山ある。

けれど、そう思っても現実は
自分の力じゃどうにもならない事も沢山…




それを嘆く時、憂える時、
人は"哀愁のあるイイ顔"をしているの感じるです


伊藤さんはその顔がとても素敵
個人的に思います


だからあんなに絶体絶命でも
きっと人を見捨てないだろうと信じられる。


ビジュアルだけでなく、格好良い役者さんですね






ところでこの海猿シリーズ、
次の3作目THE LAST MESSEGE 海猿
完結するというお話でしたが、
実写(邦画)で興行収入NO.1となり、好評だったので
(ちなみに邦画の1位は借りぐらしのアリエッティ
4作目の制作が決定


タイトルは「BRAVE HEARTS 海猿」
来年の7月に公開予定だそうですよ



その前に私は3作目を鑑賞しないとね
期待し過ぎると
残念な結果になってしまうので、ほどほどにねっ