goo blog サービス終了のお知らせ 

聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

ニナミカの写真でスライドショー

2012-07-19 13:14:53 | 邦画ヒューマン
たぶん、同じ気持ちで
映画を見た女性は多いと思うんだけど
私、ニナミカさんの写真が大好き


今年のカレンダー、ニナミカさんだし、
PCの待ち受けもニナミカさん。

いつも持ち歩いているファイルも


だからフォトグラファー蜷川 実花の写真を
ずっとスライドショーで見ているような2時間は
とてもキラキラしていました




ヘルタースケルター



沢尻 エリカさんの体当たりは想像以上で
女優魂がひしひし伝わってきました


そりゃ、記者会見であんな質問すれば
エリカ様もご立腹ですわよ


役と自分がシンクロしたと話していましたが
見ている私も
りりこと彼女を重ね合わせてしまいました。




りりこ(沢尻 エリカ)は誰もがうらやむ
完璧な美貌とスタイルで
芸能界の頂点にいるトップスター


どの雑誌の表紙もCMも彼女が飾り、
若い女性がなりたい憧れの人No.1


でも、彼女には秘密があるのです







実は全身整形



りりこが所属するタレント事務所の社長
多田 寛子(桃井 かおり)がビジネスというより
自分の夢として作り上げたのです。


ただし、そんなにすべてがうまくいく訳もなく、
りりこは後遺症に苦しみ、
どんどんひどくなっていき…



同時に彼女を担当した和智 久子(原田 美枝子)が
院長を務める美容クリニックの隠された犯罪を
麻田 誠刑事(大森 南朋)らが追い始め…



第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した
岡崎 京子さんの同名漫画を
7か月の歳月をかけ、蜷川 実花監督が映画化しました
















正直、この映画を見るまでは
沢尻さんが主演と知って、残念に思っていました。


けれどニナミカさんもおっしゃっている様に
たしかにこの役は彼女がピッタリ

演技が上手い下手うんぬんの前に
まさにりりこ=沢尻 エリカでしたよ



確固たる信念を持っていなければ
たちまち飲み込まれてしまう芸能界。

会った事もない人にちやほやされ
頂点に登りつめたと思ったら
あっという間に忘れ去られる若い子のリーダー。


悩まない方が、おかしくならない方が不思議ですよね。
沢尻さんもやることなす事話題になり、
どんどん本人の思いとは別な方にいき…


まさにりりこだったのかもしれません。




同時に浜崎 あゆみさん


事務所がエイベックスになったから
ほんのちょっとの挿入歌なのにテーマソングになっている
批判もありましたが

個人的には彼女もまた同じ匂いがして
しっくりくる曲のかかり方だったと思います



役者で言うと、新井 浩文さん

様々な場面で見かける事はありますが
今回のお姉キャラはよかったな~


りりこのメイクさん沢鍋 錦二を演じていましたが、
最初誰か判んなくて
あれ、お姉の人かなと思って見てましたもん

彼もまた幅のある俳優さんですね



寺島 しのぶさんも流石~~。
マネージャーの羽田ちゃんこと羽田 美智子は
完全なるイエスマン。


りりことのあの絡み
″女優″じゃなきゃできませんよね~。
というか、本当にR15でいいのか




という様に個人的には
″美しさとは何か?″という深いテーマより
すご~~いっ
プロフェッショナルな部分に圧倒された作品でした。


その映像はあまりに美しく
DVDがリリースされたら、一時停止して見たいです


そうそう、スタッフの1人として
ニナミカさんがカメオ出演していましたよね。

な~に?今、カメオ流行ってんの

ヘルタースケルター
スペシャル・エディション(2枚組) [Blu-ray]
Happinet(SB)(D)

北の国から 2002 遺言(視聴率 38.4%、33.6%)

2012-07-07 14:25:38 | 邦画ヒューマン
"ちょうど"などの言葉がふさわしくないのは
重々承知しているけど
やっぱり使いたくなる。


役者に人生を捧げた人にとって
当たり役の再放送の日程が
しかもシリーズの中で1番重要な役を演じているものが
このタイミングだなんて


あたかも、この彼を
この地井さんこそ見て下さいと言われた気がします



北の国から 2002 遺言




放送開始30年を記念して
昨年からBSフジで再放送されていましたが
泣いても笑ってもこれが最後。

2002年の放送終了からも10年が経ちますが、
改めて現代を生きる私達に
様々な問いかけをしている作品ではないでしょうか



(中嶋 朋子)と
旦那さんの正吉君(中沢 佳仁)が
結婚してから4年。

この間の出来事を何から語ればいいのだろう…


私達は一緒には暮らしていなくて、
私は息子の(演じているのは中島さんの本当の息子)と
2人で暮らしています。

正吉君は富良野に居られなくなったのです…


結局、草太兄ちゃん(岩城 晃一)の
牧場を継いだはいいけれど
あまりに多額の借金を抱えていたので
あれよあれよという間に潰れてしまいました。
皆に迷惑を掛けて…

今はどこで何をしているか分からないの



同じ様にお兄ちゃんも居られなくなり…



(吉岡 秀隆)は今羅臼にいる。
最初は正吉君と各々1500万円ずつにした借金を
廃棄物処理場で働きながら返していた。


月々3万円。
けれど3万×12ヶ月で36万。
毎月こつこつ返したって40年以上かかる。
だからばからしくなってやめてしまった。

高村 結(内田 有紀)ちゃんとの
メールの交信代にはそれ位使っているのに…



一方父さんの五郎(田中 邦衛)はというと
どうやら体調が悪いらしい、。
蛍が病院に行かせようとしているんだけど
逃げ回っていて




大自然を舞台に、
失敗を重ねながら成長してきた黒板家ともこれでお別れ。
21年間の歴史に幕を閉じた
連続ドラマの金字塔完結編です
















このシリーズで地井 武男さんは
五郎の親友であり、
純や蛍の親戚のおじさんで有るかのような
"中畑のおじさん=中畑和夫"を演じていらっしゃいます。


そして皮肉にも今作では
長年連れ添った奥さん=すみえ(清水まゆみ)を亡くす事に。


本当に大切なものを失った時の
人目など構っていられず嗚咽する姿は
名シーンが数あるこのドラマでも
名シーンの1つに数えられるでしょう。


心よりご冥福申し上げます。




と、すみえさんが亡くなったのに対し、
五郎はたいした病気ではなかった。


これ、番宣を見た方は
確実に「やられた~」というオチになっているんですが
病院での検査をきっかけに
五郎は"遺言"を意識します。


ご存知の様に
五郎にはお金や不動産など
金銭的に残すものは何一つない。

なら、何を残すのか

延いてはその残したいものを通し
子供達に語り継ぎたい
生きていく上で大切なものとは何なのか



これはもう非常に難しく、
答えなんて無いように思われ…、
五郎の育て方にも賛否両論ある訳で…(




だから、珍しく私の意見は書かないでおきますが
ただ1つ。

そんなに極端にしなくてもいいんじゃない
ドラマだからでしょうが。



例えて言うなら、
「結婚には愛か金か」みたいな質問
くだらなくない


せっかくの文明社会。
享受できるものはうまく使い、
"物や金に使われない"ようにする。
それでいいんじゃないかな。


五郎をうらやましいとは思わなけど
逆に反対もしない。
ただ"五郎さん"


もちろん学ぶ事も沢山あったし
極端だからこそ考えさせられることもあった。

後世に語り継ぎたいドラマには違いありません


という訳で大人になって改めて
しっかりと見て参りましたが、これで終了。


7月の富良野はラベンダーも見頃なので
このテンションのまま
"麓郷の森"にでも行ってこようかしら

行って来たら、ロケ地巡りとしてご紹介しますね。
さらに盛り上がりそうです

北の国から '98 時代(視聴率25.9%、24.8%)

2012-06-20 21:49:53 | 邦画ヒューマン

歴史に名を刻んだこのシリーズも
いよいよ残り1作品。

つまりSP版としては7作品見た訳ですが
個人的には1番好きです

前・後編通して約5時間あるのにず~~っとゆるい涙が出っ放し。
本当に素晴らしいドラマです


北の国から '98 時代


何がすごいって「知っているのに泣ける」ところ

好んでか、好まざるのにか
これだけのドラマになると色んな方法で、名シーンが入ってくる。

だからこの7作目の名シーンも先に知っちゃいました

それでも号泣だもんな~
またしばらくたってから見ても
やっぱり号泣するんだろうな


1997年夏。
落石に暮らす妹の(中嶋 朋子)を
正吉君(中沢 佳仁)が訪れている頃…

黒板 純(吉岡 秀隆)は
ゴミ収集車の仕事にも慣れ、
恋人の小沼 シュウ(宮沢 りえ)の両親に会うなんて話も出ていた。

一方父さんの五郎(田中 邦衛)は
炭や堆肥作りに凝っている。

父さんの作った堆肥は
農薬を使わないとして
一部の農家さんからは重宝がられているらしい。


対照的に
草太兄ちゃん(岩城 晃一)は農薬を使い
バンバン畑を広げている。
何だか昔の兄ちゃんはどこかに行ってしまったみたいで…


そんなある日。
蛍が中畑のおじさん(地井 武男)に
お金を借りに来たらしい


断られたら、正吉君や
旦那さんと別れて富良野で暮らすことになった
雪子おばさん(竹下 景子)のところにも


しかも落石じゃなくて
札幌に暮らしているって言うし
ねえ、蛍。
一体何があったんだ


あんなに小さくて可愛らしかった蛍が
ついに結婚する事になったSP版第7弾です





このドラマに関しては
思う事がふつふつと沢山湧き上がってくるんだけど
一貫して感じるのは


″全て巡り巡ってくる″という事


良い事に関しては
「この行いは必ず自分に返ってくる。ぐふふ。」
な~んて思いながら行動していたら
若干、いやらしい人間だけど

悪い事をする時には特に思います


倫理に反しているかもと迷った時
もし自分に返ってきても
それを全て引き受ける覚悟があるのか


その最たる例が″不倫″で
悲しきかな雪子も蛍も奥さんから取ったはいいけど
結局そのつけがまわってきた。

所詮、″自分だけは特別″なんて
幻想でしかないという
教訓が込められているんじゃないでしょうか


今回のドラマは草太兄ちゃんと正吉君の
″男っぷり″に多くの人が感動したと思うんですが、
逆にこれは良い事が巡ってきた例ですよね。


蛍は別れたはいいけど、妊娠していた。
1人で育てる決意をし、金策していた訳ですが、
それを助けたのが草太だった。

お金を貸したのはもちろん
その事実を五郎が知った時の事を考え、
正吉にある提案をしたんです。

″自分の子供だとして、蛍と結婚しろ″と


黙って受け入れた正吉君は
あまりに格好良くって
男らしくって、思い出しただけでも泣けてきますが
2人にこういう行動を取らせたのは
紛れもなく五郎なのでしょう。


正吉君は黒板家を家族と思って
家族を助けるために覚悟を決めましたが、
″家族″の意味を、改めて教わりました


血の繋がりだけじゃない。
縁の繋がりで、しっかり家族なんですね


変わりゆく現代の家族の形にヒントをくれているんじゃないでしょうか



とろこでそんな粋な計らいをした草太は
事故で亡くなってしまいました


大人の事情で殺してしまったそうですが
それでも蛍の結婚式でカセットテープから流れる
草太の声は感動です。
知っていても、ボロボロです。

いよいよもって完結編が楽しみになりました

という訳で、どれだけ人の水分奪うんだよというこのシリーズ。
完結編のSPは7月7日BSフジで再放送です。
一緒に思う存分、水分奪われましょう

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

北の国から ’98 時代 Blu-ray Disc [Blu-ray]
価格:9621円(税込、送料別) (2021/1/3時点)


 

 


メロドラマからメロをとって

2012-05-24 15:46:08 | 邦画ヒューマン
今年の日本アカデミー賞で
作品賞をはじめ主要部門を総なめにしたのもあって
ずっと見たいと思っていました。


けれど″優しかったお母さんは、私を誘拐した人で した。″というキャッチコピーや
″愛人の子を育てる″という内容から
覚悟して挑もうとタイミングを見計らっていたのです。


でも実際に見たら、そんなに身構える事なかったかも





八日目の蟬


特にラストが想像していたのとは全然違って
「え~~えっ」と声に出して
エンドロールを眺めていました。


改めて、創り手によって
こうも描き方が違うものだと驚きであり、
同時に新鮮でもありました




「奥さんとは別れる」という言葉を信じて
ずっと待っていた野々宮 希和子(永作 博美)


子供を身ごもっても産むのが叶わず
中絶する時に
子供の産めない体になってしまいます。


そしてその喪失感から
同じ頃、愛人秋山 丈博(田中 哲司)の
本妻恵津子(森口 瑤子)が産んだ子供を
誘拐するのです


最終的にその子供
恵理菜(井上 真央)は
家族の下に戻るのですが、4歳の時。

1番両親の愛情を受けなければならない大切な時期に
他人に育てられたので
母娘の絆が生まれません…


そのまま21歳になり…


そんな彼女につきまとう
自称ルポライターの安藤 千草(小池 栄子)

彼女もまた特殊な環境で育てられ…




過去と現在を交錯しながら、″母性″に切り込み
女優陣の新たな魅力も引き出した
成島 出【いずる】監督作品です


















「え~~っ」と声を出したのは
他でもない、もっとドロドロした内容だと想像していたから。

流石にラストをネタばれさせるのは
ルール違反なので伏せておきますが
女である私からすると
″男性″が撮った作品だなぁという気がしたのです



たぶん、女性が描いていたら
もっと善悪が曖昧になると思うのです。


確かに誘拐して子供を育てるなんて
とんでもない事だし
恵理菜を通して描かれていた様に
その後の人格形成に与える影響を考えたら
絶対許されない



でも…





と、多くの女性はこの後の″でも…″に
思う、感じる事があるはず。



主演の永作さんは、出産をご自身で経験され
「女性は子どもを育てるだけで、たぶん生きていける。」
と思うようになったと、あるインタビューに語っているのですが
それを踏まえるなら、
逆に、子どもが欲しいのに産めなければ



今後、自分の子どもが一生持てないと判り
本妻の子どもを抱き上げた時の希和子の顔を見て
「100%悪だね」と言い切れる人は
ほとんどいないんじゃないでしょうか



ところが、全編を通してその同情を許さない。
やっぱり″悪″だと言っているんですよ


この辺りが男性的だなぁと感じ、
むしろ好感が持てる部分です



つまりね、現実を映し出すのも映画の役割だと思いますが
″悪″を″悪″だと言い切るのも役割だと思うんです。


この映画を見て、″母性″について考える前に
″女″子ども″について考える前に、
やっぱりどんな理由があろうとも誘拐は社会的悪だっていう
擦り合わせが必要なんですよ。

その前提の上で
彼女たちが生きているからこそ思う事がある。
共感する部分もある。



しかもこれだけ"普通"とは言い難い
環境の中で育っても
自分の子どもには愛情を持っていけるだろうと
非常に未来が明るいですよね


だからすごい"女"女"しているはずのドラマなのに
ドロドロしていない

メロドラマになりそうなのに、ドラマ。


昨年受賞した告白とは様々な面で正反対で
個人的にはこういう監督さんの今後のご活躍を楽しみにしています

自分そのもものドキュメンタリー

2012-05-18 15:06:51 | 邦画ヒューマン
パターンに当てはめて考えれば
それなりの理由があるのかもしれないけど
極論を言えば
″何となく″なのかもしれない、人の魅力って。


この方の映画を見ると、同じ様な気持ちになる。
″何となく魅かれる″

ぐるりのこと。を見てから、ずっと鑑賞したかった


 

ハッシュ!



ぐるりのこと。もそうだけど
非常に興味のそそられるタイトルですよね


「(子供が寝ているから)シッ!=hush」などの意味と
スペルは違うけど
ハッシュドビーフのハッシュ(hash=ごった煮、何でもあり)の
両方の意味が込められているそうです




長谷 直也(高橋 和也)は
すでにカミングアウトし
気ままなゲイ生活を送りながらも
何か物足りなさを感じています。


一方、新宿二丁目で出会い付き合うようになった
栗田 勝裕(田辺 誠一)は
カミングアウトしていなく、
どこかゲイである事に後ろめたさも…



そんなある日、ひょんなことから出会った
藤倉 朝子(片岡 礼子)から
突然、子供を産みたいと言われるのです



知り合って間もない人からの仰天発言に
驚き戸惑うのと同時に
自分がゲイである以上、
親にはなれないと諦めていたので…




最近では昔ほど描かれるのが珍しくなくなりつつはある"新しい家族の形"
それでもこちらは先駆的とも言えるでしょう。

2001年に橋口 亮輔監督
自身のアイデンティティであるゲイに深く切り込んだ作品です

















ここ数年に関して言えば
キッズ✣オールライトが記憶に新しく、
アメリカンドラマでだって
モダン・ファミリーブラ&シス
ゲイの家族は描かれている。

だけど、10年前だと
また全然違う感想になるだろうなとは
思いつつ。



2012年の今見た感想として
書かせて頂きます




1番印象深かったのは
秋野 暢子さん演じる勝裕の義理の姉
容子と朝子のバトルシーン




「付き合っている訳でもなく
 まして、自殺未遂をしたことがあり精神科にも通って
 子供を2回おろしたことのある人の血が
 栗田家に混ざって欲しくない。」
という言い分が容子。



「今までの人生諦めていたけど
 2人に出会って変わった。
 一緒にご飯食べたり、手をつないだり…
 その先に子供がいるなら幸せだなあと思った。」
というのが朝子。



結論から言うと
おおざっぱな所でどっちも解るなぁ~
というのが個人的意見。



「楽しい先に子供が居たらいい」というのは
私も思うもん。


実は母親願望とか昔はなくて
今だって色んな事考えたら
子供育てる自信なんて全然ない。

けど、この延長で家族が増えるなら
幸せだろうなあとは思う。


容子はそれを甘いとか勝手とか言うけど
逆にその根本がないと
大変な時に逃げ出したくなるんじゃないかな。

まあ2回も子供おろして
今度は欲しいというのは勝手な気もするけど…




いずれにしろ
人が生きていくっているのは当然エゴも出る。


そりゃなるべく大切な人を傷付けないようにしたいとは思うけど
誰でもその通りに出来れば問題なんて起こらない訳ですしね。
その前提があれば、あとは本人次第。


ぐちぐち他人のせいにして生きるのか
他人から多少何か言われても、
自分のしたいように生きるのか。
本当、その人次第。


"ゲイカップルの子供を産む"というのは
確かに特別な話だと思うけど
あくまでこれは例であって、どんな状況だって
選択の積み重ねでしかないのは同じだと感じました

だから共感する部分も多かったです。



そうそう
加瀬 亮さん演じる蕎麦屋の店員

私もすんごいむかつくと思うけど

あれでむかついたら駄目なの、普通じゃないの


う~~ん。
普通ほど難しいものはないと思う今日この頃です

北の国から '95 秘密(視聴率30.8%)

2012-04-23 20:03:02 | 邦画ヒューマン
純に続き蛍まで

どうしてあなた達は
そんなに他人の事を考えない人に
なってしまったの


と、ドラマながらに非常にやるせない気持ちになり、
若干倉本 聰さんに文句を言いたくなってしまった


北の国から '95 秘密


けれどまあ、人生なんてそんなものかも
殊に子供に関しては
″~して欲しくない″と思えば思うほど
そっちの道に行くのかもしれません

そう考えると、これもまた教訓なのかもしれませんね

1994年秋。
黒板 純(吉岡 秀隆)は
1年前から市役所で
ごみ処理の仕事をしていた。

自衛隊を退官した
正吉君(中沢 佳仁)と一緒にアパートを借りて。

ここにあるほとんどは拾い物。
冷蔵庫から洗濯機、テレビと
まだ使えるものが捨てられるのだ。
僕たちは″山部山麓デパート″と呼んでいる。


一方、父さんの五郎(田中 邦衛)はというと
相変わらずだ。

街におりて一緒に暮らそうと言ってもきかず
1人で石の家に住んでいる。

ただし
僕のガールフレンドの小沼 シュウ(宮沢 りえ)を
いたく気に入り、
ちょっと幸せそうだ


そんなある日。
身に覚えのない電話が何度も掛かってきた。

実際に話を聞くと
(中嶋 朋子)は不倫し、札幌の病院も辞め
そこの上司と駆け落ちしたというのだ


ほ、ほたる
お前は一体何をやっているんだ。
皆に迷惑を掛けて…

80年代から時代を駆け抜けてきた
このドラマもついにハイビジョン放送

蛍のまさかの行為に複雑な思いがするSP第6弾です






離婚や浮気をしている親の子は
その子もまたする確率が高いそうですね。

単純にその事実に対しての
ハードルが低いからなのかなぁと思っていたけど
それだけじゃないのかも

逆に″そうしないで得る幸せ″を描けないのかも。


人は知らず知らず
イメージ出来る方を選択している気がするんですが、
子供の時、親の浮気現場を目撃した蛍には
平凡な家庭にある幸せが
イメージできなかったのかもしれません


しかも
今回は″最終的に別れる″と感じていながら、
自分の道を通すんだから、質【たち】が悪いよなぁ

好きで好きで抑え切れないという
若気の至りとも違うし


ちょっと同情しがたい展開に
初めて涙のない鑑賞になりました


純もさ~

何て器のちっさい男なの


自分のしてきた事は棚に上げて
他人を責める訳??


私は知っているのよ、あなたがトロ子にした事

皆も言っていたけど
長く生きていたら誰だって
人に触れられたくない過去があるものなのです。


それをストレートにぶちまけるのならまだしも、
ネチネチと…


いつからあなたは
そんな情けない人間になってしまったの
(あ、でも最初から結構ネチネチ言っていたような…)


しかもあんな煮え切らない態度をとっていて
卒業のダスティ・ホフマンの真似をするなんて

今回のあなたにはドン引きです



という訳で全体的に共感する部分が少なかった今作。
ネットでちらりと調べた所、
やはりあまり評価が良くなかったみたいです。

ドラマであっても人の道に外れるのは
反感を買うものなんですね


余談ですが、
蛍といい、蛍の母やこのみなど
このシリーズに出てくる女の人達は
皆"抜いている感"があるんですが、
昔の良い女の条件だったんでしょうか

それとも倉本さんの…

いずれにしろ今やったら引かれそうですね。
えっそんな事ない

北の国から '95秘密 [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


北の国から '92巣立ち(視聴率32.2%、31.7%)

2012-04-07 16:20:40 | 邦画ヒューマン
自分を犠牲にする必要はないけれど
親になったら
″1番に″子供の事を考えなければ
ならないんだろうなぁ。


そんな思いを巡らせたのは
他でもない今回のドラマを見ていると
全~~部、自分にはね返ってきている気がするから




北の国から '92巣立ち




あんなに可愛らしかった子供達が
いわゆる″親不孝者″になってしまっていて
ちょっと引いてしまいました


あと…「寝ちゃ、ダメ」は…
とんねるずに、そりゃ、パロディにされますよね




1991年の夏。
富良野に暮らす黒板 五郎(田中 邦衛)は
マイペースながら、自分の家を作る為
大工に弟子入りし、
子供達が出ていったので犬のアキナを飼って暮らしています。


そんなある日。
雪子(竹下 景子)が息子を連れて
やってきます。
どうやら旦那とうまくいっていないらしく…


北村 草太(岩城 晃一)は
愛子(美保 純)と結婚し、
まもなく子供が産まれそう



そして子供達はというと…




(中嶋 朋子)は旭川の看護学生。
春から戻ってきて富良野の病院に勤めると
五郎が考えているのとは裏腹に
正看の資格を取ろうと考えています。

しかも忙しい、忙しいと言いながら
帯広畜産大学に通う和久井 勇次(緒方 直人)とは会うために
富良野を通り越して
帯広には行く時間を作る日々。




一方、(吉岡 秀隆)は
東京のガソリンスタンドに勤め
なんとなく毎日を送る日々。

初恋のれいちゃんとも離ればなれで
なんとなくピザ屋でアルバイトする
松田 タマコ(裕木 奈江)と男女関係になり
これが思わぬ結果をもたらし…



北の国からシリーズスペシャル第5弾。
見続けてきている方には
まるで自分の子供に裏切られた思いがするかもしれない4時間半です















私にはまだ子供がいないので
体験した訳ではありませんが
お子さんを育て上げた方は、1度や2度
子供に「裏切られた」と思った事があるのではないでしょうか




今回の純や蛍はまさにそう


蛍に関しては
人が人を育て、新たな家庭を築いていく上で、仕方ない。
淋しいけど。



一方、純は…




もし自分の子供が同じ状況になったら
多くの方が悩むんじゃないでしょうか。

″自分の育て方に問題があったんじゃないだろうか



きっとこの類の問題は
考えても仕方のない事なんでしょう。


そもそも人の生き方に
正しいも間違いもない。
子育てだってしかり。

絶対的なものだと、何一つないのです。



けれど、そんな中思う事。


五郎が無理やり純を富良野で育てなければ
こうはならなかったのかも。


ただでさえ、まだ母親の愛情が必要な時に
それを奪い、
しかもこの現代で
電気もガスもない家に連れてきたのです。
東京という大都会から。


おかしくならない方が不思議だと思うのは私だけでしょうか




それを考慮してのストーリーなのかは
私には判りませんが、
総合して今回のSP版を見て思う事。


″もし自分に子供が産まれてきてくれるのなら
 1番に考えよう″



もちろん周りからすれば間違った事もするでしょう。
そんなきれい事ばりではないでしょう。
でも

全ては自分にはね返ってくるのだと肝に銘じます。

正吉が「俺も息子ですから。」と言ってくれたような
良い事も含めて



さて、今日はこの後まもなく17時~
BSフジで続きのSP第6弾が放送されます。
お見逃しなく

シュールすぎる家族の食卓

2012-03-31 16:46:40 | 邦画ヒューマン
独特の視点で時代を切り取り
様々な話題を提供してきた森田 芳光監督


昨年の暮れ、61歳という若さで
この世を去ってしまいましたが、彼の遺作となる
「僕達急行 A列車で行こう」
先週公開になりました


私も明日見に行くのですが、その前に

彼の作品と言えば
こちらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか




家族ゲーム




一列に並んで食べるご飯シーンが衝撃で
ウェットな70年代から
ドライな空気へと変わっていった時代を
見事に取り入れたと言われる83年の作品。


山田 洋次監督
日本の名作100選~家族編~の1本に選んでいます






中学3年の沼田 茂之(宮川 一朗太)は
まもなく高校受験。

兄の慎一(辻田 順一)は
進学校に通っているのに対し、彼の成績はいまひとつ…

そこで家庭教師をつけることになります


頼まれてやってきたのは三流大学の
吉本 勝(松田 優作)

社会に出るには
"良い"大学や高校を出た方が良いという
考えを持った父孝助(伊丹 十三)は
成績が上がる度に
歩合でお金を払うと言うのです


そんな条件もあってか
吉本はビシビシ指導します。
時には平手打ちも交えて


鼻血を出すこともあったので
最初母千賀子(由紀 さおり)は
おろおろしていたのですが、
徐々に成績が上がっていったので、一安心

とにかく父に文句を言われないよう
子育てしています



父、母に子供2人。
どこにでもある一般的な"家庭"を
当時のドライな感性で描いたヒューマンドラマです




















この映画を"リアル"に感じ取るのは
正直、私達世代以降は難しいんじゃないでしょうか。

何故なら、その時代を知らないから。



それは悪い事ではなく、逆にすごい事だとさえ思う



というのも、時代の空気感って変わるものですよね。
好景気がくれば、必ず不景気がくるように
経済には波がある。

そして、その波に必ず社会も左右される。


不景気だとやっぱり人の有難みを感じやすくなり
"家族"の大切さも大きいものになるはず。

今の日本がまさにそうですよね。
不景気に加えて、東日本大震災。


改めて、"家族"や"人の絆"が見直されていますものね



そんな時代に生きる私が
この映画を見て「解るわ~~」となるはずがないのです


むしろ、70年代がウェットだったというなら
その時代の方が共感できるのかも



だからこの映画を見た
私の感想を一言で表すなら"シュール"





何なんでしょう、あの合格祝いのシーン。

無事、茂之が合格し、
真ん中に吉本をはさんでパーティーが行われました。


互いの目を見ないで話している中、
吉本が料理や飲み物を散らかしだしたのです


沼田家の人、各々に一発くらわし
最後には長~いテーブルの端を持ち上げて
のっかっているものを全て
ガシャ~~ンと床に落とした。


全く意味が解りません

けどすんごい面白いんですよね~、
何でだろう

無残にも散らかったものを片付けている
彼らは何か感じているのでしょうか。




何か問題があると
「お父さんに叱られるから。」という母。

いつまでもチューチューするのが好きな父。

表面だけ取り繕う事を覚えた兄。

なるべく問題から逃げようとする弟。


そして、決してお互いに向き合おうとしない"家族"



もしこれが本当に当時を表していた、
つまりこんな上っ面だけの"家族"が
当たり前になりつつあったのだとしたら…


非常に恐ろしくもあり、
森田監督への賛辞はすさまじいものだったでしょう。


私はこの"家族"を全く理解できなくて
心から良かったと思いました


ちなみにこの映画が作れた83年に起きた出来事。

「おしん」の視聴率が62、9%を記録。
東京ディズニーランドが開園。
ファミコン発売。
横浜市でホームレス3人が少年10人に殺される…

親孝行、それぞれの形

2012-03-07 13:19:18 | 邦画ヒューマン
アメリカのエンタメ業界では
テレビと映画の垣根がずい分低くなったけど
日本はやっぱり違うよなぁと感じます。


これは91年の作品なので、
単純な比較はできないけれど
それでも2時間の中に伝えたい事、
思う事がい~~~っぱい、い~~っぱい詰まっている。


淡々と物語は進むけど、これぞ映画




息子


私が敬愛してやまない山田 洋次監督が
数々の賞を受賞した作品。


当時、原作の映画化には
なかなか首を縦に振らなかった椎名 誠さんも
快諾したそうですよ



母の一周忌ですら遅刻する
浅野 哲夫(永瀬 正敏)は
岩手の農家に生まれますが
田舎が嫌で、東京に出てきました。


ところが何かにつけ文句ばかりで
仕事も転々


長男忠司(田中 隆三)は所帯を持ち
昭夫(三國 連太郎)の事も考え、
千葉にマンションを購入。

長女とし子(浅田 美代子)も嫁いで家を出たのに
彼だけ未だフリーターで心配を掛けてばかり



それでも取引先で
1人の美しい女性川島 征子(和久井 映見)に出会い




一方、不便な田舎に
年老いた父を1人にさせておくことに
忠司もとし子も気がかりで
ついに昭夫に一緒に暮らそうと言うのですが…




もともとは"祖国"というタイトルでもあり、
家族の幸せについて考えさせられるヒューマンドラマです
















「人の営みが感じられない」



これは東北で作品を撮ろうと
ロケハンが事前に撮ったあるVTRに対しての
山田監督の駄目だし。


逆に言うなら
監督は感じられる場所を大切にしていて
もちろんこの映画の中でも、ひしひしと伝わってくる。


人が暮らしていると



最近よく、"リアリティ"って言葉で済ましてしまうんだけど
つまりはこの事。


実社会でもこういう人がいるよねと
すんなり受け入れられるという事なんですよね。
決してドラマの中だけの出来事ではない。



だから哲夫の結婚に
不器用なりに喜んだ昭夫に涙するし、
ちょっとはりきり過ぎちゃう彼をほほえましく感じる。


親孝行ってこういう事なのかもしれないと思える




このシーンに辿りつくまで
ずっと"親孝行"って何だろうと考えていた。


確かに何かあってもすぐに駆けつけられない所に
体の自由が利かなくなってきた親を1人残していいのか?
それとも一緒に暮らした方がいいのか?



このドラマの中での忠司のしている事って
気持ちは大切だけど、実は自分本位なんですよね。


老人が孤独死したなんてニュースを見ても
考えちゃうんだけど
お年寄りが1人で暮らすのは、
そんなにいけない事なのか?



ず~~っと働いて、子育ても終わり
ようやく時間ができたら、
今度は見知らぬ土地で
多かれ少なかれ気を遣う嫁や婿と
一緒に暮らさなければならない…

それなら1人で暮らしたい。


そう思ったって不思議じゃないんじゃないだろうか


そう考えると、自分が周りからどう思われようと
両親の好きなようにさせてあげる方が
親孝行なのかもしれない。


もちろん哲夫の結婚を機にテンション上っちゃう様な
そんな、まだまだ死ねないっ
思わせられるような事ができればいいけど
落ち着いてきたら、そうそうある訳じゃないしね。


ただし、親はいつまでも親。
多少心配掛けるくらいがちょうどいいのかも
いや、有難迷惑かな



いずれにしろ
人は人に迷惑を掛け、掛けられ生きている。
支え合って暮らしている。


その煩わしさこそ、幸せなんだなあと
山田 洋次監督の映画を見る度、今の生活に愛おしさが沸いてきます

北の国から'89 帰郷(視聴率33.3%)

2012-02-24 11:34:05 | 邦画ヒューマン
誕生30周年を記念して、
昨年の年末BSフジで4夜連続放送された特番も
これがラスト


勿体なくって見ていなかったのですが、
この続きを放送するのが判ったので
ティッシュの準備もO.K.で鑑賞


北の国から'89 帰郷



純に続いては蛍ですか~

一体どれだけ私に切ない恋を蘇らせるのですが~
倉本さん


そして、純は「不良じゃない」って言い張っていたけど
いやいや、純君。
君は間違いなく、″不良″だよ
みきおばさんは悲しいよ





富良野に父さん(田中 邦衛)と
妹の(中嶋 朋子)を残して、
東京の夜学に通っている僕黒板 純(吉岡 秀隆)


何とか学校には通い続けているけど
昼間の仕事は3度も変えてしまい、
麓郷には帰りづらい訳で…

しかも髪も脱色して
いよいよ帰れない訳で…





そんなある日、仕事場で
あの父さんの大事な1万円札が無くなった


きっと水谷に違いない


そう思った僕はカッとなり
我を忘れてしまった訳で…




一方、蛍には好きな人が

今、蛍は看護士の見習いとして旭川に通っているんだけど
その電車で一緒になる人。

彼は和久井 勇次(緒方 直人)という
予備校生で、いつかは東京に行くらしい。

だから蛍は…



前作との間に、それまでの作品がビデオ化(時代を感じるね~)され、
さらにファンを増やし、
視聴率も大幅にアップしたスペシャル版第4弾です






















号泣具合で言ったら、今まででNo.1
それはそれは、蛍のいじらしい事といったら…


家族3人で温泉に行こうと
妙にテンションの高い五郎とは裏腹に
か細い声で、


「あの人、いっちゃうの…」


だって
うん、うん。辛いよね。
初めての別れだもんね。
"想ってる"だけじゃどうにもならない事もあるって知る
初めての経験だもんね。


切ないよね~~。


と、ダラダラと泣いているのと当時に
五郎さんと純の反応にはにやり


そもそも気付いているのを知らないと思っている
五郎さんより、蛍が一枚上手で、
五郎さんが勇次の存在を知っているのを、
知らない振りしているのが、女のしたたかさを描いていて面白い



そして、「(見送りに)行っといで、行っといで。」と
蛍を気遣う2人は、もちろんその胸の痛みの経験者。

解るからこそ、多くは触れず
そっとしておいてあげようとする態度には
男らしささえ感じました


本当、家族って有り難いね~




と、ここだけなら、No.1作品なのですが
初めてこのシリーズで
"時代"を感じてしまったのです


というか逆に
感じなかったのが不思議なくらいで
この様に時代を越えて訴えるものがある方が珍しいんですが



ただね~やっぱり純が
道具を使って、人を傷つけてしまい
その話を聞いた五郎さんが

「そうまでして守りたいものだったら、仕方ない。」と
言ったのが、どうも引っ掛かるんですよね~



百歩譲って、人だったら仕方ない。
大切な人を守る為、
暴力を振るわれてそれに立ち向かったなら
理解できる。


うちの旦那は"時代"だと言っていましたが
やっぱり昔より体罰なども含めて
暴力に否定的な今だからこそ、引っ掛かるのでしょうか

もし、現代だったら
倉本さんはこのシーンをどんな風に描くのでしょう。
変えるのかなぁ



もう1つ

こっちは笑えたんだけど
勇次がナイフでイニシャルのHとYを
うなりながら、気に彫ってるの


こ、こわいんですけど
まあ今ならあんなナイフを持っているだけで駄目か




と、少しは引っ掛かる部分がありつつも
やっぱり連ドラの金字塔面白い~~

もう1本続けていっちゃおうかな