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13日 ヘンデル「アリオダンテ」 東京藝術大学オペラ

2009-09-17 | 国内オペラ・演奏会
コンサート・オペラ ヘンデル「アリオダンテ」    17-29・3,000円・超安い
日時 2009年9月13日(日)15:00開演 -18:30(2回15分休憩)
会場 東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
主催 東京藝術大学演奏藝術センター 東京藝術大学音楽学部

 楽しめました、ヘンデルオペラは素晴らしい・・当然、演奏、歌手が良くなくっては・・流石藝大、才能ある方々が多い・・古楽器奏法から奏でる音色が弦の響きに快活感、陰陽ある歌わせ方と素晴らしいですね、木管の音色も新鮮ですね・・
 1幕、全細胞に音が染み込み、音楽から幸せを感じさせる・・アリオダンテ:小野和歌子、ジネヴラ:朴 瑛実・・二重唱が素晴らし、美しい・・
 2幕 一転心理劇が人間の嫉妬心、誤解、陥れが、ポリネッソ:彌勒忠史(カウンターテナー)・・ダリンダ:松原典子を通して、・アリオダンテ、ジネヴラの仲を・・松原さんの声質が好み、声がよく飛ぶ、濁りが無い、一途な心の持ち主の役柄にハマッテて存在感が高く感じましたが・・7月の横浜・バルバリーナ:松原典子で聴いてました

 バロック・オペラは氣持ちよいです・・繰り返し旋律・歌唱を聴ける音楽形式が好い・・音楽の流れが新鮮でオペラの起点・・ロッシーニ・・モーツァルトへと流れが・・
 来日中・スカラの・ヴェルディオペラへと・・年代的に古いヘンデル・オペラ
がより新鮮に感じるのも面白いですね
 
指揮 鈴木雅明   演出 平尾力哉
舞台監督 賀川祐之 古典舞踏 市瀬陽子 声楽統括 多田羅迪夫
出演
スコットランド王:新見準平
アリオダンテ:小野和歌子・・・
細身な体型が宝塚の男役に似て、全幕を通じ長いアリアを感情表現,歌唱が素晴らしい
ジネヴラ:朴 瑛実
ルルカーニオ:吉原教夫
ポリネッソ:彌勒忠史・・・以前横須賀で聞いてます、流石、存在感が高い  
ダリンダ:松原典子
オドアルド:加耒 徹
合唱 東京藝術大学声楽科有志
管弦楽 東京藝術大学古楽オーケストラ
 バロック・ヴァイオリン:若松夏美
 バロック・チェロ:鈴木秀美
 ヴィオラ・ダ・ガンバ:福澤 宏
 フラウト・トラヴェルソ:前田りり子
 オーボエ:三宮正満
 チェンバロ/オルガン:大塚直哉 ほか

プレトーク(14:00開演)
「ヘンデルの劇場作品の魅力と《アリオダンテ》」
おはなし:三澤寿喜(ヘンデル研究家)

ヘンデルの後期オペラの傑作:《アリオダンテ》HWV33
 ロンドンでのヘンデルのオペラ活動は1720年代に絶頂期を迎えます。しかし、30年代に入ると、オペラの人気が衰え始めたばかりか、ライバル企業の出現により、劇場も歌手も奪われます。1734年、ヘンデルはやむなく自ら興行主となり、当時新設のコヴェント・ガーデン王立劇場に本拠を移します。この新劇場は優れた機械装置を備え、バレエ団や合唱団も抱えていました。ヘンデルは新劇場の特性を存分に活かした新機軸のオペラで巻き返しを図ります。《アリオダンテ》は49歳のヘンデルが逆境を跳ね返すべく全力投球した結果、誕生した希有の傑作オペラです。
 ヘンデルは劇場作品を通じて「人間とは何か」を問い続けました。愛すればこそ、人は嫉妬し、騙し、裏切り、残酷にさえなります。そのような人間の愚かさ、哀れさにヘンデルは心から共感しています。《アリオダンテ》においても、ヘンデルはそのような人間ドラマを生き生きと、想像力豊かに紡ぎ上げています。

あらすじ
 騎士アリオダンテはスコットランド王女ジネヴラと婚約し、王位も約束されています。一方、ポリネッソは王位とジネヴラの両方を手に入れようと、自分を慕うダリンダを利用し、姦計を用いてジネヴラに不貞の罪を着せます。ジネヴラ(実は変装したダリンダ)と自分の密会を装うのです。そうとは知らない王は愛娘に死罪を宣告します。恋人のアリオダンテからも見放されたジネヴラは窮地に追い込まれます。

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