見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園の親のハナシ5

2014年12月15日 | 父母の声
初めまして、学園の親です。
現在、息子は専攻科に在籍しています。
今年二十歳になり、もうすぐ迎える成人式を楽しみにしています。
学園に入学したのが5年前 
長いようであっという間でしたが、
今改めて、学園との出会いについて振り返ってみました。


息子がまだ小学生の頃、愛知県立大学で行われた公開シンポジウムに参加した時 
見晴台学園を初めて知りました。 
また、その後暫くして 偶然車の中で聞いていたラジオで 
学園の紹介コーナーを聞く機会がありました。
その時は、主に音楽の授業の様子を伝えていましたが、
「他にもユニークな授業が沢山あるんですよ」に続き
「今度 学園は刈谷市から名古屋市に移転するんですよ」と言っていたのを聞き、
息子の進学先の選択肢としてぐっと近い存在になったのを覚えています。


中学に入学し、進路指導を受ける中で、
厳しい指導で就職にも強い県立の高等養護学校の存在を知り、見学会に参加するうち 
社会に出て働く為には、やはりこの様に訓練をしないといけないのではないか?とも思い始め 
すぐには進路を決められませんでした。

親は出来るだけ情報を集め、経験豊富な先生や先輩方の話を聞き
我が子にあった学び場をとアンテナを張り巡らしますが、
最終的に学校を決めるのは本人であり、
通う本人が、本当に楽しく通えるような学校が一番!と思い受験に臨みました。

最終的に高等養護を受験しましたが、不合格。
市立の養護学校には絶対行かないと言い、
オープンスクールや体験入学で楽しかった見晴台学園を受験する、と本人が決めました。
振り返ってみると様々な学校で体験したことを通じて、
親子共今後の課題が見えたり、気づきがあり貴重な体験が出来たと思います。


入学してから今に至るまで 泣いたり笑ったり、
学園では本当に多くの学びを得て、
先生方や父母、仲間に日々支えられ、
息子は大きく成長することが出来ています。


最初に訪れたときに感じた学園のあたたかさ、
ありのままの自分でいられる心地よさが学校選びの一番の決め手だったなぁ、と今改めて感じます。 
子供だけではなく私たち親も、子供と一緒に楽しい経験がたくさんでき、
皆と本音で語り合う中で 教えられることの何と多かったことか!と感じています。


また、学園を卒業しても様々な形で支えあえる仲間であり続けられる、
というのが親にとって一番安心できる事ではないでしょうか。
 今、進路を考えている皆さんへ 
5年間じっくりと自分と向き合い学びながら、
青春を謳歌しつつ 社会に巣立っていくまでの貴重な日々を 
ぜひ私たちとともに過ごしませんか。
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