見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園親のハナシ62

2020年10月01日 | 父母の声

すべてが例年通り、とはいかない今年度も、はや半期が過ぎました。

専攻科2年生の娘は、今、「研究論文」という最高学年ならではのカリキュラムに取り組んでいます。

 

「研究論文」は、自分の興味・関心のあるテーマを掘り下げて調べ、文章にまとめ、発表する、

専攻科の集大成ともいうべき課題です。

娘も紆余曲折(?)を経て、春には一つのテーマを決め、以来、インターネットを使って調べたり、アンケートをとったり、

章立てをしてまとめたり……と、パソコンとにらめっこをする日々を続けています。

 

振り返れば、本科1年の頃には行事のたびに名駅の集合に付き添い、キャンプやスキーもほぼ親がかりで準備し……、

5年の月日をかけてゆっくりゆっくり、独り立ちの道を歩んできました。

 

そんな娘も、この研究論文は、先生方にアドバイスをいただきながら、

友人たちと励まし合いながら、全く親を頼ることなく進めています。

放課後、遅くまで取り組む日もあり、「研究論文で遅くなりました。今から帰ります」という

メールまで送ってくるようになり、親としては、いつのまにやら……と、静かに成長を喜んでいます。

 

晴れの舞台である研究論文発表会で、その研究成果が聴けることを楽しみにしていますが、

これまた、状況によっては、例年通り、とはいかないかもしれません。

まあ、それはそれで、この時代を生き抜く方策とたくましさを身につけつつ、

前に進んでいってほしい、と願っています。

 

 

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