見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園親のハナシ63

2021年01月19日 | 父母の声

2021年年明け早々に、文部科学省事業「東海・北陸ブロック障害者の学びの場づくりコンファレンス in  AICHI」が開催されました。
 学園の生徒たち一部は、会場の愛知みずほ短期大学からのZoom配信で発表しました。他の生徒たちや学園の親である私も自宅からZoomにて視聴参加しました。
 この一年で本当に大きく社会変容がありました。春頃から多くの会社でテレワークが取り入れられ、教育の場でも遠隔授業が必要に応じて行われるようになりました。私も友人との会食が叶わないのでZoom飲み会などしました。
 学園でも、授業や、イベント、他施設との交流、会議等Zoomを利用する場面を多く見ます。そんな折、それでなくてもコミュニケーションをとるのが苦手な子が多い学園の生徒たちは、我が子は大丈夫かと危惧していました。しかしながら、親の心配をよそに、生徒たちは意外とこの状況を普通のこととして受けとめ馴染んできている様子です。
 晩秋のある日、紙飛行機を持ち帰った娘。
普段は説明が苦手な娘ですが、その日は饒舌でした。紙飛行機が思ったように飛ばなかったこと、その理由は翼と本体の接着がきちんとできていなかったこと、やり直して少し飛ぶようになったことを一生懸命に説明し、そして最後に楽しかった!と話しました。
 この取り組みは講師の先生が会場に来られずにZoomで行われたそうで、娘は、画面を通して先生に質問をしていたと学園の先生から伺いました。ただ聞くだけでなく、コミュニケーションを自ら取り積極的に参加していることを知りました。
 春からここ、三次元社会に突如二次元世界が入り込んできたような違和感を覚える私はヤッパリ「昭和」なのだろう…と思います。

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