見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園親のハナシ21

2015年11月12日 | 父母の声

本科2年の女子です。
小中と特別支援学校で過ごしました。
小さい頃から言語の遅れなどがありましたが、本人は明るく、
友達と遊んだり小さい子の世話をしたり楽しいことが大好きな子供でした。

小学校にあがった頃から周りの子と比べて、できないこと、ついていけないことが増えてくると
友達をたたいたり学校へ行けないこともありました。
本人からすると、仲良くしたい、楽しいこと一緒にしたいという思いからなのでしょうが、
自分は受け入れられていないとか悪く思われているのでは・・・・!!
という思いから引っ込んでしまったのだと思います。
どうしてこんな小さな事で気に病み、苦しんでしまうのか?
この子はこれからやっていけるのか心配になったこともあります。

見晴台学園に入ってからは、他とは違うスタイルと、一人ひとりに合わせて
ゆっくり大事に学ばせていただくうちに娘は、“楽しい!”“友達ができた!!”
と口にするようになりました。
まだまだ些細なことで悩み、引っ込んでしまいますが、前のように逃げたりせず、
自分で考え、自分を信じ、気持ちを切り替えられるようになってきています。

「“小さなことが気になり自分を責めてしまう。”ってことは、
まず自分のしたことがわかっているということだし、
自分を責めるということは相手を思うことができるやさしい心を持っているということだよ!!
これってすごいことだね、えらいな~!!」と言うと自信なさそうにニッコリしてくれます。

少しずつでもいいから自分を好きになってマイナスなところもプラスに受け止め、
よき個性を輝かせていってほしいと思います。

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