見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

高等部本科「技術と人間」~その1~

2015年02月26日 | 日々つれづれ
本科の授業の紹介をします。

本科では1年を通して「技術と人間」という授業を行っています。
本科として行事の準備を行ったり、
身の回りにある様々なスキルを身につけていく授業です。
テーマはその時々に合わせ、生徒の要求も聞きながら決めていきます。

現在は3つのチームに分かれて学習を行っています。
ブログでは1つずつご紹介します。

まず1つ目は警察チームです。
このチームは犯罪などの危険から身を守る方法を学んでいます。

学園の生徒は基本的に公共交通機関を使って自立通学をしています。
時々生徒から、電車で困った。帰り道に怖い思いをした。という声を聞きます。
学園への行き帰りだけではなく、お家にいる時や遊びに出かけた時に
トラブルにあったり、見たりすることもあります。

そんな時にはどうるれば自分の身を守ることができるのか。
その方法を知って、身につけてもらいたいと思い
この授業を行うことになりました。

今週は中川警察署の地域安全科の方に直接お話しを聞かせていただきました。

一番始めに言われたことは、
身を守るということは、大人も子供も関係がありません。
と、いうことです。



この写真にあるパンフレットは当日配られたものです。
小学生向けに作られており、とても分かりやすいのですが、
子供向けだからと言って、軽んじるのではなく、
大人も同様に日々の生活の中で防犯の意識をしてほしいとお話されました。

また、電車の中やエレベーターの中など
具体的な場所を挙げて危険な場所、そこでの防犯対策について
教えていただくこともできました。

とても大切なお話でしたが、
終始和やかに、楽しく、分かりやすくお話ししてくださったため、
みんなとても熱心に聞くことができました。



3月には自分たちが学んだことを
他の生徒に発表します。
自分が大事だなと感じたことが、
友だちにも伝わるように準備をしていく中で、
さらに学びが深まっていけばいいな、と思っています。