貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

鈴鹿市石薬師寺その2 山下清・水木しげる・佐佐木信綱等と芭蕉句碑!多彩寺!!!

2023-11-15 10:59:24 | 日記
鈴鹿市石薬師寺その2

 日本の浮世などの影響を受けた
オランダの画家、
フィンセント・ファン・ゴッホ
(1853~1890)は、
後に歌川広重を始めとする日本
人の作品を背景に、
『タンギー爺さん』を描く。
 その『タンギー爺さん』の
右上に描かれているのが
『五十三次名所図会』の
“石薬師”。
 その他に、
画家・山下清(1922~1971)や
漫画家・水木しげる(1922~2015)
の作品にも登場。
 皆、私の好きだった人たち!
 そして多くの歌にも、
石薬師寺が残されている。
 先ず、芭蕉句碑。
<芭蕉句碑>

 句は、
「春なれや 
  名もなき山の 
     薄霞」
 石薬師生まれの
佐々木信綱の歌碑もある。
<佐佐木信綱の歌碑>

「蝉時雨 
  石薬師寺は 
   広重の画に             
     見るかと 
       みどり深しも」

「柴の庵に
   よるよる梅の 
     匂ひきてや 
    さき方もある           
       住まいかな」
は、平安後期の歌人・西行の歌。
「名も高き   
   誓いも重き 
      石薬師 
        瑠璃の光は 
          あらたなりけり」
は、室町時代の一休禅師の歌。
「無病にと 
   頼みすゑける 
      石薬師               
     かたき祈願を 
        忘れ給ふな」
は、江戸初期の画家岩佐又兵衛の歌。
<画家岩佐又兵衛の歌碑>

 住職さんに会って、
じっくりお話を伺いたいお寺である。