貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

津島市: 瑞 泉 寺  夏祭りの準備中乞うて芭蕉句に出合う!

2023-11-09 09:26:50 | 日記
令和5年11月9日(木)
津島市: 瑞 泉 寺                
 瑞泉寺はかつては
津島神社代々神主邸内にあり、
その屋敷は中世城郭形式の構造で、
屋敷地の周辺を外堀で囲み、
邸内には内堀や池を構えていた
という。
 寺は屋敷地内南方の池の
ほとりに建てられ、
園池は鏡のようなきれいな水面を
持つことから、
山号を「鏡池山」とする。
 寺の創建年代は、
良王様逝去2年後の1494年、
神社境内の御前大明神が創建
された時、または御子良新様が
神主になられた時。
 この2案が浮上。
 何れにしても1500年前後と
考えられる。
<本殿>

 現在の御本尊様は、
1751年春に大橋武左衛門の
寄進によるもので、
京都の仏師駒井柳朝師作。     
 現在は、
寺の中心は境内にある津島幼稚園。
 丁度夏祭りの日に参拝。 
 その準備に、園長さん、理事長
さんと追われているようだが、
園長さんが声をかけてくださる。
 芭蕉句碑のことを尋ねると、
「これから夏祭り・・・。」
と断られる。 
 私も、東京から来て、
これからの予定もあるので、
今しか拝顔できない旨話すると、
快く理事長さんである住職に
案内をお願いされる。
 住職の後をとぼとぼ。
 本堂裏の墓地の奥へ。
 芭蕉の句碑の句も説明して
くださる。
 流石! 
<芭蕉句碑>

 芭蕉の句は、 
「草臥れて 
  やとかるころや 
     藤の花」 。      
 猛暑の日。
 夕方からの夏祭りが盛大に、
楽しく終わらんことを祈って、
桑名市へ向かう。