令和5年11月11日(土)
四日市市: 垂坂山観音寺
<山門>
御本尊に慈恵太師良源を祀り、
「垂坂山のお大師さん」
「元三さん」として
地域の信仰を集める。
約1100年の歴史がある
天台宗の古刹である。
<本殿>
寺の由緒は、
若き日の慈恵大師が大乗受戒で
伊勢を行脚中、朝明郡の領主
舟木良見の帰依寄進を受け、
延長6年(928)垂坂山に堂塔を
建立。
<寺の由緒>
太師自ら刻んだ千手観音像を
本尊として安置する。
寺は伊勢天台別院として栄え、
寺は伊勢天台別院として栄え、
最盛期の伽藍の規模は広大で
16km四方もあったと伝えられている。
しかし、
天正3年(1575))
織田信長の兵火にかかり、
諸堂ことごとく炎上.
現在では寺名や地名にその名残が…。
その後荒廃していた観音寺を嘆いた
現在では寺名や地名にその名残が…。
その後荒廃していた観音寺を嘆いた
桑名藩野村増右衛門は、
藩主松平定重公に再興を願う。
藩主の命により
元禄4年(1691)復興。
現在の本堂は
昭和45年国宝防災の一環として建立。
<本殿右に芭蕉句碑>
<芭蕉の句碑>
芭蕉の句は、
「三日月の
地はおほろなる
雪見草」 。
雪見草は「ウノハナ(卯の花)」、
雪見草は「ウノハナ(卯の花)」、
ウツギのこと。
茎の中が空洞になっているので
「ウツギ(空木)」とも呼び、
遠くから見ると、
雪のようなので
「ユキミソウ(雪見草)」
「ユキミグサ」ともいう。
<芭蕉句の説明>
「三ケ月の
地は朧なり
そば畠」
泊舩集
「三か月や
「三か月や
地は朧なる
蕎麦畠」
芭蕉庵三日月日記
「三日月に
「三日月に
地はおぼろ也
蕎麦の花」
うき世の北
芭蕉は本当に推敲に推敲を
芭蕉は本当に推敲に推敲を
重ねる俳人。
蕎麦が雪見草に変わる句
を調べたが不明。