貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

座禅の道場と翁碑

2019-03-10 08:34:59 | 日記

座禅の道場と翁碑

平成31年3月10日(日)

 今朝も気持ちよく歩行禅。

最近は、もう少し負荷をかけてと、

坂道を2往復する。

 小登山で、頂上へ到着の快も

味わうこともある。

 さて、福井市の天龍寺。

 元禄2年(1689年)、

松尾芭蕉は訪れ、

このような句を残す。


 

 そして、もう一つ。

 芭蕉と北枝の別れの銅像。

「余波の碑」だ。

 北陸の冬は寒く、冬は二人とも

防寒着を着用している。


 

 『奥の細道』では、

「丸岡天竜寺の長老、古き因あれば

尋ぬ。又、金沢の北枝といふもの、

かりそめに見送りて此処まで

したひ来る。

 所々の風景過さず思ひつヾけて、

折節あはれなる作意など聞ゆ。

今既別に望みて、 

「物書て 扇引さく 余波哉」 」

と記載されている。 

 これが芭蕉塚。

その説明。

 

 明治維新と共にその後援者を失い、

1977年寄進によって、

禅修行のための僧堂(古木堂)が

建てられ、現在では世界中から

多くの人が訪れる坐禅の道場と

なっている。

 道路沿いに水子供養なのか、

観世音菩薩が二体、

慈悲深く、豊かな表情を拝顔する。