貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

歌を語り合う御堂

2018-10-13 09:53:58 | 日記

歌を語り合う御堂

 平成30年10月13日(土)

 数日前、歌手になった永さんこと、

永六輔さんの歌を聴いて、その詩

にも震撼!

 早速CD「六輔 その世界」を

購入。

 やはり、詩と語りにはまった。

「一人だけの時には 

    僕だって歌うさ 

 一人だけの時なら 

    俺だって叫ぶさ

 みんなみんな あなたの好きな

 お前の好きな 歌を歌うのさ

 一人だけの時には 

    僕だって泣くのさ 

 一人だけの時なら 

    俺だって泣くのさ

 いつもいつも 笑っている分だけ

 笑顔の分だけ 涙を流すのさ

 一人だけの時には 

    僕だって歌うさ 

 一人だけの時なら 

    俺だって叫ぶさ

 なぜかなぜか 村田英雄や

 水原弘の歌をうたうのさ」

 何となく心にしみてくる。

  さて、今朝は一夜歌論を論じ合っ

たという語歌堂へ。

 秩父第5番目の札所だ。

 田園の平地にちょっと誇りっぽく

建っている。

愛嬌のある、阿吽像。

 語歌堂の開基の、「本間孫八」という

物持ちの趣味人だったそう。

 ある日、旅の僧が訪れ、和歌の道に

通じる孫八と一晩歌論を論じ合ったと。

 ところが、僧は暁とともに姿を消し、

僧が観音の化身であることがわかる。

 以来、歌を語る御堂として、

「語歌堂」と呼ぶようになったという。

 蕉道の身、丁重に参拝!

 語歌堂の納経所は、長興寺。

 ガマズミが赤い実をいっぱいつけている。

御朱印も戴く。

 武甲山は眼前に広がって!

 自分で、自分の歌をつくって、

自分で歌っていくことも、

これまた楽し!!!