文学散歩を楽しむ公園
平成30年10月12日(金)
秋風よ、急いで吹かなくて
いいよ。
秋雨よ、そんなに冷たく
ならなくいいよ。
そんな秋の深まりへの道を
歩いた朝の散歩。
今朝は、酒田市へ。
前回の駐車場より上に上がり、
公園の正面入口の駐車場に停める。
芭蕉を始め詠み人知らずまで
29名の文学散歩も楽しめる
公園。
スケールも違う。
早速、句碑。
伊佐湖南さんの句だ。
句は、
「夏山の かげひたしけり 最上川」
伊佐湖南さんは、酒田山龍厳寺住職。
伊佐及円 湖南は俳号で長翠の流れを
汲む春秋庵系統の宋匠だそうな。
最上川の情景が手にとるよう。
ちょうど一学期も終了間近。
近くの小学校6年生の社会科見学に
出くわした。
子どもたちの弾んだ会話やグループ
の様子が伺え、一興を添えてくれた。
次は、酒田市の功労者の像。
米穀商の荒木彦助さん。
これが、キャラ玉。
公園に入ると、すぐ立派な黒松を
周囲に、芭蕉の立像と句碑があった。
芭蕉翁立像。
違う角度からも
芭蕉の句は、
「暑き日を 海に入れたり 最上川」 。
その説明板。
もう一つ芭蕉句碑がある。
芭蕉の句は、
温海山や 吹浦かけ ゆふ涼
雄大な景色の中で温海山が
夕涼みをしているという意。
子どもたちの数名が挨拶して
通り過ぎる。
とりあえず、子どもたちの学習の
妨げだけは避け、
文学道を閑かに散策する。