先週の土曜日、スカパーの275チャンネル「EXエンタテイメント」で放送された「勝手に観光協会」は、プログラムでは初オンエアになっていましたが、実際に見てみたら再放送でした。ということで、問い合わせたところ、今後は再放送と初オンエアの番組を混ぜながら放送していくということでした。で、とりあえず今月は再放送のみとのことです。プログラムを購入されている方は、翌月のプログラムをチェックし、番組名の後の数字が#53以上であれば、契約し、そうでない場合は契約を解除すると初オンエアだけ見ることが可能になり、再放送のためにお金を払わなくていいことになります。まあ、再放送を見ても「勝手に観光協会」は面白いんですけどね。
ということで、WOWOWで松本人志監督の'07作品「大日本人」を見ました。
映画は大日本人の大佐藤(松本人志)にテレビが密着インタビューをする形で進んでいきます。獣(じゅう)と呼ばれる大きな化け物を退治するために、全身に電流を流して巨大化する大佐藤。彼の祖父の4代目の大日本人は人気がありましたが、大佐藤の獣をやっつける活躍はテレビ番組になってしまい、それも以前はドールデン番組でしたが、今では深夜放送でも視聴率が稼げない番組になり、人気は全くありません。それどころか「大佐藤をくたばれ」の横断幕が道路に張られるなど、嫌悪感さえ感じる人が出て来ています。マネージャーからはスポンサーのロゴマークを体に張られ、獣との戦いの時にロゴマークを隠さないように戦え、などと無理な注文をされる始末。妻にも離婚され、かわいい娘も、普段会わない父に愛着は持っていません。それでも伝統を絶やさず、強い者が弱い者を倒すという文化を残すため、戦い続けるという大佐藤。強い獣にやられ、逃げた回は視聴率が上がった、と周囲は喜び、逆に勝手に交尾を始めた獣が出ると、交尾の斡旋をしたとマスコミに叩かれ、童の獣を抱きかかえている時、獣が乳首を噛んだので過って獣を落とし殺してしまうと、殺人鬼と言われて攻撃される始末。そして、また以前にやられた獣と戦うはめになり、殺されそうになったところに認知症の祖父が巨大化して現れ、孫の大佐藤を助けようとしますが、返り討ちに会い、殺されてしまいます。大佐藤、絶対絶命。そこへ「ここからは実写でお楽しみください」のテロップが出て、ウルトラマン風のヒーローの家族が出現し、気ぐるみの獣をやっつけるというよりイジメ殺し、大日本人は無理矢理一緒に空へ連れて行かれます。ラストのタイトルロールの中で、ウルトラマン風の家族は視聴率を取る戦い方で口論となり、大佐藤はあっけにとられて、その様子を見ているのでした。
最初は現代では理解してもらえない伝統を守る人として、大佐藤がマネージャーからいろんな要求を叩きつけられ、時代に取り残された人間の悲劇を描いているのかな、と思っていると、ラストのウルトラマン風のヒーローが出て来ることによって、視聴率、つまり金のことしか考えてないテレビ界を批判しているようにも見えました。こんな感想になってしまうのも、映画自体はそんなに面白くないからです。面白くないので、何でこんな面白くない映画を撮ったのか、と考えてしまい、上で述べたような感想になる、という訳です。松本氏はテレビの「ガキの使いやあらへんで」とか「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」のようなバラエティ番組では、面白いですが、媒体が違うと途端に面白くなくなるというのを、先日の松本人志プレゼンツのコント集でも味わいました。やはりテレビで絶妙のボケをかましているのが一番合っているのではないか、と私は思いましたが、皆さんはどうでしょうか?
ということで、WOWOWで松本人志監督の'07作品「大日本人」を見ました。
映画は大日本人の大佐藤(松本人志)にテレビが密着インタビューをする形で進んでいきます。獣(じゅう)と呼ばれる大きな化け物を退治するために、全身に電流を流して巨大化する大佐藤。彼の祖父の4代目の大日本人は人気がありましたが、大佐藤の獣をやっつける活躍はテレビ番組になってしまい、それも以前はドールデン番組でしたが、今では深夜放送でも視聴率が稼げない番組になり、人気は全くありません。それどころか「大佐藤をくたばれ」の横断幕が道路に張られるなど、嫌悪感さえ感じる人が出て来ています。マネージャーからはスポンサーのロゴマークを体に張られ、獣との戦いの時にロゴマークを隠さないように戦え、などと無理な注文をされる始末。妻にも離婚され、かわいい娘も、普段会わない父に愛着は持っていません。それでも伝統を絶やさず、強い者が弱い者を倒すという文化を残すため、戦い続けるという大佐藤。強い獣にやられ、逃げた回は視聴率が上がった、と周囲は喜び、逆に勝手に交尾を始めた獣が出ると、交尾の斡旋をしたとマスコミに叩かれ、童の獣を抱きかかえている時、獣が乳首を噛んだので過って獣を落とし殺してしまうと、殺人鬼と言われて攻撃される始末。そして、また以前にやられた獣と戦うはめになり、殺されそうになったところに認知症の祖父が巨大化して現れ、孫の大佐藤を助けようとしますが、返り討ちに会い、殺されてしまいます。大佐藤、絶対絶命。そこへ「ここからは実写でお楽しみください」のテロップが出て、ウルトラマン風のヒーローの家族が出現し、気ぐるみの獣をやっつけるというよりイジメ殺し、大日本人は無理矢理一緒に空へ連れて行かれます。ラストのタイトルロールの中で、ウルトラマン風の家族は視聴率を取る戦い方で口論となり、大佐藤はあっけにとられて、その様子を見ているのでした。
最初は現代では理解してもらえない伝統を守る人として、大佐藤がマネージャーからいろんな要求を叩きつけられ、時代に取り残された人間の悲劇を描いているのかな、と思っていると、ラストのウルトラマン風のヒーローが出て来ることによって、視聴率、つまり金のことしか考えてないテレビ界を批判しているようにも見えました。こんな感想になってしまうのも、映画自体はそんなに面白くないからです。面白くないので、何でこんな面白くない映画を撮ったのか、と考えてしまい、上で述べたような感想になる、という訳です。松本氏はテレビの「ガキの使いやあらへんで」とか「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」のようなバラエティ番組では、面白いですが、媒体が違うと途端に面白くなくなるというのを、先日の松本人志プレゼンツのコント集でも味わいました。やはりテレビで絶妙のボケをかましているのが一番合っているのではないか、と私は思いましたが、皆さんはどうでしょうか?
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