今日の東京新聞に「今度は『落選運動』だ」と題する記事が載っていました。一部引用させていだだきたいと思います。
「『賛成議員を落選させよう!』。安保法をめぐる与野党攻防の終盤、抗議運動を引っ張った学生グループ『シールズ』は、そう叫ぶようになっていた。
国会前のデモに参加していた創価学会員の天野達志さん(51)は、公明党への不信感をあらわにする。『平和の党として支持してきたのに会員の声に耳を貸さず、落胆、失望した。もはや選挙で応援する義理はない。他の会員にも、応援すべきか疑問が芽生えている。本部の締め付けは一層厳しいが、盤石だった組織票にほころびが出るのではないか』
『安全保障関連法に反対する学者の会』の呼び掛け人の高橋哲哉・東京大教授(哲学)は、公開質問に基づく落選運動を提案する。質問内容は『なぜ賛成したのか』『違憲の指摘をどう思うか』『憲法改正をせず政府による解釈変更は立憲主義に反する。どう思うか』などを想定。『回答をネットで公表し、落選を呼びかける。これなら選挙期間を問わず、誰でもできる』
弁護士の間では、賛成議員の政治資金収支報告書の調査方法や、違法性があった際の告発状の作成まで協力する動きも出ている。
25日には、民主党の岡田克也体表と共産党の志位和夫委員長が会談し、選挙協力の道を模索し始めた。落選運動の基盤は徐々にできつつある。
落選運動は韓国で盛んだ。2000年の国政選挙では、460の市民団体が連絡し、落選リストを公表。投票しないよう呼び掛けた結果、86人中59人が落選した。
湯浅墾道・情報セキュリティ大学院教授(ネット選挙)は『当時ほどではないが、今も韓国では落選運動が盛ん。日本の選挙運動はポスター貼りやビラ配りなどに限定され、一般人が参加する手段がなかったが、ネット選挙の解禁で選挙、落選運動とも誰でもできるようになった』と説く。
では、どんな落選運動が可能なのか。『SNSやブログ、ツイッターやホームページで“安保法制に賛成した議員を落とそう”と呼び掛けたり、落選させたい候補者リストの掲載もできる。実名とメールアドレスを記載すれば、メールも送れる』(湯浅氏)。
ただし落選運動が選挙運動と見なされた場合、事前運動として摘発される恐れがある。
公職選挙法によると、選挙運動とは、特定の候補者の当選を目的に投票を得るための行為で、事前運動は禁止だ。西田亮介・東京工業大准教授(選挙制度)は『ある候補者の落選だけを目的とした運動ならば、事前運動にはあたらない。しかし、出馬予定が2人だけの場合、片方の落選運動をすれば、自動的に、もう片方の当選を目的とした選挙運動と見なされてしまい、法に抵触する可能性がある』と指摘する。
政治評論家の森田実氏は『参院選の前に、一番悪い安倍晋三首相の退陣の世論を巻き起こすのが本道ではないか』と訴える。
『最も厄介なのは一部の国民と議員が抱く安倍首相への幻想。首相に従うだけのロボット化した与党議員をただ落とすのではなく、人間的考えを取り戻させ、独裁的に振る舞う首相を引きずり降ろすよう仕向けなければならない』」。
また今日稲刈りで久々に会った友人は、週刊ポストに載っていた、「『落選運動』の威力と効果 その実践法を公開する」と題する記事のコピーを持ってきてくれ、そこではやはり韓国で59人を一挙に落選させた例にも言及し、安倍首相を落選させる方法として、“絶対に安倍さんを落選させたい”という人に呼びかけて(衆院選の)山口4区に10万人規模の有権者に住民票を移してもらう、という方法まで書かれていて、面白いと思いました。
また週刊ポストには、その記事に次いで、「安倍政権『暴言・妄言』集」と題された記事も載っていて、そこには麻生財務大臣、高村副総裁、菅官房長官、中谷防衛大臣らの写真が掲げられ、安倍首相の矛盾した答弁、中谷防衛大臣の「現在の憲法をいかにこの法案に適用させていけば良いのか」を中心とした、めちゃくちゃな答弁、砂川事件の最高裁判決から集団的自衛権の行使はできるとする“高村理論”を編み出した、元弁護士の高村副総裁の妄言(この方、小渕内閣の時は「集団的自衛権の方は行使しないと決めた」とおっしゃっていたそうです)、「安保法制を合憲とする学者はいくらでもいる」と大見得切っておきながら、具体的な学者の名前を3人しか挙げられず、「数ではないと思っている」と訳わからん答弁をした菅官房長官、「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番」と恐ろしいことを言った大西英男・衆院議員、「福岡の青年会議所理事長の時、マスコミを叩いたことがある。日本全体でやらなきゃいけないことだが、スポンサーにならないことが一番(マスコミは)こたえることが分かった」と憲法で定める言論の自由を正面から否定した井上貴博・衆院議員など、多くの「腐った」自民党議員たちの“暴言・妄言”が多く集められていて、これも楽しく読めました。
野田聖子さんのように、志のある自民党議員もいるようですが、他の有象無象はもうどうしようもないところまで、来てしまっている気がします。皆さんはどうお考えでしょうか?
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
「『賛成議員を落選させよう!』。安保法をめぐる与野党攻防の終盤、抗議運動を引っ張った学生グループ『シールズ』は、そう叫ぶようになっていた。
国会前のデモに参加していた創価学会員の天野達志さん(51)は、公明党への不信感をあらわにする。『平和の党として支持してきたのに会員の声に耳を貸さず、落胆、失望した。もはや選挙で応援する義理はない。他の会員にも、応援すべきか疑問が芽生えている。本部の締め付けは一層厳しいが、盤石だった組織票にほころびが出るのではないか』
『安全保障関連法に反対する学者の会』の呼び掛け人の高橋哲哉・東京大教授(哲学)は、公開質問に基づく落選運動を提案する。質問内容は『なぜ賛成したのか』『違憲の指摘をどう思うか』『憲法改正をせず政府による解釈変更は立憲主義に反する。どう思うか』などを想定。『回答をネットで公表し、落選を呼びかける。これなら選挙期間を問わず、誰でもできる』
弁護士の間では、賛成議員の政治資金収支報告書の調査方法や、違法性があった際の告発状の作成まで協力する動きも出ている。
25日には、民主党の岡田克也体表と共産党の志位和夫委員長が会談し、選挙協力の道を模索し始めた。落選運動の基盤は徐々にできつつある。
落選運動は韓国で盛んだ。2000年の国政選挙では、460の市民団体が連絡し、落選リストを公表。投票しないよう呼び掛けた結果、86人中59人が落選した。
湯浅墾道・情報セキュリティ大学院教授(ネット選挙)は『当時ほどではないが、今も韓国では落選運動が盛ん。日本の選挙運動はポスター貼りやビラ配りなどに限定され、一般人が参加する手段がなかったが、ネット選挙の解禁で選挙、落選運動とも誰でもできるようになった』と説く。
では、どんな落選運動が可能なのか。『SNSやブログ、ツイッターやホームページで“安保法制に賛成した議員を落とそう”と呼び掛けたり、落選させたい候補者リストの掲載もできる。実名とメールアドレスを記載すれば、メールも送れる』(湯浅氏)。
ただし落選運動が選挙運動と見なされた場合、事前運動として摘発される恐れがある。
公職選挙法によると、選挙運動とは、特定の候補者の当選を目的に投票を得るための行為で、事前運動は禁止だ。西田亮介・東京工業大准教授(選挙制度)は『ある候補者の落選だけを目的とした運動ならば、事前運動にはあたらない。しかし、出馬予定が2人だけの場合、片方の落選運動をすれば、自動的に、もう片方の当選を目的とした選挙運動と見なされてしまい、法に抵触する可能性がある』と指摘する。
政治評論家の森田実氏は『参院選の前に、一番悪い安倍晋三首相の退陣の世論を巻き起こすのが本道ではないか』と訴える。
『最も厄介なのは一部の国民と議員が抱く安倍首相への幻想。首相に従うだけのロボット化した与党議員をただ落とすのではなく、人間的考えを取り戻させ、独裁的に振る舞う首相を引きずり降ろすよう仕向けなければならない』」。
また今日稲刈りで久々に会った友人は、週刊ポストに載っていた、「『落選運動』の威力と効果 その実践法を公開する」と題する記事のコピーを持ってきてくれ、そこではやはり韓国で59人を一挙に落選させた例にも言及し、安倍首相を落選させる方法として、“絶対に安倍さんを落選させたい”という人に呼びかけて(衆院選の)山口4区に10万人規模の有権者に住民票を移してもらう、という方法まで書かれていて、面白いと思いました。
また週刊ポストには、その記事に次いで、「安倍政権『暴言・妄言』集」と題された記事も載っていて、そこには麻生財務大臣、高村副総裁、菅官房長官、中谷防衛大臣らの写真が掲げられ、安倍首相の矛盾した答弁、中谷防衛大臣の「現在の憲法をいかにこの法案に適用させていけば良いのか」を中心とした、めちゃくちゃな答弁、砂川事件の最高裁判決から集団的自衛権の行使はできるとする“高村理論”を編み出した、元弁護士の高村副総裁の妄言(この方、小渕内閣の時は「集団的自衛権の方は行使しないと決めた」とおっしゃっていたそうです)、「安保法制を合憲とする学者はいくらでもいる」と大見得切っておきながら、具体的な学者の名前を3人しか挙げられず、「数ではないと思っている」と訳わからん答弁をした菅官房長官、「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番」と恐ろしいことを言った大西英男・衆院議員、「福岡の青年会議所理事長の時、マスコミを叩いたことがある。日本全体でやらなきゃいけないことだが、スポンサーにならないことが一番(マスコミは)こたえることが分かった」と憲法で定める言論の自由を正面から否定した井上貴博・衆院議員など、多くの「腐った」自民党議員たちの“暴言・妄言”が多く集められていて、これも楽しく読めました。
野田聖子さんのように、志のある自民党議員もいるようですが、他の有象無象はもうどうしようもないところまで、来てしまっている気がします。皆さんはどうお考えでしょうか?
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
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