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吾妻ひでお『うつうつひでお日記 その後』

2008-10-30 19:42:19 | ノンジャンル
 昨日はマキノ雅弘監督の命日でした。マキノ映画はすべてが映画的な興奮に満ち満ちていて、外れの映画というものがありません。マキノ監督の人生が映画そのものとも言えるもので、そんな映画の「神様」であるマキノ監督に、改めて「素晴らしい映画をありがとうございます」と声を大にして言わせていただきたいと思います。

 さて、吾妻ひでおさんの最新刊「うつうつひでお日記 その後」を読みました。漫画家から鬱病、ホームレス、アル中と経験する「失踪日記」「うつうつひでお日記」の続編で、2006年11月末から2008年3月11日までの毎日を記録したものです。
 日記と言ってもひどく簡単なもので、例えば「仕事少しする。TVで見たおぎやはぎの漫才が、意外と面白かった。」とか、「仕事。抗鬱剤をたくさん飲む。夜、TV「相棒」見て早めに寝た。」とか、とにかくあっさりとしたものです。読んでいて気がつくのが、先ずほぼ毎日漫画を書く仕事をしていること。週7日仕事は当たり前です。が、ご本人曰く、仕事は1日2時間ほどとのこと。実際、仕事に関して「気分が乗らない」とか「才能が実はないのではないのだろうか」とか、仕事に関する愚痴のオンパレード。体調が良くない時は一日寝ていることもあり、やはり鬱病が治ってないのだなあ、と分かります。
 それからやたらに風邪をひくこと。本当にしょっちゅう咳に悩まされていらっしゃり、好きな煙草が吸えなくなることがしばしばです。散歩程度の運動しかされていないからでしょうか?
 そして読む本の数が半端ではないこと。ほとんど図書館で借りて読んでらっしゃるようですが、すごい時は長編の小説を1日で読み、マンガに至っては1日に5~6册読む日もあります。そして読んだ本に関して短いコメントをつけたり、評価を◎○△で付けています。コメントを読んでいるとその本が読みたくなり、以前「うつうつひでお日記」で○以上の評価を得ていた本を読破したことがありますが、意外に当たりが少なかった記憶があります。どうも私の趣味と吾妻さんの趣味はあまり合わないようです。
 もちろん吾妻さんは漫画家なので、マンガのカットも多数掲載され、楽しく読めます。美少女マンガのファンの方にはオススメです。

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