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古紙は地球温暖化をもたらす?

2007-10-09 16:15:35 | ノンジャンル
 9月22日の朝日新聞の朝刊に「古紙に『異変』」と言う見出しの記事が載っていました。
 記事を引用しますと「中国などへの輸出急増で古紙に『異変』が起きている。古紙を100%使ったトイレットペーパーが高騰する一方で、古紙回収率は上がり、ごみの減少や資源の有効利用につながるなどの効果も。温暖化対策の観点から、印刷用紙などへの古紙100%の活用を見直す動きも出ており、リサイクルの現場にも波紋を呼んでいる。」とのことです。
 古紙の需要が上がることはいいことで、それだけ新しく木材を切ってパルプを作らなくてもよくなると思っていましたが、ことはそんなに単純ではなさそうです。上の記事の前半はいいのですが、問題は後半です。
 印刷用紙を作る際のCO2の排出割合というグラフが載っていて、古紙の配合率が0%だと、温暖化に影響する物質の排出は53に対して、古紙の配合率が100%だと、温暖化に影響する物質の排出は83にもなり、かえって古紙を使わないで紙を作る方が地球温暖化を防ぐことになる、というのです。しかし、市民レベルでは森林伐採につながるパルプの製造は防いだ方がいい、と意見もあり、難しいところです。この辺について、きちんとした研究をしてほしいと思った、そんな記事でした。

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