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深作欣二監督『仁義なき戦い』その1

2014-06-18 08:52:00 | ノンジャンル
 深作欣二監督の'73年作品『仁義なき戦い』をWOWOWシネマで見ました。
 “昭和21年 広島県呉市”の字幕。闇市で米兵にレイプされそうになっていた若い女性を“広能昌三(のち山守組幹部)”(菅原文太)と“山方新一(のち山守組幹部)”が救う。闇市には“上田透(のち山守組幹部)”(矢吹吾郎)の姿も見られる。露店から勝手にみかじめ料を取っていた者は“土居清(土居組々長)”(名和広)と“若杉寛(土居組若頭)”(梅宮辰夫)に捕まり、腕を切断される。他にも“矢野修司(のち山守組幹部)”“槙原政吉(のち山守組幹部)”(田中邦衛)“新開宇市(のち山守組幹部)”(三上真一郎)“神原精一(のち山守組幹部)”(川地民夫)“坂井鉄也(のち山守組若頭)”(松方弘樹)の姿も見える。
 軍歌のレコードを聞く広能。そこへ闇市のケンカでケガをした者が担ぎこまれ、広能は坂井に拳銃を借り、相手のヤクザを射殺する。刑務所の食堂で食事の貧しさに不満を抱き暴れる若杉と、それに同調して若杉と独房に入れられる広能。広能が12年の刑と聞いて、5万もあれば保釈で出られると言う若杉は、これから腹を切り、自殺未遂を起こして保釈を手にするつもりだと言う。そして若杉の提案で2人はお互いの腕を切って血をすすり、兄弟分となる。その後、腹を切り、血まみれでのたうちまわる若杉を見て、うろたえ助けを呼ぶ広能。広能は保釈され、保釈金を出した山守(金子信雄)と土居が迎えに来る。そして長老の大久保憲一親分(内田朝雄)を後ろ楯として、山守組が創設される。
 “昭和24年”の字幕。上田は広能が開く賭博にいちゃもんをつけ、乱闘となる。上田は大久保の遠縁に当たるとして、広能に「調子に乗るな」と言う山守。広能は指を詰めると言い、山守の妻の言うのに従って指を詰めるが、詰めた指は庭に飛んでしまい、ようやく鶏小屋の中で見つかる。山守がその指を大久保のところへ持っていくと、大久保は上田が悪いと言い、指の埋葬料を山守に渡す。そして山守に上田を預かってくれと言い、市会議員の中原に引き合わる。中原は選挙でのライバルの金丸議員を誘拐してくれと山守に頼むが、金丸には土居がついていて、広能は最初から大久保が絵を描いていたのではと山守に言う。山守は中原が口を聞いてくれて銀行から無担保でいくらでも融資が受けられるようになったと言って、広能の言うことに耳を貸さない。金丸は愛人宅で拉致され、選挙も中原が勝ち、金丸は返され、拉致に手を貸した坂井は旅に出る。
 土居組は山守組の神原を襲い、金丸の拉致に関して口を割らせる。若杉は山守と広能を呼びつけ、土居との仲裁を人に頼もうと言うが、そこに土居が神原を連れて現れ、若杉を裏切り者呼ばわりし、その場で破門して斬りつけ、反撃に出た若杉に対し、退散する。若杉は山守組の客分となる。
 半年後。“広島市”“海渡組本宅”の字幕。客分として滞在していた広能に若杉から連絡が入り、土居が広島で興行を打つため海渡組に挨拶に行くので、そこを出ろと言ってくる。土居は神原を子分にして山守の縄張を荒らそうとしているとのことだった。若杉は土居を殺ると言うが、盃を返しても親は親だと言って広能は止める。山守組で話し合いが持たれ、山守は相手に勘づかれるために若杉だけに相談したと言う。一思いにやろうと言う広能と若杉に対し、新開は体の調子が悪いと言い、矢野は他にも手があるのではと言い、槙原は女房の腹に子がいると泣き出す。山守が自分が殺ると言うと、広能が自分が殺ると言い、周りは死刑になるかもと案じ、山守も頭を下げ、全財産をやる、今あるのはこれだけだが、思い切って遊んで来いと言う。後から行くと言う若杉。女を抱く広能。
 “昭24.10.16”の字幕。雨の中、広能は海渡組にやって来た土居に何発も発砲する。隠れ家にいた広能に、土居がまだ息をしていると電話で伝える若杉。神原が山守の迎えだと言ってやって来て、広能は彼のダンプに乗るが、途中で置き去りにされ、警官に逮捕される。 刑務所で土居が死んだと若杉に聞かされる広能。坂井が戻って来て、山守を信用できない若杉は旅に出ると言うと、広能は今度ここを出ることができたら、あんたのところへ行くと言う。若杉は神原を呼び、土居組について尋ねた後、射殺する。“昭24.12.17 神原精一死亡”の字幕。(明日へ続きます‥‥)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

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