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ドン・シーゲル監督『真昼の死闘』

2013-01-07 06:56:00 | ノンジャンル
 ドン・シーゲル監督、バッド・ベティカー原作、エンニオ・モリコーネ音楽の'70年作品『真昼の死闘』をWOWOWシネマで再見しました。
 荒野を2頭の馬で行く男。フクロウ、淡水魚、兎、ピューマ、蛇、人骨、そして最後のサソリは馬に踏みつぶされます。女から身ぐるみ剥ぐ3人の男。先程の男は2人を射殺し、女を人質に取った残りの1人にはダイナマイトに火をつけて投げつけ、思わず逃げた男も射殺します。前だけ布で隠している全裸の女に「服を着ろ」と言う男は、死者から金と酒を入手しますが、女が尼僧姿になっているのを見て驚きます。男が嫌がるので自ら3人の男を埋葬した尼僧はシスター・サラ、男もホーガンと名乗ります。墓に水をかけ始める尼僧を驚いて止めるホーガン。二人は別れようとしますが、そこへフランスの騎兵隊が現れ、メキシコ軍の支援資金を募り、彼らに追われていると尼僧が言うので、ホーガンは掘り出した死体を馬に乗せ、それを尼僧に見立てて馬を放し、自分たちは川底を歩いて行きます。それでも追ってくる騎兵隊。廃墟の城塞でガラガラ蛇を退治したホーガンは、そこに隠れて騎兵隊をやり過ごします。2人は野営し、サラは住んでいたチワワからゲリラと暮らすために出てきたと言うと、ホーガンはゲリラに雇われていると言い、サラから教会の隣のフランス軍駐屯地の詳細を聞くと、俺の作戦で駐屯軍をやっつけてヤツらの財宝を山分けしようと言います。7月14日は革命記念日で駐屯軍は酔いつぶれ、今日は7月6日だとサラから聞くホーガン。トイレに行くと言ってタバコを吸ってきたサラに、ホーガンは心を寄せます。サラが乗っているラバが爪を痛めているので、サラは歩くしかないとホーガンは言いますが、サラは通りかかった男を騙してロバを手にいれます。メキシコ人の町に着くと、ホーガンの目的地であるサンタ・マリア行きの列車をフランス軍が待っていると2人は聞きます。フランス軍の任務の偵察をサラに頼むホーガン。サラはメキシコ人の男が銃殺され、女たちが泣き崩れるのを見た後、瀕死のフランス人大佐の元へ連れていかれますが、彼女に気付いた大佐は「この淫売め!」と言った後死にます。帰ってきて酒をラッパ飲みするサラ。彼女は正体を見破られ「このゲリラめ!」と言われて怖い思いをしたとホーガンに語ります。彼女は今日列車に食料と弾薬が積まれると告げ、彼らは橋に先回りしようとしますが、途中でホーガンは矢を肩に受けます。獰猛なインディアンのカキ族に彼らは囲まれますが、サラが酋長の目に十字架で反射した光を当てたので、カキ族は立ち去ります。矢に溝を掘り、火薬を流し込み、火をつけた瞬間に矢を抜く作業をサラにさせるホーガン。橋に着くと、ホーガンはサラを橋に登らせ、橋脚にダイナマイトを置かせますが、矢を抜く際に酔ってしまったホーガンは狙いが定まらず、サラに殴られて正気を取り戻し、やっと2発目にダイナマイトに銃弾を命中させ、列車は橋もろとも崩れ落ちます。酒場に辿り着いた2人は瀕死の主人にゲリラの居所を教えてもらい、ホーガンが目指すベルトラン大佐と出会えますが、ゲリラの武器が不十分であるのを知り、サラがサンタ・マリアで金の装身具の寄付を募り、ホーガンがテキサスに行き、ダイナマイトを買ってきます。チワワの教会の屋上から隣の駐屯地を見ると、列車事故で警戒している軍は酔っていません。サラは元修道院から駐屯地へ地下道があることを教え、それを含んで4方向から一斉に攻撃する案をホーガンが出します。サラが連れていった元修道院とは売春宿で、ホーガンは彼女が売春婦だったことを初めて知ります。駐屯地の地下は牢獄で、地上への蓋が開かず、サラは自分がわざと捕まって、上から蓋を開ける案を出します。危険の前にキスを交わすホーガンとサラ。ホーガンはサラを連れて駐屯地を訪れ、将軍に謁見します。そこへ女子供がダイナマイトを仕込んだ祭り道具を駐屯地の正面に置き、それが爆発すると同時に、ホーガンは将軍らを皆殺しにし、ゲリラの一斉攻撃が始まります。無事ゲリラが勝つと、金庫を持ち出したホーガンは売春宿で入浴中のサラの部屋に押し入り、服を着たままバスタブの彼女と抱き合います。そして商品を満載した馬を連れたホーガンの後を、ドレスを着たサラがロバに乗り付いていくのでした。
 
 ドン・シーゲル版のマカロニ・ウエスタンといった感じの映画で、主演の2人以外アメリカ人が1人も出てこない珍しい映画でした。

 →Nature LIfe(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

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