また昨日の続きです。
区長のパーティ。「誕生日おめでとう」。フランク、アーサーを呼ぶが無視される。ポールはフランクに「先に座ってろ。すぐ行く」「どういうことだ? 無視されたんだぞ」「君といるとまずい」「冗談じゃない。選挙に大金を寄付したのに」「事が収まるまで待て」「例の警官の様子は?」「容疑者を特定している」「信憑性は?」「どうかな?」「何が言いたい?」「“資金提供”をしたらどうだろう?」「ダメだ」「頭を殴られたし、記憶もあいまいなはずだ」「探ってみよう」「頼むぞ」「金で口を封じたい。捜査の手が伸びる前に」。
深夜の階段を登って来るSWATたちと警官。レオの部屋に踏み込み、「動くな! 令状はある!」と叫び、ライトのついたライフルで部屋の中を探し回る。「息子はどこだ?」「何するの?」「逮捕令状だ」「奥さん、大丈夫ですか?」「息子はいないわ。帰って!」「こっちへ。心臓病らしい」「すべて調べろ。武器を捜せ。救急隊員を呼べ」。
ニュースキャスター「リフキン巡査はじき退院です。先日サニーサイド操車場で襲撃された巡査は無事に回復。彼を襲い、主任を殺した犯人について詳細な報告をしたとのことです。犯罪者ファイルで顔写真を見た巡査は24歳の元服役囚レオ・ハンドラーと断定。ハンドラーは現在逃走中。彼について情報をお持ちの方は警察に通報を」。
電話。レオ「俺だよ」ウィリー「レオ、今どこだ? 無事か?」「殺しは濡れ衣だ。どこへも行けず、誰とも話ができない」「すまない。今は力になれない」「いつ戻れる?」「ほとぼりがさめるまで遠くにいろ」「母さんは? 盗聴が心配で電話できない。会ったか?」「……」「ウィリー?」「会ったよ」「母さんは元気か?」「じき良くなる」「どうした?」「別に。世話してるから大丈夫だ」「何があった? 声が変だぞ」「何でもない。安心しろ。今は話せない。でも2週間後に電話してくれ。フランクがうまく片付けてくれる。レオ? 聞いているのか?」「分かった」。
エリカ、帰宅する。レオ「おばさんは?」「なぜ戻ったの? 捕まるわよ。警察が来てたわ」「知ってる。(眠っている母に)母さん、母さん、起きてるかい? 気分は? 心配で会いに来た」。泣き出すレオの母。「母さん、こんな息子ですまない。堅気になって立ち直ろうと誓ったのに。昔は悪いこともした。でもこの殺しは違う。だけど潔白を証明できない。母さんに知っていてほしくて。僕は殺してない」。
レオ「顔を見たから帰る」エリカ「レオ、ウィリーもいたの? 操車場に。彼じゃないわよね?」。泣き出すエリカ。2人、ハグ。レオ「しっかりしないと。結婚するんだろ? 方法を見つけて乗り切るんだ。泣くな。母さんを頼む。また明日来る。医者を呼んでやって」。家を出るレオ。
フランクに刑事「オルチンさん、こちらはトマシーノ刑事で、私の助手です」フランク「ご用件は?」「この男のことで質問が。居場所をご存じで?」「2度会っただけだが、妻が“問題のある子”だと」「雇用関係は?」「いや」「あなたに会いに来たと?」「職を探していたらしいが、採用しなかった」「何か情報があったら連絡を」「もちろん」「お邪魔しました」。
フランク「シーモア、何か動きは?」「事件のことで公聴会がある。悪い知らせだ。昨夜署長と話したが、あの警官はダメだ。マジメで金など受け取らん」「頼むよ。何とかならないか?」「殺人事件なんだぞ! 刑事の用件は?」「レオの行方を追っているんだ。警察より先に捕まえて、始末をつけろ」「どういう意味だ? 正気か?」「事件の全貌が知れたら、区長のクビが飛ぶ。汚職の実態が明らかになる」「別の方法を考えろ。殺すなんて無理だ」「レオは家族同然なんだ。警察の手に渡すな」。
医者「他にできることはない。しばらくは安静に」。医者、出て行く。ウィリー現われ、ドアの外から「エリカ、何度も君に電話したんだよ。どこにいた?」「ここよ」「どうして一度も電話してくれないんだ?」「いろいろあって」「お母さんが何か?」「いいえ、別に」「結婚の話をしたとき不満そうだった」「もう帰って」「君と話がしたい」「話すことないわ」「レオのことが原因か?」「中に入るわ」「待ってくれ、話が……」。エリカ、バタンとドアを閉める。
フランク「聴聞会に呼ばれてる。一緒に来てほしい」キティ「オーケー、姉さんは? どうした?」「レオを見たわ。アパートの階段で」「そうか。面倒なことは困る」。(また明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
P.S 昔、東京都江東区にあった進学塾「早友」の東陽町教室で私と同僚だった伊藤さんと黒山さん、連絡をください。首を長くして福長さんと待っています。(m-goto@ceres.dti.ne.jp)
区長のパーティ。「誕生日おめでとう」。フランク、アーサーを呼ぶが無視される。ポールはフランクに「先に座ってろ。すぐ行く」「どういうことだ? 無視されたんだぞ」「君といるとまずい」「冗談じゃない。選挙に大金を寄付したのに」「事が収まるまで待て」「例の警官の様子は?」「容疑者を特定している」「信憑性は?」「どうかな?」「何が言いたい?」「“資金提供”をしたらどうだろう?」「ダメだ」「頭を殴られたし、記憶もあいまいなはずだ」「探ってみよう」「頼むぞ」「金で口を封じたい。捜査の手が伸びる前に」。
深夜の階段を登って来るSWATたちと警官。レオの部屋に踏み込み、「動くな! 令状はある!」と叫び、ライトのついたライフルで部屋の中を探し回る。「息子はどこだ?」「何するの?」「逮捕令状だ」「奥さん、大丈夫ですか?」「息子はいないわ。帰って!」「こっちへ。心臓病らしい」「すべて調べろ。武器を捜せ。救急隊員を呼べ」。
ニュースキャスター「リフキン巡査はじき退院です。先日サニーサイド操車場で襲撃された巡査は無事に回復。彼を襲い、主任を殺した犯人について詳細な報告をしたとのことです。犯罪者ファイルで顔写真を見た巡査は24歳の元服役囚レオ・ハンドラーと断定。ハンドラーは現在逃走中。彼について情報をお持ちの方は警察に通報を」。
電話。レオ「俺だよ」ウィリー「レオ、今どこだ? 無事か?」「殺しは濡れ衣だ。どこへも行けず、誰とも話ができない」「すまない。今は力になれない」「いつ戻れる?」「ほとぼりがさめるまで遠くにいろ」「母さんは? 盗聴が心配で電話できない。会ったか?」「……」「ウィリー?」「会ったよ」「母さんは元気か?」「じき良くなる」「どうした?」「別に。世話してるから大丈夫だ」「何があった? 声が変だぞ」「何でもない。安心しろ。今は話せない。でも2週間後に電話してくれ。フランクがうまく片付けてくれる。レオ? 聞いているのか?」「分かった」。
エリカ、帰宅する。レオ「おばさんは?」「なぜ戻ったの? 捕まるわよ。警察が来てたわ」「知ってる。(眠っている母に)母さん、母さん、起きてるかい? 気分は? 心配で会いに来た」。泣き出すレオの母。「母さん、こんな息子ですまない。堅気になって立ち直ろうと誓ったのに。昔は悪いこともした。でもこの殺しは違う。だけど潔白を証明できない。母さんに知っていてほしくて。僕は殺してない」。
レオ「顔を見たから帰る」エリカ「レオ、ウィリーもいたの? 操車場に。彼じゃないわよね?」。泣き出すエリカ。2人、ハグ。レオ「しっかりしないと。結婚するんだろ? 方法を見つけて乗り切るんだ。泣くな。母さんを頼む。また明日来る。医者を呼んでやって」。家を出るレオ。
フランクに刑事「オルチンさん、こちらはトマシーノ刑事で、私の助手です」フランク「ご用件は?」「この男のことで質問が。居場所をご存じで?」「2度会っただけだが、妻が“問題のある子”だと」「雇用関係は?」「いや」「あなたに会いに来たと?」「職を探していたらしいが、採用しなかった」「何か情報があったら連絡を」「もちろん」「お邪魔しました」。
フランク「シーモア、何か動きは?」「事件のことで公聴会がある。悪い知らせだ。昨夜署長と話したが、あの警官はダメだ。マジメで金など受け取らん」「頼むよ。何とかならないか?」「殺人事件なんだぞ! 刑事の用件は?」「レオの行方を追っているんだ。警察より先に捕まえて、始末をつけろ」「どういう意味だ? 正気か?」「事件の全貌が知れたら、区長のクビが飛ぶ。汚職の実態が明らかになる」「別の方法を考えろ。殺すなんて無理だ」「レオは家族同然なんだ。警察の手に渡すな」。
医者「他にできることはない。しばらくは安静に」。医者、出て行く。ウィリー現われ、ドアの外から「エリカ、何度も君に電話したんだよ。どこにいた?」「ここよ」「どうして一度も電話してくれないんだ?」「いろいろあって」「お母さんが何か?」「いいえ、別に」「結婚の話をしたとき不満そうだった」「もう帰って」「君と話がしたい」「話すことないわ」「レオのことが原因か?」「中に入るわ」「待ってくれ、話が……」。エリカ、バタンとドアを閉める。
フランク「聴聞会に呼ばれてる。一緒に来てほしい」キティ「オーケー、姉さんは? どうした?」「レオを見たわ。アパートの階段で」「そうか。面倒なことは困る」。(また明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
P.S 昔、東京都江東区にあった進学塾「早友」の東陽町教室で私と同僚だった伊藤さんと黒山さん、連絡をください。首を長くして福長さんと待っています。(m-goto@ceres.dti.ne.jp)
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