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スティーヴン・キング『トム・ゴードンを恋した少女』

2007-06-21 15:56:34 | ノンジャンル
 スティーヴン・キングの新刊「トム・ゴードンを恋した少女」を読みました。
 あらすじは簡単で、母と兄と森の中のハイキングに来ていた9才のレッドソックス・ファンの少女トリシア・マクファーランドが、母と兄が口げんかをしている間に森の中に入って用をたして、近道をして道に戻ろうとして迷ってしまい、何日も森の中をさまよったあげく、助かるという話です。彼女はレッドソックスのクローザーであるトム・ゴードンが勝利をあげた後、天を指差すフォームに夢中になっていて、森でさまよっている間も彼の幻影が現れたり、彼と話をしながら実際には独り言をぶつぶつ言っていたり、そして何より彼女の心の支えになったのは、ラジオでレッドソックス戦の実況中継を聞くことでした。蚊とスズメ蜂の攻撃に常に会い、生傷が絶えず、森の中でわずかに食べられるものを食べ、後半は現実と虚構の区別もつかなくなって、いつ死んでもおかしくない状態にまで追い込まれますが、そこはキング、ハッピーエンドが待っています。
 これだけ単純な話をこれだけ面白く読ませてくれるというのは、さすがキングだと思いました。というか、キングの代表作にしてもいいのでは、と感じています。ということで、「Favorite Novels」の「スティーヴン・キング」の項に、この小説の詳しいあらすじを掲載しています。興味のある方はご覧ください。

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